無月でも楽しむ会

29日の夜、門司港の老舗料亭「ひろせ」で「無月でも楽しむ会」という祝宴が開かれ、わたしが幹事を務めさせていただきました。染織家の築城則子先生の作品である小倉織の袴を着た男性を肴に飲む会です。18時半のスタートでしたが、わたしは幹事なので乾杯用のシャンパンの瓶を持って、17時半には「ひろせ」に到着しました。


料亭「ひろせ」の前で



この日、小倉織を着られる方は、岡野バルブ製造の岡野会長、森川産業の森川社長、ゼンリンプリンテックスの大迫会長のお三方でした。
しかしながら、森川社長は前日から体調が優れず、欠席されました。
岡野会長の濃いグレイの羽織、大迫会長の淡い紫の羽織・・・・・ともに素敵な色でした。
最初に幹事のわたしが開会宣言をさせていただいた後、築城先生から御挨拶を頂戴しました。今回参加された方々は、いつも築城先生の工房で開かれる観月会のメンバーです。今夜は月は出ていませんが、その代わりに「和装姿のお二人を眺めながら美味しいお酒を飲みましょう!」ということでした。じつは、わたしも小倉織のネクタイを締めていました。
その後、小倉ロータリークラブの二村吉則会長の音頭で乾杯が行われました。



しばらく歓談が続きましたが、1時間ほど遅れて築城内科医院の築城健義先生が到着され、再び乾杯が行われました。それからは、和気あいあいとした時間が流れていきました。
和服姿の岡野会長も大迫会長も、なんだか嬉しそうでした。




それから、金屏風の前にお二方が揃われて記念撮影をしました。お二人とも、歌舞伎か落語か相撲の関係者のようで、貫禄たっぷりでした。羽織の裏地を見せ合ったりして、まさに「ニッポン人には和が似合う」といった時間が流れていきました。最後は、日本銀行北九州支店の宮田支店長による中締めの挨拶が行なわれ、みんなで記念撮影をしました。



その後、二次会で門司港を代表する名門スナック「燦」を訪れました。
わたしも「燦」は久々の来店でしたが、相変わらず格調高いお店でした。
ここで、岡野会長が粋な一人芸を披露して下さいました。ブログ「満月の文通」で紹介した日本経済新聞の「交遊抄」を、岡野会長はアメリカで読んで下さったそうです。岡野会長ご自身も平成4年に「交遊抄」に登場され、その後は故・大迫忍氏(元ゼンリン社長)、黒土始氏(第一交通産業会長)が北九州から登場されたそうです。岡野会長からは、アメリカで小生の名前を見つけて嬉しかったと、温かいお言葉を頂戴しました。



ずっと飲み続けて、幹事でありながら、わたしはベロベロに酔っ払ってしまいました。
帰りに、「燦」の前でみんなで記念撮影をしました。
日頃から憧れている大先輩のお祝いの席の幹事を無事に務めることができ、わたしは感無量でした。10年後は、ぜひ、わたしもお二人のように小倉織の袴を作りたいです。
もっとも、そのとき、生活に余裕があればの話ですが・・・・・。
岡野会長、大迫会長、本当におめでとうございました!
森川社長、お具合はいかがですか? どうぞ、お大事に!



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2013年10月30日 佐久間庸和