『仁義礼智忠信孝悌』

わたしは、これまで多くのブックレットを刊行してきました。
それらの一覧は一条真也オフィシャル・サイト「ハートフルムーン」の「佐久間庸和著書」で見ることができます。整理をかねて、これまでのブックレットを振り返りたいと思います。


『仁義礼智忠信孝悌』(2009年9月刊行)



今回は、『仁義礼智忠信孝悌』をご紹介します。2009年9月に刊行したブックレットです。
わたしは、人類が生んだあらゆる人物の中で孔子をもっとも尊敬しています。孔子こそは、人間が社会の中でどう生きるかを考え抜いた最大の「人間通」であると確信していますその孔子が2500年前に説いた重要なメッセージを現代風に解説しました。
このブックレットの目次構成は、以下のようになっています。



●はじめに
●仁 〜愛と思いやりこそ、すべての基本である〜
●義 〜大義名分を持たない者はほろびる〜
●礼 〜人としてふみおこなうべき道を守る〜
●智 〜善悪の区別と自己を知る〜
●忠 〜あらゆる人に真心で接し、誠を尽くす〜
●信 〜信がなければ人は動かない〜
●孝 〜生命体の連続性を説く壮大なる観念〜
●悌 〜年少者の想いと年長者の信頼〜



人間の心にまつわるコンセプト群



孔子は「仁」「義」「礼」「智」といった人間の心にまつわるコンセプト群の偉大な編集者でした。彼の言行録である『論語』は千数百年にわたって、わたしたちの先祖に読みつがれてきました。意識するしないにかかわらず、これほど日本人の心に大きな影響を与えてきた書物は存在しません。特に江戸時代になって徳川幕府儒学を奨励するようになると、必読文献として教養の中心となり、武士階級のみならず、庶民の間にも普及したのです。



そして江戸時代の日本において、『論語』で孔子が述べた思想をエンターテインメントとして見事に表現した小説が誕生しました。滝沢馬琴が書いた『南総里見八犬伝』です。
江戸時代最大のベストセラーになりました。その中に登場する八犬士が持っていた玉には、それぞれ「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」の文字が浮かび上がりました。
この8つの文字こそ、孔子儒教思想のエッセンスとしてまとめたコンセプト群であり、わたしたち日本人が最も大切にした「人の道」のキーワードでした。
このブックレットでは、わたしなりに解釈した21世紀版「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」について紹介しています。



なお、このブックレットは サンレーグループの諸施設にも置いています。
また、このブログを読まれた方が希望されるなら、無料でお送りいたします。
ご希望の方は、わたしの公式サイト「ハートフルムーン」のメールをお使い下さい。
サンレー社長室の鳥丸・織田まで御連絡を下さっても結構です。番号は以下の通りです。
TEL:093−551−3074  FAX:093−511−2521
どうぞ、ふるってご応募下さい。お待ちしています!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年2月2日 佐久間庸和