互助会保証の監査役に就任しました

東京に来ています。28日の14時から港区芝公園3丁目にある「機械振興会館」において互助会保証株式会社の定時株主総会が開催されました。
互助会保証株式会社は、経済産業大臣から指定を受けた指定受託機関です。
冠婚葬祭互助会に対する保証事業を行うために、互助会と金融機関の出資で設立されました。わが社をはじめ互助会各社が日頃から大変お世話になっています。


会場となった機械振興会館

機械振興会館(左)は東京タワーのど真ん前!



1972年(昭和47年)に「割賦販売法の一部を改正する法律」が成立し、互助会事業が同法の対象となるに伴い、互助会事業における加入者からの前受金保全措置としての供託委託契約の受託を事業目的として、互助会保証株式会社が73年に設立されました。
同社が設立された当時の互助会業界は、前受金が200億円、会員契約件数が4百万件程度でしたが、現在では前受金が2兆円、会員契約件数が2千万件を超えるなど、互助会業界は、飛躍的に成長してきました。同社も、これとともに業容を拡大し、併せて、保証基盤の強化を図ってきました。2012(平成24)年10月には、60億円の増資を実現しています。
この結果、自己資本は2013(平成25)年5月期決算で287億円となりました。
今後、互助会は、より一層会員(消費者)に向けた経営が必要な時代になっています。
同社は、互助会業界の健全な発展を支援し、会員(消費者)の権利保護を強化することで、会員(消費者)からの一層の信頼確保に積極的に取り組んでいます。
互助会保証があればこそ、国民は安心して互助会に入会できると言えるでしょう。


株主総会の入口のようす

株主総会参加者へのおみやげ



株主総会では、同社の藤島社長が議長を務められ、粛々と議事をこなされました。
従来の株主総会とは違ってパワーポイントを駆使され、同社経営の「見える化」を見事に実現されていました。藤島社長は元通産官僚、通商産業大臣官房審議官、駐パナマ大使、さらには大手総合商社「双日」の副社長などを経て同社の社長に転進された方です。
日頃より、わたしは豊かな教養を持つエグゼクティヴとして大変尊敬しております。
ブログ『無縁社会を生きる』で紹介した本の著者でもあり、わたしはブログ「儀式文化創造シンポジウム」で紹介したパネル・ディスカッションで共演させていただきました。


わたしが新しい監査役に就任しました



株主総会では、日頃より親しくさせていただいている株式会社117の山下裕史社長が新しい役員に選出されました。また、不肖わたしが互助会保証株式会社監査役に就任することが報告され、無事に承認されました。監査役など生まれて初めての経験なので不安もありますが、これも与えられた使命と思って、関係者の皆様には心より感謝しております。
何よりも、資本金39億8000万円、168社の互助会と7,172億円を契約している互助会保証株式会社の発展と業界の信用確保のために全力を尽くす覚悟です。


東京芝とうふ屋「うかい」の日本庭園



15時からは取締役会が開かれ、15時50分からは監査役会も開かれました。
さらに、16時半からは東京芝とうふ屋「うかい」で新旧役員意見交換会が行われました。
「うかい」は非常に有名な店で、一度訪れたいと思っていました。
もともとは八王子にある豆腐店が発祥だそうですが、東京タワーの真下という最高のロケーションに手入れの行き届いた日本庭園が素晴らしかったです。


うかい名物の「あげ田楽」

うかい名物の「豆水とうふ」



料理の「あげ田楽」や「豆水とうふ」など、なかなかのお味でした。
これらの料理が赤ワインにとても合うので、驚きました。
意見交換会では、新任の監査役であるわたしも挨拶しました。
わたしは、「互助会保証さんの監査役に就任ということで身の引き締まる思いです。正直言って不安もありますが、見ると九州の方が多いので、ちょっと安心しています。わたしは、日本という国に互助会は絶対に必要であると信じています。その互助会を守ってくれる互助会保証さんの発展のために全力を尽くす覚悟です。もちろん財務内容も大事ですが、それ以上に互助会経営にとって不可欠なのは儀式を大切にする心だと思います。微力ながら、これからも精一杯頑張りますので、御指導の程、よろしくお願いいたします」と挨拶しました。


柴山社長による中締めの挨拶



意見交換会は、ラックの柴山社長の「博多一本締め」でお開きとなりました。
意見交換会の終了後、「うかい」の1階のBARコーナーで二次会がありました。
互助会保証の会長でメモリード社長である吉田社長が、わたしにお話があるということでしたので、吉田社長とじっくりお話しました。わたしも吉田社長に言いたいことがあったので「渡りに船」で、いろんなことをお話しました。117の山下社長も加わって会話は熱を帯びていきましたが、吉田社長が業界の将来を真剣に考えておられることがよくわかりました。



また、吉田社長からわが社の佐久間進会長に大切な伝言もありました。
明日、北九州に戻ったら、佐久間会長にしっかりと伝えるつもりです。
二次会終了後も、互助会保証の藤島社長、吉田社長、山下社長、そしてわたしの4名で、しばらく業界の現在と未来について語り合いました。
非常に有意義な夜でしたが、ようやく終わって店の外に出ると、すぐ目の前で東京タワーが「2020」という五輪招聘のメッセージを映し出しながら輝いていました。


東京タワーが輝いていました



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年8月28日 佐久間庸和