『冠婚葬祭の歴史』出版記念パーティー

東京に来ています。16日に激しい雨が降りましたが、17日は素晴らしい快晴。
朝、わたしは浜松町にある結婚式場「エルブライトハウス」に向かいました。
ここは、熊本に本社のある互助会セルモ・グループの施設です。今日は、この場所でブログ『冠婚葬祭の歴史』で紹介した本の出版記念パーティーが開かれるのです。


会場になった浜松町の「エルブライトハウス

「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」のようす



まずは10時から、わたしが副座長を務めている「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の今年最後の研究会が開かれました。今回は、10月のミャンマー訪問の報告会ということで、いつも以上に内容の濃い研究会となりました。メンバーである国立歴史民俗博物館の山田准教授が「ミャンマーの葬儀」および「台湾の葬儀」について全体的な報告をして下さいました。


山田准教授が報告されました

ミャンマーの霊柩車について語る山田准教授

台湾の葬儀について語る山田准教授

非常に興味深い報告でした



そして11時半からは、『冠婚葬祭の歴史』互助会保証株式会社・一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会編(水曜社)の出版記念パーティーが開かれました。わたしも通読しましたが、類書のない好著だと思います。表紙には、日の丸に水引、富士山に青海波・・・・・・非常にシンプルで、センスの良さが光ります。


冠婚葬祭の歴史

冠婚葬祭の歴史


全互連から、祝いの胡蝶蘭を贈りました



パーティーの冒頭、関係者で記念撮影をしました。
この業界の中でもめったに揃わない異色の豪華メンバーが集結して、一緒にカメラに収まりました。それから、互助会保証の藤島社長の挨拶があり、藤島社長は「非常に意義深い本を出すことができました」と感慨深く述べられました。続いて全互協の齋藤斎会長が挨拶され、「これまで図書館などで探しても、こういう冠婚葬祭の通史はなかった。とても貴重だと思います」と述べられました。それから、そのまま齋藤会長が乾杯の音頭を取られました。



続いて、著者の方々が挨拶をされました。同書の執筆陣は、「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の学識者メンバーが中心で、山田慎也(国立歴史民俗博物館准教授)、田口祐子(國學院大學大学院特別研究員)、石井研士(國學院大學教授)、田中大介(桜の聖母短期大学キャリア教養学科准教授)、小谷みどり(第一生命経済研究所主任研究員)といった方々です。今日は石井教授と田中准教授が所要のため欠席で、山田、小谷、田口の各氏が挨拶をされ、同書にかける想いを述べられました。



それから版元を代表して、「出版界の預言者」こと水曜社の仙道弘生社長が挨拶をされました。仙道社長は「学問の王道は歴史と数学ですが、良き歴史の本を作ることができて嬉しく思っています。資料としてはもちろんですが、商売のネタもたくさん隠されている本です」と述べました。ちなみに、水曜社さんには、京都大学こころの未来研究センター教授の鎌田東二先生との共著『満月交感 ムーンサルトレター』上・下巻、全互協主催のシンポジウムの内容をまとめた『無縁社会から有縁社会へ』なども作っていただきました。さらには、現在で114信を数えている「ムーンサルトレター」が120信になったら、『満月交感 ムーンサルトレター』の続編も作っていただくことになっております。



さらに15時からは場所を新橋に移動して、今年最後の全互協の理事会が開催されました。
業界も大きな過渡期にさしかかっており、話し合う問題は多いのです。
非常に慌ただしい一日でしたが、ずっと業界の仲間と一緒で、良い情報交換ができました。



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2014年12月17日 佐久間庸和