認知症について


ブログ「運転免許証更新」に書いたように、免許証の再交付を受けました。その後、わたしは北九州運転免許試験場からリーガロイヤルホテル小倉へと向かいました。19日は金曜日なので、 小倉ロータリークラブの例会が開かれるのです。


本日の例会のようす

重松会員からプレゼントされた本



じつに久々に通常例会に参加しましたが、わたし宛に1冊の立派な本が届けられていました。小倉競馬場の重松場長から贈られた、『神永昭夫の軌跡 ガンバレ柔道ニッポン』(全日本実業柔道連盟)という本です。重松場長は明大柔道部監督として、かの小川直也選手や吉田秀彦選手を指導された猛者です。わたしが書いたブログ「競馬と柔道」を読まれて意気に感じられ、この貴重な本をプレゼントして下さったのです。これは本当に嬉しい! 正月にでもゆっくり読ませていただきます。重松場長、ありがとうございました!



この日は、会報委員会の副委員長であるわたしが写真撮影を担当しました。ふだんからブログ用に撮影するのが習慣なので、まったく苦にはなりませんでした。加藤ソングリーダーの指揮によって「それでこそロータリー」が歌われ、続いて小島会長によるスピーチがありました。小島会長は「海外出張」をテーマに、非常に興味深いお話をされました。



今週のクラブ週報には、ブログ「年忘れ家族夜間例会」で紹介した忘年会の特集ページがあり、わがファミリーの写真も掲載されていました。お目当てのウイスキーをオークションで競り落としたわたしの顔の幸せそうなこと!(笑)
それから「にこにこBOX」では、わたしも“貧者の一灯”をさせていただきました。
内容は「16日に『超訳 空海の言葉』、17日に渡部昇一先生との対談本である『永遠の知的生活』が出版されました。今年の良き締めくくりとなりました」というものです。
じつは、この頃、アマゾンでは大変なことが起こっていました。
詳しくは、ブログ「最新刊の2冊がベストセラー1位に!」をご覧下さい。



そして、卓話の時間となりました。本日は会員卓話として、(医)杏和会 平尾台病院の理事長で院長である長森会員が「認知症について」をテーマに話されました。長森会員は、認知症オーソリティーとして知られます。
用意されたレジュメに沿って、「認知症高齢者の現状」「MCI(Mind Cognitive Impairment)」「MCIの人への対応」「MCIの人への対応(2):何をどう伝えるか」「認知症の診断基準(DSM)」「家族が最初に気づいた日常生活の変化」「加齢に伴うもの忘れと認知症のもの忘れ」「認知機能障害のアセスメント」「記憶障害のアセスメント」「見当識障害のアセスメント」「地域包括ケアシステム」などが説明されました。


家族が最初に気づいた日常生活の変化



気になったのは、「家族が最初に気づいた日常生活の変化」です。
レジュメには、以下のような症状が書かれていました。
●同じことを何回も言ったり聞いたりする
●財布を盗まれたと言う
●だらしなくなった
●いつも降りる駅なのに乗り過ごした
●夜中に急に起き出して騒いだ
●置き忘れやしまい忘れが目立つ
●計算の間違いが多くなった
●物の名前が出てこなくなった
●ささいなことで怒りっぽくなった



この中で気になるのは「財布を盗まれたと言う」です。
実際、わたしは最近、タクシー内に置き忘れた財布をネコババされました。
でも、長森先生の「よく忘れ物をするという人はご用心!」という言葉を聞いて、ドキリとしました。というのも、財布の他にも、先日の東京出張では自宅にケータイのアダプターを忘れ、社長室には腕時計を忘れたからです。東京では大変不便な思いをしました。年末でハード・スケジュールに忙殺されているせいもあるのでしょうが、どうにも忘れ物が多くなったのは事実です。あと、「ささいなことで怒りっぽくなった」も当てはまる?



永遠の知的生活』では、渡部昇一先生と「記憶」について語り合い、「読書する人は記憶力が衰えない」などと言っていたのに情けない限りです。(涙)
長森先生いわく、65歳以下の人の認知症も多く、それを「若年性認知症」というのだそうです。現在、40代や50代の人に認知症が増えているそうです。
わたしも若年性認知症ではないかと心配になります。



ところで、今日の例会ではアクシデントがありました。
長森先生の会員卓話の最中、ある高齢の会員の方の体調が悪くなったのです。
そのとき、会場にいた数人の医師の会員さんたちが迅速に処置をされました。
わたしは、「そうだ、この場にはあらゆる世界のプロフェッショナルが揃っているんだ」と改めて痛感し、「ロータリーはすごいなあ!」と思いました。メンバーの方々の仲間を気遣う「ロータリー愛」にも感銘を受けました。その方のご無事を心より願っています。



例会が終了して、わたしは迎えの車に乗ってサンレー本社に帰りました。
すると、しばらくしてリーガロイヤルホテル小倉から電話が・・・・・・なんと、わたしがコートとマフラーを会場に忘れていたという内容でした。ガチョーン!( ̄□ ̄;)!! 「わたしも若年性認知症ではないかと心配になります」などと言っている端から、また忘れ物をしてしまった! なんだか、本当に心配になってきました┐(´〜`;)┌ 



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年12月19日 佐久間庸和