豊崎紫雲閣起工式

22日の午後、福岡空港からANA489便で那覇空港まで飛びました。
昨日は、台風の被害状況などをチェックしました。そして今日、23日の11時15分から沖縄県豊見城市豊崎で、新しい紫雲閣の新築工事起工式および安全祈願祭が行われました。


テントを張って新築工事起工式を行いました

起工式のようす(暑い!)



沖縄で7番目、全国で60番目の紫雲閣の名前は「豊崎紫雲閣」です。
真夏の起工式というと、クーラーなしのテントの中で略礼服を着るのが辛いのですが、ここ沖縄では“かりゆしウェアー”が夏の正装なので助かりました。
また、テント内には大きな扇風機が何台も置かれていました。
この日は台湾を襲っている台風の影響からか外も風が強く、テントの中でも外でも強風に煽られて、ヅラが吹っ飛びそうでした。(笑)わたしの他にもサンレー沖縄にはヅラの愛用者が多いようで、みんな困った顔をしていましたね。(笑)


神事を執り行う波之上宮の辻権禰宜

一同礼!

敷地祓いをする辻権禰宜



豊崎紫雲閣」の設計・施工は株式会社屋部土建さんにお願いしました。
神事は、波上宮の辻信彦・権禰宜にお願いいたしました。波上宮ブログ「波の上ビーチ」で紹介した那覇の宗教共生ゾーンにある地元を代表する神社です。イザナミノミコトを御祭神としています。その隣は寺院で、真言宗高野山派の波上山護国寺です。
さらにその隣は孔子廟至聖廟孔子道教の神々がともに祀られています。孔子廟に祀られている孔子像は、なんと「孔子の子孫」こと世界孔子協会の孔健会長が寄贈したものだそうです。ここでは、わずか数百メートルの圏内に道教も含め、神道、仏教、儒教の宗教施設が隣接しています。いわば、異なる宗教が共生しているのです。まさに、「沖縄のチャンプル文化ここにあり!」を見せつけられる思いがします。


わたしが「刈初の儀」を行いました



起工式の中心は、いわゆる地鎮祭です。地鎮祭は、「安全祈願祭」「鎮地祭」「土祭り」「地祭り」「地祝い」などとも呼ばれます。地鎮祭では、土地の四隅に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場とします。祭場の中には木の台(八脚台という)を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ)を立てて祭壇とします。神籬とは、大榊に御幣・木綿を付けた物です。これに神を呼ぶのです。さらに祭壇には、酒・水・米・塩・野菜・魚といった「供え物」を供えます。起工式では「地鎮之儀」が行われます。今日は、施主であるわたしが「刈初の儀」、サンレー沖縄の高橋幹之相談役が「鍬入の儀」、株式会社屋部土建の津波達也社長が「杭打の儀」を行いました。


玉串奉奠後に拝礼しました

二礼二拍手一礼しました



その後、玉串奉奠では、最初にわたしが玉串を奉奠し、二礼二拍手一礼しました。続いて、高橋相談役、津波社長、サンレー沖縄の小久保達美・事業部長、黒木昭一・紫雲閣事業部部長が玉串奉奠しました。その後、波上宮の辻権禰宜の乾杯発声で神酒拝戴しました。


施主挨拶をしました

日本人の「こころ」についてお話しました



みんなで神酒を頂いてから、最後はわたしが施主挨拶をしました。
わたしは、「日本の『仏式葬儀』には儒教の要素が大きく入り込んでおり、いわば『仏・儒合同儀礼』ともいえるハイブリッド・セレモニーなのです。しかし、その舞台であるセレモニーホールを建設する際には、神道による『地鎮祭』が執り行われるというのが面白いですね。
やはり、仏教や儒教に関わる儀式の舞台を作る上でも、その土地の神様(氏神)に土地を使わせていただくことの許しを得なければならないのです。ここに、わたしは日本人の『こころ』が神道・仏教・儒教の三本柱によって支えられていることを痛感します」と述べました。


安全第一でお願いします!

波上宮の辻権禰宜



また、続いてわたしは「今年は北九州市を中心に8つの紫雲閣をオープンする予定ですが、この豊崎紫雲閣の場合は、絶好の立地ということもあり、大きな期待が寄せられています。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています。最後に、何は置いても、工事は安全第一でお願いします」と述べました。終了後に、辻権禰宜から「素晴らしい御挨拶でした!」と言っていただき、恐縮しました。


豊崎紫雲閣のイメージパース

昼食会の冒頭で挨拶しました

美味しい二段弁当をいただきました



豊崎紫雲閣は2014年12月5日に完成予定です。
なお、起工式の終了後はマリエールオークパイン那覇に移動して、昼食会が開かれました。美味しい二段弁当をいただきながら、わたしは「北九州のみんなは、今頃、おいしくて安くて栄養たっぷりの“思いやり弁当”を食べているのかなあ?」などと思いました。大いに会話も弾み、沖縄の社員のみなさんと和気あいあいとした時間を持つことができました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年7月23日 佐久間庸和