観光協会総会

5日の朝、温泉に入ってから、由布院ユウベルホテルをチェックアウトしました。
3日の定時総会から、全互連の仲間との濃密な時間を過ごすことができました。
わたしは、ユーアイ・ベルモニーの上田社長ご夫妻と同じ車に乗り、別府駅まで送っていただきました。今回、上田社長をはじめ、ユーアイ・ベルモニーのみなさまには、本当にひとかたならぬお世話になりました。心より感謝しております。


公益社団法人 北九州市観光協会総会のようす



別府駅からはソニックに乗って小倉駅へ。1時間15分くらいで小倉駅に到着すると、小倉城の近くにある小倉リーセントホテルに向かいました。ここで、公益社団法人 北九州市観光協会の理事会と総会が開催されるのです。同協会は、観光事業の健全なる振興を図り、もって地方産業及び文化の発展と社会公共の福祉増進に寄与する団体です。14時から理事会が開催され、理事であるわたしも参加しました。続いて、15時から定時総会が行われました。


来賓席で紹介される佐久間会長



まず、野畑昭彦会長が壇上に立って挨拶をし、来賓の紹介が行われました。サンレーグループ佐久間進会長も「元北九州市観光協会会長」として来賓席に着きました。佐久間会長が始めた「百万にこにこホスピタリティ運動」も、今年で20年目を数えました。


永年勤続表彰のようす



総会では永年勤続者表彰として、松柏園ホテルの山下格総支配人が表彰されました。
サンレーに入社以来、お客様の満足度を追求し、常に心に残るサービスを探求し続けています。その姿勢は他の社員の模範にもなっており、接遇を通じて北九州市のイメージアップに貢献していることが表彰理由でした。山下総支配人のことは、学生時代からよく知っています。
現在、彼はサンレーグループの冠婚事業部長も務めています。
わたしは、「もう彼が入社して20年も経ったのか」と感慨深いものがありました。


観光功労者表彰を受けられた堺猛氏



その他、3名の方々が観光功労者表彰を受けられました。
受賞者を代表して、堺猛氏がスピーチを行いましたが、非常に心に残る内容でした。堺氏は、長年にわたり延命寺景勝会および武蔵・小次郎まつり協賛会の役員として、手向山公演一帯の清掃活動などの環境美化を積極的に実施されてきました。また、宮本武蔵顕彰碑、佐々木小次郎の碑などの地域内の史跡建造物の保存保護活動を行ってきた。さらには、武蔵・小次郎まつりの開催実行に役員として携わり、市の観光事業の発展に尽くされました。
檀上に立った堺氏は見事なお辞儀をされた後、姿勢を正されて「このような素晴らしい賞をいただき、胸がときめいております」と大きな声で言われました。このとき、堺氏の瞳が少年のようにキラキラと輝いているのが印象的でした。また、「手向山から見える関門海峡は爽やかで美しいです。巌流島では、武蔵と小次郎は命をかけて戦いました」と言われました。
ブログ「手向山」に書いたように、この山はわたしの自宅のすぐ近くです。また、延命寺もすぐ近くです。わたしは堺氏の活動にとても親しみと敬意を覚えました。堺氏は最後に「わたしは今年で77歳ですが、人生死ぬまで勉強だと思っています。どうぞ、これからも御指導下さい」と言って、再び見事なお辞儀をされました。わたしは、堺氏の態度と話の内容に非常に感銘を受けました。世の中には、素晴らしい方がいるものです。しかも、すぐ近くに・・・・・・。


懇親会で挨拶する田中新会長



それから、総会では公益社団法人 北九州市観光協会の新会長に田中亮一郎副会長(第一交通社長)が就任されることが決定しました。2011年、ブログ「観光振興大会」に書いた全国商工会議所のイベントが北九州市で開催されましたが、史上空前の1700人以上が参集しました。「北九州のおもてなしに全国の人たちが満足された」と、大きな話題になりました。当日のパネル・ディスカッションでは、田中社長とわたしが北九州代表で共演させていただきました。その田中社長が観光協会の会長になられて感無量です。総会後の懇親会で新会長として挨拶をされる田中社長の姿を見て、わたしはブログ「全互連の会長に就任しました」で紹介した、つい2日前の自分の新会長就任挨拶を思い出しました。
ちなみに、わたしは公益社団法人 北九州市観光協会の理事に再任しました。


懇親会で挨拶する田中新会長

来賓代表として挨拶する北橋市長

カンパイ!

北橋市長とカンパイ!



懇親会の冒頭では、田中新会長が挨拶され、これからの抱負を述べられました。
北九州市北橋健治市長もお越しになり、来賓代表として挨拶されました。
その後は、野畑前会長の発声で乾杯となりました。わたしは北橋市長ともグラスを合わさせていただきました。また、田中新会長をはじめ、北九州の観光関係者のみなさんと懇親を深めながら、「どうすれば、日本中から多くの人が北九州に来てくれるか」を語り合いました。
今日の総会で参加者の方からも指摘があったように、30分で終了する産業観光などに頼っていては北九州市の観光に未来はありません。正直言って、ここ数年の北九州市観光協会は沈滞気味でした。わたし自身、何度も「こんな観光協会なら存在価値はない」と思いました。
沈滞した組織には、なんといっても強いリーダーが必要であると思います。田中新会長の熱意と手腕によって観光協会がぬるま湯から脱することを期待しています。


田中新会長、おめでとうございます!

田中新会長を囲んで・・・・・・



明日は、ブログ「仏教連合講演会のお知らせ」ブログ「『いのちとこころ』の講演会」で紹介したシンポジウムが、福岡市中央区天神にあるエルガーラホール(8階 大ホール)で行われます。わたしは「葬式は必要〜有縁社会をめざして」の演題で基調講演します。毎日、目の回るような忙しさですが、自分に与えられた使命をきちんとこなしたいと思います。



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2014年6月6日 佐久間庸和