介護最前線リポート

本日の「日経産業新聞」に隣人館の記事が掲載されました。
「医療・シルバー」のページにある「医療・介護最前線リポート」に紹介されています。
老いても楽しい『我が家』」のタイトルで、西村施設長の顔写真も出ています。


日経産業新聞」2013年7月26日



記事には、「入居者に快適に過ごしてもらうため、冠婚葬祭業で培った食事などのノウハウを介護の現場へ導入。『豊かな老いを追求する』(佐久間庸和社長)ための取り組みを進めている」と書かれています。また、全室個室でありながら、入居者同士が「隣人」として交流する機会を積極的に設けることで寂しさや孤独感を感じないようにすることが紹介されています。



さらに、隣人館の新しい取り組みが以下のように紹介されています。
サンレーの本業である冠婚葬祭業のノウハウを取り入れた毎月1〜2回のイベントの開催も特徴。グループ内のホテルからシェフを招いたランチバイキングのほか、地元の歌手がボランティアで参加する歌謡ショーなど工夫を凝らしている。西村施設長は『普段は外出する機会も少ないことからイベントは盛り上がる』と話す。快適な生活のためには医療面の体制の整備も欠かせない。地元の病院の協力を受け、月2回の往診を実施しているほか、緊急時には夜間でも看護師と連絡とれる体制を整えている。状態によっては医師が駆けつけられるようにもしており、容体の急変などにも対応できるという。サンレーが本社を置く北九州市や隣人館のある筑豊地区などは全国に先駆けて高齢化が進んでおり、介護施設のニーズは今後高まることが予想される。サンレーは今後、北九州市などを中心に有料老人ホームなどの新設を進めていく計画だ」



トータルで7万8000円という費用の安さが以前はよく報道されていましたが、最近ではソフト面での取り組みに注目が集まってきました。嬉しく思っています。
この記事も全国版ですので、多くの方々の目にとまることと思います。
世間の注目度は高まる一方ですが、わたしは、隣人館こそは「老人漂流社会」を解決する「終の棲家」であると思っています。そして、それを広く展開することは真の意味での日本人の「住のインフラ」整備につながるものと確信しています。


日本経済新聞」1月19日朝刊



なお、この記事は日本経済新聞社・北九州支局の三宅一成(イッセイミヤケ!)支局長が書いて下さいました。
三宅局長は今年1月にも、高齢者に対するわが社の考え方と取り組みについて「日本経済新聞」の本紙に書いて下さいました。ブログ「オリンポスの神々に見守られて」で紹介した松柏園ホテルのガーデンで、わたしが孔子文化賞受賞を記念して出版した『礼を求めて』(三五館)を持った写真が掲載されています。また、わたしのこれまでの歩みやさまざまな試みなどを紹介した後、次のように書かれています。
「次に目指すのは北九州市を『高齢者が安心して暮らせる街にしていくこと』。介護事業への参入はその第一歩だ。同市での高齢化の進展を逆手に取り、『高齢者が全国から集まる都市づくりに取り組めば、世界からも注目されるはずだ』。」
そして記事の最後には、わたしが「夢の続きを見るため、『豊かな心』を求めて突き進む」と結んでくれました。「豊かな心」とは「ハートフル」、そして「礼」に通じます。
「礼」に満ちたハートフル社会の実現に向けて、これからも全社一丸となって頑張ります!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年7月26日 佐久間庸和