天空葬

ブログ「新聞取材ラッシュ」で紹介したように、11月9日に「毎日新聞」経済部の石田宗久記者の取材を受けました。そのときの記事はブログ「80冊目の著書出版」で紹介したように11月13日の朝刊に掲載されましたが、12月2日の夕刊にもうひとつの記事が掲載されました。


毎日新聞」12月2日夕刊



記事は「憂楽帳」というコーナーで、「天空葬」のタイトルで以下のように書かれています。
「故人を宇宙へ葬送する『天空葬』。米エリジウム・スペース社と提携し、北九州市の冠婚葬祭会社、サンレーが募集している散骨の一種、いわゆる宇宙葬だ。遺灰を納めた1センチ四方のカプセルは人工衛星に搭載されて打ち上げられ、数年間地球を周回した後、大気圏に再突入して文字通り、流れ星になる。
エリジウムギリシャ神話の極楽浄土を意味する。米航空宇宙局(NASA)の元技術者のトーマス・シベ氏が2年前に創業した。作家、一条真也の顔を持つサンレー社長の佐久間庸和さんは1991年に出版した自著『ロマンティック・デス』が、シベ氏の創業に影響したことを知り驚いた。その中で『月への送魂』を唱えた佐久間さんは『月は、古くから世界各地で普遍的な信仰の対象だった』と語る。昨年来日したシベ氏の希望でふたりは初対面を果たし、今後は遺灰を積んだ衛星を墓標代わりに月面に届ける『月面葬』も計画している。
『夜空に浮かぶ月を見るたびに故人を思うことができる』と佐久間さん。
送られる人と、残される人をつなぐ供養の一つの形だ」



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年12月3日 佐久間庸和