中部ブロック研修会

姫路に来ています。2日の午後、ブログ「姫路城再訪」で紹介したように姫路城を訪れた後、互助会の雄である(株)117さんの結婚式場「ラヴィーナ姫路」に向かいました。
ここで全互連の中部ブロック研修会が開催されたのです。
途中で117グループの「冠婚葬祭介護」の看板が目に入りました。


JR姫路駅を背に

迎えのバスの前で、東常務と

姫路に117グループあり!

ラヴィーナ姫路



117さんといえば、冠婚葬祭互助会業界でもナンバーワンの業績の超優良企業です。
山下宗吉会長はわたしの最も尊敬する業界の大先輩ですし、若手経営者のホープである山下社長は年下ながら心から尊敬しています。ラヴィーナ姫路には12時過ぎに到着し、まずは昼食のお弁当を頂きました。


全互連中部ブロック研修会のようす



全互連は、冠婚葬祭互助会の保守本流です。冠婚葬祭互助会とは、その名の通りに「相互扶助」をコンセプトとした会員制組織です。終戦直後の1948年に、西村熊彦という方の手によって、日本最初の互助会である「横須賀冠婚葬祭互助会」が横須賀市で生まれました。そして、横須賀から名古屋へ、さらには静岡へと、全国に広まっていきました。
いわゆる「平安閣グループ」と言われてきた互助会集団が全互連なのです。
そして、中部ブロックこそは全互連の心臓部分といえるでしょう。


会長として挨拶しました



13時20分から始まった中部ブロックの理事会に続いて、14時からブロック研修会が開かれました。冒頭に、当番互助会である117の山下社長から挨拶があり、続いて、わたしが全互連会長として、まずは以下のように挨拶しました。
「今日は、全互連の中核である中部ブロックの会議に参加させていただきます。今朝、姫路城に行ってきましたが、本当に美しい城でした。わたしは天守閣の最上階にある神社に参拝し、全互連加盟互助会各社の平和と発展を祈念しました」


インドの話をしました

互助会は日本人の幸せを支えています!



それから、わたしは先日訪れたインドの話をしました。
インドの結婚事情には深刻なものがあります。というのも、年端もいかない15歳以下の少女が年上の男と強制的に結婚させられているのです。世界保健機関が正式に発表した数字によれば、15歳以下で結婚を強要される少女たちは、なんと毎年1420万人だといいます。この低年齢結婚はインドを中心に、中東やアフリカにも多く見られます。これらの地域では、8歳から15歳の少女が年上の男性と強制的に結婚させられているのです。そして、多くの少女が結婚を理由に教育の機会を奪われています。早過ぎる出産の強制や、それによる死亡例 も多く報告されています。日本のように、七五三や成人式や結婚式で女の子が綺麗な着物を着ることができるとは、なんと幸せなことでしょうか。わたしたちの仕事は、日本人の幸せを支えているのです」と述べました。


懇親会のようす



それから3時間半にわたって、濃密な研修会が行われました。
全互連の中部ブロック研修会に参加すると、本当に勉強になります。
それから17時半からは、会場を変えて懇親会が開催されました。
冒頭、全互連の副会長であり、今回のホスト役でもある117の山下社長が「ようこそ、姫路へ!」と挨拶をされました。


続いて、会長として挨拶しました



続いて、わたしが会長として挨拶をさせていただきました。わたしは「姫路の方はみなさん親切です。姫路駅で改札を通るとき、切符をなくしたことに気づきました。駅員さんに事情を説明させていただいたところ、笑顔で『どうぞ、どうぞ!』と言って下さいました。あれが北九州なら、犯罪者扱いされていたと思います」と言うと、大受けしました。


中部ブロックは全互連の中核です!

今年の総会をぜひ大成功させましょう!



それから、「会長として各地のブロック会議を回っていますが、中部は凄いです。今日の研修会も大変勉強になりました。やはり中部ブロックこそは全互連の中核であると改めて思入りました。今年は北陸で総会が開催されますが、ぜひ大成功させましょう!」と述べました。
続いて、全互連の副会長である名古屋冠婚葬祭互助会の土、田会長が乾杯の音頭を取り、華やかに懇親会がスタートしました。わたしは多くの方々とお話をさせていただきましたが、中日映像出版の取締役部長である舘祐司さんからツーショットの記念撮影を求められました。舘さんはブロガーでもあるのですが、わたしの「庸軒ごよみ2016」が欲しくて昨年末にサンレー本社まで取りに来られたそうです。


大いに語り合いました



懇親会では山下副会長をはじめ、業界の仲間とも大いに意見交換しました。
途中で、117の誇るパティシエのみなさんが入場され、さまざまなスイーツを披露して下さいました。どれも大変美味しそうでしたので、わたしは普段は甘いものを食べないのですが、バナナパイと洋梨のタルトと2個も頂戴してしまいました。洋梨のタルトを食べるときは「俺も用なしだから共食いだ!」と叫んだのですが、お隣の山下社長が「何をおっしゃいますか!」と突っ込んで下さったので救われた思いがしました。(苦笑)



懇親会の最後は、次期当番互助会である今治冠婚葬祭互助会の青野社長による中締めの挨拶があり、全員で一本締めをしました。その後、会場を変えて二次会が開催されましたが、おでんやニュウメンなどが用意されていて、117さんの超一流の「おもてなし」を感じることができました。初めて食べる「姫路おでん」はとても美味しかったです。
やっぱり、全互連の仲間と飲むお酒は最高です!


これが「姫路おでん」だ!!



明日は朝一番の新幹線で小倉に戻ります。明日の夜はブログ「五木寛之講演会」で紹介したサンレー創立50周年記念のイベントが開催されます。
新たに創設した「サンレー文化アカデミー」の第一弾となるイベントです。
わたし自身、五木さんの大ファンですので、とても楽しみです!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年3月3日 佐久間庸和