みんな笑えば福が来る!

早いもので、ついに4月になりました。
今日は、スケジュールが立て込んでいます。まず、朝一番でサンレー本社において4月度総合朝礼が行われました。そこでの社長訓示では、「今日は多くの新入社員が入社してきます」と述べ、ベテランとルーキーの力が合わさってこそ、会社の発展があると訴えました。それでは、ベテランとルーキーが心を通わせ、「孝」というものを実現させるにはどうしたらいいか。そのキーワードは、ずばり「和」ではないかと思います。


4月度総合朝礼で社長訓示をしました



3月9日、日本人宇宙飛行士の若田光一さんが、国際宇宙ステーション(ISS)の新船長に就任しました。若田さんは前任のオレッグ・コトフ宇宙飛行士(ロシア)から引き継ぎを受け、第三十九代目のISS船長に就任。日本人としては初の快挙です。記者会見の場で、若田さんは「和の心を持って舵取りをしたい。チーム全員でいい仕事をできるように頑張っていきたい」と意気込みを述べました。わたしは、若田さんの記者会見をテレビで観ながら、しみじみと感動しました。本当に素晴らしいことです。宇宙飛行士としての若田氏の能力や人間性が高く評価されたのは当然ですが、これは日本人が国際的に信用される民族として認められたことにもなります。そして、日本人の根本精神こそは「和」の心です。


「笑い」とは「和来」であると述べました



記者会見では、若い日本人記者から「船長の特権で何かしたいことはありますか? 例えば、食事のメニューを決定するとか、ベッドを大きくするとか?」といった能天気な質問が飛び出しました。それを聞いて一瞬きょとんとした表情をした若田氏は、次の瞬間、大笑いしました。まさに破顔一笑という感じでしたが、それから「食事のメニューを決められたらいいですけど、残念ながら、そんな権限が船長にはないんですよ」とニコニコしながら答えました。その笑い方の豪快なこと! また、その笑顔の魅力的なこと!
わたしは一発で、若田さんの大ファンになりました。
そして、その「笑い」と「笑顔」こそが彼の言う「和」の心に通じているのだと気づきました。「笑う門には福来る」という言葉がありますが、「笑う門には和が来る」でもあるのです。
そう、「笑い」とは「和来(わらい)」ではないでしょうか。


笑いとは和を呼ぶしぐさ 和が来れば みんな和んで福も来たれり



「和」は「わ」とも読みますが、「なごみ」とも読みます。人の上に立つ者にはユーモアが必要です。なぜなら、ユーモアは組織の雰囲気を和ませるからです。みなさんも大いにユーモアを発揮して、笑いの絶えない職場にして下さい。笑いと笑顔こそが職場の「和」を生むのです。そして、訓示の最後に、わたしは「笑いとは和を呼ぶしぐさ 和が来れば みんな和(なご)んで福も来たれり」という道歌を詠みました。



また、今日の朝礼では大分事業部から北九州本部に帰ってきた玉中部長、新しくサンレー総合研究所の所長に就任された関野所長も挨拶をしました。
10時からはサンレーグループ入社式が松柏園ホテルで行われ、多くの仲間を新たに迎えます。「和」の心で和やかな職場にしたいものです。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年4月1日 佐久間庸和