ニューヨーク4日目

ニューヨーク4日目となる9月21日、ニューヨークは曇りでした。
この日は日曜日ということもあって、自由行動でした。わたしは、ミュージカルや美術館の鑑賞も考えたのですが、昼過ぎからヤンキースタジアムで野球観戦をすることにしました。


9月21日のニューヨークの曇り空



なんと、この日のヤンキース戦では、右肘じん帯の部分断裂で故障者リスト(DL)入りしていた「マー君」こと田中将大投手が75日ぶりに復帰登板するというので、応援に行ったのです。


地下鉄の駅にて

地下鉄ホームのようす



野球観戦の希望者は午前11時にホテルのロビーに集合ということで、それまでの時間は部屋で執筆作業をしました。11時になって集合すると、わたしたちは地下鉄でヤンキースタジアムに行くことになりました。ブログ「ある戦慄」で紹介した映画のイメージで、「ニューヨークの地下鉄は怖い!」と思い込んでいたので、そのことを近くにいた人に話すと、「佐久間さん、何十年前の話ですか。今はまったく安全ですよ!」と笑われました。


地下鉄の車内で



わたしはポロシャツの上にジョルジオ・アルマーニのブルゾンを羽織り、前日に求めたヤンキースの公式キャップをかぶって地下鉄に乗り込みましたが、セレモニーの木村亮取締役から「長年、ニューヨークに住んでいる人みたいですね」と言われました。地下鉄の中にはヤンキースのキャップをかぶったり、Tシャツを着ている人が本当に多かったです。


パストラミ・サンドを食べました

見てみ、このボリューム!

久々にコーラを飲みました



一度乗り換えて、それから15分ほど走って、目的の駅に着きました。
わたしたちはまず腹ごしらえをすることにしました。それで、サンドウイッチのチェーン店「BECK‘S」に入りました。みんな同じ注文をということで、同店の名物であるパストラミ・サンドにコーラを注文しました。パストラミ・サンドおよび付け合せのコールスローは美味しかったですが、とにかくボリュームが大き過ぎてギブアップしました。あと、何十年かぶりにコーラを飲みましたが、久々に飲むと新鮮で味わい深かったです。


ヤンキースタジアムの偉容



食事を済ませたわたしたちは、店から歩いてヤンキースタジアムに向かいました。ヤンキースタジアムを訪れたのは生まれて初めてですが、ホーム球場での最後の日曜日ゲームということで、超満員でした。とにかく、その熱気に圧倒されました。アメリカ人は本当に野球というスポーツを愛していることがわかりました。フットボールやバスケットもいいですが、アメリカ人はやっぱり野球が一番好きだと思います。


球場内には歴代名選手の写真が並びます



球場内には、ずらりと歴代の名選手の写真が並んでいました。
それを見て、わたしは両国国技館の歴代優勝力士の額を連想しました。
相撲が日本の国技であるように、野球はアメリカの国技なのだと思いました。


田中将大選手(マー君)の雄姿

セレモニーの志賀社長と



試合の内容ですが、もう最高でした! マー君は先発でちょうど70球を投げて5回1/3を5安打1失点、4奪三振で7月3日以来の13勝目(4敗)を挙げました。マー君の降板後は、リリーフ陣が踏ん張り、打撃陣も追加点を挙げヤンキースが5―2で勝ちました。


イチロー選手の雄姿



チームメイトであるイチローマルチヒットを放って、マー君を援護射撃してくれました。
盗塁もばっちり決めました。同じヤンキースタジアムのマウンドに、背番号31と背番号19が並んだ場面を肉眼で見ることができて幸せです。
ヤンキースの対戦相手であるブルージェイズには、川崎宗則選手も出場していました。わたしは、69年前に戦争をして殺し合ったアメリカ人と日本人が同じチームメイトとしてベースボールを行っている姿を見て、「ああ、これが平和だ」としみじみと感動しました。
詳しくは、ブログ「ヤンキース戦」をお読み下さい。



試合終了の少し前にヤンキースタジアムを出たわたしたちが歩いていると、日本から来たフジテレビの撮影クルーに遭遇し、なんとわたしが取材を受けました。その様子をみなさんが撮影してくれていましたので、後日、お見せできると思います。


公式ユニフォームを購入したショップ



それから、わたしたちはショップに寄って、さまざまな記念グッズを求めました。わたしは「19番」のマー君と「31番」のイチローの公式ユニフォームを買いました。
すると、三重平安閣の松嶌社長から「佐久間社長、一体それをどこで着るんですか?」と言われました。見ると、彼の手にも購入した公式ユニフォームの袋がありました。わたしは「全互連の理事会で着てみようかな」と言って、松嶌社長と2人で大笑いしました。



それから、わたしたちは再び地下鉄に乗って、ホテル近くの駅まで戻りました。
ホテルに戻ると、わたしはさまざまな書き物をしました。
じつは、この日、『決定版 終活入門』(実業之日本社)の見本がついに出たので、それに関係するメールやブログを書いたのです。日本に帰国して、生まれたばかりの最新刊を手に取るのが楽しみで仕方がありません。


山王飯店(TANG PAVILION)

冒頭、わたしが挨拶しました



そして、「ニューヨーク最終の夜」となる21日の夕食会が、今回の視察の打ち上げをかねて「山王飯店(TANG PAVILION)」で開かれました。
最初に全互連の会長として、わたしが挨拶しました。わたしは「今回の海外視察は、初めての試みということで参加者がいないのではないかと心配していましたが、こんなに多くの方々が、また素晴らしい方々が御多忙にもかかわらず参加して下さり、心より感謝しています。今後も全互連をよろしくお願いいたします。どうか、日本のご自宅に無事に帰られるまではお気をつけ下さい。本当に、ありがとうございました」と述べました。
それから、あいネット静岡の杉山社長が「有意義な視察旅行でした。これからも海外視察で勉強していきましょう!」と述べ、乾杯の音頭を取って下さいました。


わがフォーチュンクッキーのメッセージ



山王飯店の店内は満席で、非常に活気がありました。
やはり、中華は大勢で食べたほうが美味しいですね!
食後に、「フォーチュンクッキー」が出されました。
わたしの分を2つに割ると、中から小さく折り畳んだ紙が出てきました。
「This is really a lovely day.Congratulations!」と書かれていました。
わたしの心の中で「恋するフォーチュンクッキー」が流れ始めました♪


それにしても毎晩、全互連の仲間と食事ができて、本当に幸せでした。
業界の明日につながる有意義な話もたくさんできました。
翌日は、8時半にホテルをチェックアウトし、空港へ向かいます。
10時に空港に着いて、12時半のNH009便で成田へ飛ぶ予定です。
それでは、おやすみなさいzzz



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年9月22日 佐久間庸和