夏越の神事

今日から7月です。時の流れは本当に速いですね。今朝、サンレー本社において夏越大祓式の神事が執り行われました。皇産霊神社の瀬津隆彦神職をお迎えし、これから暑い夏を迎える前に、会社についた厄を払って社員全員の無病息災を祈願しました。


夏越大祓式のようす

わが社は儀式を大切にしています

わたしも玉串奉奠しました

柏手を打ちました



わが社は「礼の社」を目指していることもあり、会社主催の儀礼や行事を盛んに行っています。もともと、「社」というのは「人が集まるところ」という意味です。神社も、会社も、人が集まる場としての「社」なのですね。今日は、祭主を務める佐久間進会長に続いて、わたしが玉串奉奠して、社員のみなさんとともに二礼二拍手一礼しました。


神事終了後に挨拶する佐久間会長



神事終了後には佐久間会長が「これで、みなさんは健康に夏を乗り越えられるでしょう」と挨拶しました。わが社では、このような儀式をとても大切にしています。
わたしは現在、『儀式論』(仮題、弘文堂)という本を書く準備を進めているのですが、昨日、担当編集者である外山千尋さんから「ブログを読むと、ずっと儀式というテーマについてお考えになっていらっしゃることがよくわかります」と言われました。その通りです。わたしは、いつも「儀式とは何か」について考えています。そして、儀式とは「魂のコントロール術」であり、「人間を幸福にするテクノロジー」であると思っています。


総合朝礼で社長訓示を行いました



夏越の神事を終えた後は、恒例の月初の総合朝礼を行い、社長訓示を行いました。
まず、今年の上半期の予算を達成できたことを社員のみなさんに報告しました。
それから、稲盛流コンパならぬ「サンレー流コンパ」の話をしました。


サンレー流コンパについて話しました

車座で心開いて酒を飲む 縁で集いし同志とともに


ドラッカーの大著『マネジメント』によれば、まず、マネジメントとは、人に関わるものです。その機能は、人が共同して成果をあげることを可能とし、強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることです。マネジメントとは一般に誤解されているような単なる管理手法などではなく、徹底的に人間に関わってゆく人間臭い営みなのです。
すべての組織とは、結局、人間の集まりにほかなりません。そこで働く人々の「こころ」を1つにすることが何よりも大切です。みなさんの職場でも、ぜひサンレー流コンパを開き、心を開いて語り合っていただきたい。会社もサポートさせていただきます。以上のような話を総合朝礼で行い、最後に次の歌を詠みました。




車座で心開いて酒を飲む
     縁で集いし同志とともに(庸軒)




社長訓示の後は、「本日の誕生日祝い」の時間です。
今日は、秘書室の小林さんにバースデーカードとプレゼントをお渡ししました。
冠婚葬祭も介護も、そして誕生日祝いも、すべては「天下布礼」の一環です。
わたしたちは、これからも「人間尊重」というミッションを追求していきたいと思います。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年7月1日 佐久間庸和