「ふくおか経済」取材

8月1日は、多くの予定が詰まっていました。
ブログ「体験的報道番組論」で紹介した小倉ロータリークラブの例会終了後、わたしはリーガロイヤルホテル小倉からサンレー本社に戻りました。


「ふくおか経済」の取材を受けました



サンレー本社の貴賓室で、わたしは「月刊ふくおか経済」誌のインタビュー取材を受けました。同誌は、九州の名門経済誌です。わたしも毎月、愛読しています。わが社も、よく記事に取り上げていただき、いつも感謝しています。今日も、同誌の八尋修平さんが取材に来てくれました。八尋さんは心優しいナイスガイです。


全互連の会長就任について話しました



今日の取材は、まず全互連の会長就任に関する質問から始まりました。
わたしは、全互連について簡潔に説明しました。正式名称は全国冠婚葬祭互助会連盟で、かつては「平安閣グループ」と呼ばれた冠婚葬祭互助会の保守本流です。互助会とは、その名の通りに「相互扶助」をコンセプトとした会員制組織です。終戦直後の1948年に、西村熊彦という方の手によって、日本最初の互助会である「横須賀冠婚葬祭互助会」が横須賀市で生まれました。横須賀から名古屋へ波及し、そこで大きく花開きました。さらには静岡や姫路へ、そして日本全国に広まっていきました。



6月3日に熊本で開催された全互連第56回定時総会において、わたしは会長の要職をお引受けすることになりました。最初に会長のお話を頂いた時はまさに青天の霹靂でした。しかしながら熟慮の結果、不肖の身を顧みず、甚だ微力ながら冠婚葬祭業界並びに全互連加盟互助会の発展のために会長をお引受けすることにしました。今こそ「相互扶助」という初期設定と、「有縁社会」を再生するためのアップデートが求められています。


新会長としての抱負を述べました



繰り返しますが、全互連は冠婚葬祭互助会の保守本流です。
保守とは、守るべきものを守るために改革することです。守るべきものとは、「文化の核」としての日本人の儀式であり、それを支える「相互扶助」の心です。それらを守る全互連とは、ある意味で日本文化を守る「文化防衛軍」かもしれません。わたしは全互連の新会長として、互助の心を取り戻し、有縁社会を再生するため全力で臨む覚悟です。


宅食事業についても話しました

終始、笑いの絶えないインタビューでした



次に、7月7日に新規事業としてスタートした宅食事業についての質問がありました。担当者であるサンレー流通事業課の梅林研課長とともにインタビューに答えました。
現在、「ごちそう弁当」と「ヘルシー弁当」という2種類の手づくりのお弁当をご自宅まで配達しています。とりあえずは、松柏園ホテルの近隣エリアから販売を開始していますが、今後は順次エリアを広げていく予定です。弁当の写真が入ったチラシを渡すと、八尋さんは「うわーっ、美味しそうですね!!」と叫んでいました。今度、ぜひ実際に食べていただきたいですね。


4大「メモリアル・イノベーション」を語りました

宇宙葬」について説明しました



それから、いま大きな話題となっている「宇宙葬」について質問されました。担当者であるサンレー紫雲閣事業課の市原泰人課長とともにインタビューに答えました。
わたしは、「宇宙葬」以外のメモリアル・イノベーションについても話しました。まずは、日本人の他界観から説明を始めました。日本人の他界観を大きく分類すると、「山」「海」「月」「星」となります。そして、それぞれの他界観に対応したメモリアル・イノベーションとして「樹木葬」「海洋葬」「月面葬」「宇宙葬」が注目されています。サンレーでは、これら4つのメモリアル・イノベーションを同時に推進しています。


多くの質問を受けました



今日は、以上のような話をさせていただきました。
八尋さんから、次々に鋭い質問が繰り出され、わたしは「この人は、サンレーについて関心が高いなあ。ありがたいことだなあ」と思いました。その後、松柏園ホテルの新築工事コンセプトおよび大里紫雲閣の内装についての打ち合わせが予定されていたため1時間ほどのインタビューとなりましたが、非常に充実した内容だったと思います。このインタビュー記事は「月刊ふくおか経済」の来月号に掲載されるそうです。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年8月1日 佐久間庸和