NHK局長講演


11日の夜、松柏園ホテルで「新北九州を考える会」が開催されました。
講師は、同会のメンバーでもあるNHK北九州放送局の村益局長でした。
村益局長はプロデューサーのご出身で、沖縄放送局にも長くおられたそうです。
テーマは、「テレビ60年 主な番組、主な出来事」でした。


資料類もバラエティ豊かでした



「新北九州を考える会」は、かつて某銀行が主催していた「平成会」という若手経営者の勉強会を前身とするのですが、現在は経営者のみならず、大企業役員、県会・市会議員、大学教授、医師など、バラエティに富んだメンバーが集まります。
そして、みんなで、北九州市の未来像を追求していく会です。
マイ・ローヤー」こと弁護士の辰巳和正先生が代表世話人を務められています。



村益支局長のお話は、テレビ番組の歴史がテーマだけあって、非常に興味深いものでした。
1553年2月1日、テレビ放送が開始され、「家族ゲーム ゼスチャア」(後の「ジェスチャー」)が開始されます。それから58年にはテレビ受信契約者100万突破、初の帯番組である「バス通り裏」の放送が、わたしが生まれた63年には大河ドラマ第1号の「花の生涯」の放送が開始されました。その頃、テレビは娯楽の王様でした。



また、多くの興味深いエピソードも披露されました。たとえば、1980年のNHK特集「シルクロード」のタイトルバックの砂漠が実物のシルクロードではなく、じつは鳥取砂丘だったこと。大河ドラマの画面が「龍馬伝」から暗くなったのは質感のある映画用カメラで撮影したためで、その理由は画面明る過ぎると海外市場で売れなくなるからということ。
他にも、さまざまな秘話が語られて興味は尽きませんでした。



村益局長からはさまざまなクイズも出され、「歴代の朝ドラで視聴率1位の番組は?」「大河ドラマの視聴率1位は何?」などの質問が発せられました。答は、朝ドラは83年の「おしん」(52%)、大河は87年の「独眼竜政宗」(39.7%)でした。
これを見ると、80年代がテレビの黄金時代であったことがわかりますね。
それから、テレビ視聴率はずっと低下していったようですが、今年になって「あまちゃん」や「半沢直樹」(TBS)などの大ヒット・ドラマが生まれました。



と思っていたら、翌12日にネットでNEWSポストセブン「視聴率1%=100万人説 総世帯視聴率の低下で定説に疑問も」という記事を見つけました。
そこには、「今年はドラマの『半沢直樹』(TBS系)や『あまちゃん』(NHK)のような大ヒット番組が生まれたが、総じていえば日本人がテレビを見なくなったことは明白だ。実際、テレビ番組全体がどれくらい見られているのかの指標となる『総世帯視聴率』(HUT)も、ゴールデンの時間帯で1997年の71.2%から63.5%まで大きく下がり、かつていわれた『視聴率1%=100万人』という時代ではなくなった」と書かれています。


映像を使ったハイブリッドキャストの説明



さて、新時代のテレビとされているのが4Kテレビや8K(スーパーハイビジョン)です。
今年、4Kテレビが家電各社から発売されました。また、リオ五輪が開催される2016年には8Kテレビの試験放送が開始され、東京五輪が開催される2020年には本放送が開始される予定です。それに先立って、今年の9月2日からはハイブリッドキャストのサービスが開始されます。村益局長は映像を使って、ハイブリッドキャストの説明をして下さいました。



講演終了後は懇親会です。村益局長を囲んで、松柏園3階の「長浜」で料理とお酒を楽しみました。「ダンディ・ミドル」ことゼンリンプリンテックスの大迫益男会長から、いきなり乾杯の音頭の役目をわたしが仰せつかりました。いつものムチャぶりでごわす。
わたしは「みなさん一年間お疲れ様でした。どうぞ、良い年をお迎え下さい」と挨拶して乾杯、宴会がスタートしました。わたしは、村益局長の左横の席に座りました。



わたしの真向いには辰巳先生、その右横には八坂和子さんが座られていました。
わたしたち4人は、政界秘話なども含めて、さまざまな話題で盛り上がりました。
最後は、井筒屋外商サービスの江渕泰生社長の中締めの挨拶で懇親会はお開きとなりました。すでに午後10時を回っていました。



ところで、村益局長は小倉ロータリークラブのお仲間です。
11月15日のクラブの例会のとき、親睦委員であるわたしが「FELLOWSHIP」のタスキを身につけて受付前に立っていると、村益局長が「佐久間さんに折り入ってお願いがあるのですが・・・」と声をかけてこられました。NHK支局長からの思わぬアプローチに、わたしは「もしかして、紅白歌合戦の審査員になってほしいとの依頼では?」という考えが脳裏に浮かんで身構えましたが、実際はまったく違う話でした。(苦笑)



なんと、12月12日(木)に行われる小倉クラブの「年忘れ・年末家族夜間例会」において、村益局長が自慢のギターを披露されるので、ぜひわたしにボーカルを務めてほしいとの依頼でした。その曲は、桑田佳祐の「祭りのあと」! 以前、わたしが新会員歓迎会の二次会でカラオケで歌っているのを聴かれ、「この人となら、やれるかも」と思われたそうです。



村益支局長のお誘いを、わたしは「望むところです!」と快諾しました。NHK局長のギターを伴奏に歌えるなんて得難い機会ですし、ここで満足のゆくパフォーマンスができれば、将来の紅白出演にもつながるかもしれません。いや、やっぱり、つながらないか?(笑)
懇親会の終了後、村益局長、築城内科の築城健義院長とともに二次会のカラオケ・ラウンジに二次会に行きました。最初に「祭りのあと」を歌い、ハモりの練習をした後、3人で順番に歌いまくりました。村益局長も築城先生も非常に歌がお上手なので、聴いていて気持ち良かったです。いずれにしても、泣いても笑っても、ライブの本番まで残すところ十数時間。
村益局長からは「ガツンと歌って、今年を締めくくってください」とのメールが来ました。
ええ、その通りにさせていただきますとも!



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2013年12月12日 佐久間庸和