米沢&山形の旅

ブログ「全互連総会」に書いたように、16日、山形県の米沢に来ました。
『永遠葬』のゲラ・チェックなどをしていて、昨夜はほとんど寝ていません。早朝、お腹が空いたので6時半に朝食会場に行くと、全互連の小泉専務理事(日冠社長)が一番乗りで朝食を取っていました。わたしたちは並んで食事しながら、昨日の総会や懇親会を振り返りました。米沢は牛肉だけでなく漬物も名物ですが、まるでブドウのような「丸茄子漬け」が絶品でした。


17日朝の米沢は曇り空

米沢名物の「丸茄子漬け」が絶品でした



翌17日の朝からはオプションの米沢&山形観光に同行しました。
全互連の総会というのは、必ず観光ツアーがオプションで付きます。
各地の名所を仲間と一緒に回るのは至福のひとときです。道すがら、業界の諸問題についての意見交換をしたりもします。また、互助会経営者の奥様方なども参加されるので、ファミリー感覚で全互連の結束力が強まります。この観光ツアーは人間関係を良くする魔法なのです。


上杉家御廟所にて

「毘」の軍旗の下で



8時45分にホテルを出発して、まずは「上杉家御廟所」を訪れました。ここは、戦国最強の武将として名高き上杉謙信を藩祖とする米沢藩の上杉家歴代藩主の御廟所であり、国指定史跡となっています。尊敬する上杉鷹山公のお墓詣りができて感無量です。


上杉神社にて

上杉謙信公家訓十六ヶ条」

上杉謙信公の銅像

上杉鷹山公の銅像



次にわたしたちが向かったのは、「上杉神社」です。
わたしが最も尊敬する戦国武将である上杉謙信を祭神とする神社です。
上杉神社が鎮座する米沢市松が岬公園は、かつては米沢城の本丸などがあった中心部にあたります。中央に上杉神社、濠外東方に松岬神社、同南方に上杉記念館(旧上杉伯爵邸)・市立児童会館があります。また、上杉謙信公像・上杉鷹山公像をはじめ、春日神社・福徳稲荷神社・招魂碑・上杉謙信公祠堂跡・曦山公碑・伊達政宗生誕の地標柱等があります。


稽照殿の前で

稽照殿の前庭で

さくらんぼ直売所で

山形市へ向かうバスの車中で



また上杉神社の境内には、「稽照殿」という宝物殿があります。
写真撮影禁止は仕方がないものの、図録も販売されておらず、残念でした。
稽照殿の前庭には、美しい噴水池や石碑がありました。
それから、バスで1時間半ほどかけて、米沢市から山形市へ移動しました。


「風雅の国」にて

「山寺芭蕉記念館」の前で

金澤翔子記念館」の前で



そして、わたしたちは「風雅の国」という場所に行きました。
ここは、各種の美術館や土産物店などが集まっている場所です。
天使」こと金澤翔子さんの記念館もあり、500円の入場料を払って見学しました。
金澤さん、懐かしいですね。元気にされているでしょうか?
ここには「山寺芭蕉記念館」というものもあるのですが、俳聖・松尾芭蕉とともに記念館を構えるとは・・・・・・翔子さん、凄すぎる!


昼食を取りました

山寺立石寺にて

根本中堂の前で祈る

幸福の鐘」がありました



それから、わたしたちは「ふもと屋」という店で昼食を取りました。山形名物の芋煮が美味しかったです。食後は「山寺」の通称で親しまれている立石寺という天台宗寺院を訪れました。
長い石段を上ると、有名な「根本中堂」があります。この奥には「不滅の法灯」がともっています。公式HPには次のように紹介されています。
伝教大師が灯し比叡山より分けられた法灯を建立当時以来一千百数十年の間一度も消えることなく仏法の護持を示す光としてお護りしてきました。過去に織田信長に焼討で本山延暦寺の法灯が消えた際、再建時には逆に立石寺から分けたといわれています」


JR山形駅にて

この人は山形県知事さんです!

山形から新幹線つばさ148号で大宮へ・・・

大宮から新幹線はくたか573号で金沢へ・・・

車中で「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」を食す

味噌カツ・ひつまぶし風弁当」の中身はこんな感じ



山寺立石寺を下りたわたしたちは、一行を離れて、一路、JR山形駅に向かいました。
明日の午前中、石川県に新しく建設する「加賀紫雲閣」の起工式が行われます。
そのために、どうしても今日中に金沢入りしなくてはならないからです。
山形駅から15時46分発の東北新幹線つばさ148号に乗って、18時10分に大宮駅に着きました。そこから18時30分発の北陸新幹線はくたか573号に乗って、20時54分に金沢駅に到着しました。金沢駅の改札口には、サンレー北陸の東孝則常務が迎えにいました。東常務は明後日の19日に誕生日を迎えるそうです。


JR金沢駅に到着しました



なお、それぞれの訪問場所について詳しく知りたい方は、ブログ「上杉家御廟所」ブログ「上杉神社」ブログ「稽照殿」、ブログ「山寺立石寺」をお読み下さい。
今回は、敬愛してやまない上杉謙信公および上杉鷹山公の面影に触れることができ、幸せでした。謙信公の「非道を知らず存ぜず」、鷹山公の「成せばなる 成さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり」をこれからも心の支えにして生きていきたいと思います。


絶歌

絶歌

昨夜はほとんど寝ていないので、さすがに疲れました。
クタクタの体で金沢の定宿にチェックインして、PCを立ち上げ、メールボックスを開きました。すると、懇意にしている某編集者から「『絶歌』の書評は書かれないのでしょうか。あの本にどのように切り込むのか非常に興味があります」とのメールが届いていました。
じつは、この本、16日に上京したとき、浜松町にある大型書店で山積みにされて売られていました。わたしは、この本を「出すべきではない本」と思っています。しかし、内容を読んだ上で発言しなくてはと思い、1冊購入しました。大宮から金沢までの新幹線の車中で一気に読了しました。この本のキーワードが「儀式」と「グリーフケア」であることがわかりました。ならば、わたしが語らないわけにはいきません。近いうちに書評ブログをアップする予定です。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年6月17日 佐久間庸和