透析医療のはなし

今朝は、久々にものすごい二日酔いでした。
昨夜は四次元じゃなくて四次会まで飲み歩いたのであります。朝は妻の「庭の紅葉がすごい!」という声で目が覚めました。目をこすりながら庭を見てみると、たしかに紅葉が色鮮やかでした。妻は「これなら、京都に行かなくてもいいわ」とも言っていました。(笑)


わが家の庭の紅葉



今日は金曜日なので、ロータリーのある日です。師走でバタバタしていますが、リーガロイヤルホテル小倉で開かれた小倉ロータリークラブの例会に参加しました。


ロータリーソング斉唱♪



会場に顔を出すと、数人の方から「『ミッショナリー・カンパニー』を読みましたよ」と言っていただきました。ありがたいことです。また、「酒飲む人」こと二村会員に声をかけられ、「今度、武蔵に飲みに行こう!」と言われました。武蔵は二村会員から初めて連れて行っていただいた店ですが、最近、会社でよく利用しています。それにしても、高校の大先輩からの嬉しいお言葉です。その二村会員は今日もソングマスターとして見事にタクトを振られていました。二村会員はサックス奏者でもあるので、非常にリズム感あふれる指揮者ぶりでした。わたしも、いつかサックスを習いたいと思っています。



月初の例会では、誕生日祝いと結婚記念祝いが行われます。まずは、12月に誕生日を迎える会員さんが前に出ました。体調を崩されてずっとお休みされていた末廣会員も久しぶりに元気な姿を見せてくれました。やはり、この方がいないと寂しいです。末廣会員は休養中に『葬式に迷う日本人』と『ミッショナリー・カンパニー』を読んで下さったそうです。
誕生日祝いでは、代表して杣巌会員(昭電テックス相談役)が挨拶をされました。
それから、みんなで「誕生日の歌」を歌いました。



また結婚記念日祝いでは、12月に結婚記念日を迎える会員さんが前に出ました。
代表して児嶋会員(TVQ専務取締役北九州本社代表)が挨拶をされました。
それから、全員で「結婚記念日の歌」を歌いました。
それにしても、こうやってクラブのメンバー全員で祝い合うのは素晴らしいことです。
わたしは、「祝う」という営み、特に他人の慶事を祝うということが人間にとって非常に重要なものであると考えています。なぜなら、祝いの心とは、他人の「喜び」に共感することだからです。それは、他人の「苦しみ」に対して共感するボランティアの対極に位置しますが、両者とも共感という点では同じことではないでしょうか。


人類に奉仕するために頑張ります!



「ニコニコBOX」では、わたしも貧者の一灯を捧げました。
受付でわたしのニコニコの封筒を見た「ダンディ・ミドル」こと大迫会員(ゼンリンプリンテックス会長)が「え、こんなにニコニコするの!」と驚いた声を上げられました。たしかに自分には分不相応な高額のニコニコでしたが、今回は特別です。そのメッセージは、「先月18日、おかげさまで弊社 株式会社サンレーは創立50周年を迎えることができました。今後とも、御指導よろしくお願い申し上げます」でした。すると、盛大な拍手を頂戴して感激しました。
その後、次年度会長予定者である荒木会員(荒木眼科院長)から次年度の理事が発表され、二村会員や大迫会員とともにわたしの名前も読み上げられました。さらに、わたしはプログラム委員長も務めることになりました。なかなか出席できない状況なので不安もありますが、「人類に奉仕するロータリー」のために頑張ります!



わかりやすくてユニークな卓話でした



それから卓話の時間になりました。本日の卓話者は、小倉第一病院の中村院長でした。小倉第一病院さんは全国でも最高の人気を誇る有名病院で、何度も「病院満足度ランキング」の1位に輝いています。中村院長のお父様である中村定敏先生から以前、拙著『老福論』(成甲書房)をお読みいただき、連絡をいただいたことがあります。わたしたちは、北九州市を「高齢者福祉特区」にするという構想について熱く語り合ったものですが、あの中村先生にこんな御立派な息子さんがおられたとは!


わかりやすくてユニークな卓話でした



中村院長の卓話テーマは「慢性腎不全に対する透析医療のはなしと小倉第一病院の取り組み」というものでした。最初は「専門的な話かな?」と思ったのですが、非常にわかりやすく、かつユーモアに溢れた内容でした。中村院長はまだ40代の若さだそうですが、とても話術が巧みで感心しました。わたしも講演をする機会が多いので参考になります。



小倉第一病院の取り組みについての話も勉強になりました。
同病院は全国でも透析医療の草分け的存在ですが、医療器具などの改良をはじめ、数々のイノベーションに挑まれてきたことがよくわかりました。また、大手の病院を副院長クラスを何人もヘッドハンティングされており、つねに積極的に行動されています。さらには、早朝6時から深夜1時まで治療が受けられるなど、「顧客=患者のために」という姿勢が徹底されています。まさに「神ってる!」病院ですね。わが社のようなホスピタリティ・サービス業の会社にとってもじつに得るところの多い素晴らしい卓話でした。中村院長、どうもありがとうございました!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年12月2日 佐久間庸和