さらば、ミャンマー!

ミャンマーに来て、早くも4日目となりました。
今日から、いよいよ「水祭り」がスタートします。
本当は、昨日ぐらいからミャンマーを訪問し、せめて2日間くらいは祭りを体験したかったのですが、どうしても帰りの便の関係で、このような日程になってしまいました。


客室から見たシュエダゴン・パゴダ



今朝も、鳥のさえずりで目が覚めました。
部屋の窓を開けると、霞の彼方にシュエダゴン・パゴダの姿が見えます。
朝から荘厳なパゴダの姿を拝めるとは、ありがたいことです。
わたしは少し室内で運動をしてから、ホテルの周辺を散歩しました。


「チャットリウム ホテル ロイヤルレイク」の前で

早朝のプールサイドで

ミャンマー最後の朝食



この「チャットリウム ホテル ロイヤルレイク」は、元は日航ヤンゴンだけあって、日本人にも快適なホテルでした。毎晩遅くまで大音量の音楽と賑やかな声が聞こえてきたプールサイドにも立ってみました。時間があったら、本当はプールで泳いでみたかったです。
散歩の後の朝食が、とても美味しかったです。このホテルのレストランは異国情緒満点の内装ですが、料理の味も素晴らしかったですね。


我妻さん、メリーさんと



食事を終えて、部屋でメールのチェックなどをしていると、電話が鳴りました。
出てみると、我妻さんの声でした。ミャンマーと日本の交流のお世話をされている方です。
もともとは、この方がわたしのブログ「世界平和パゴダ」の記事を読んで北九州まで会いに来られ、世界平和パゴダとの御縁が深まったのです。
我妻さんが待っているロビーに行くと、同じく両国の交流のお世話をしているメリーさんも一緒でした。この方には、ブログ「ブッダ・ミッション」およびブログ「世界平和パゴダ再開」のときに通訳をお願いしました。わたしにとって、ミャンマーとの架け橋となるお二人です。
お二人は出張に出ていて、昨夜、バンコクから戻ったばかりとか。
ミャンマー滞在最後の朝にお会いできて、とても嬉しかったです。


スーレーパゴダの前で



朝、ホテルのスタッフたちから「ハッピー・ニューイヤー!」と声を掛けられました。そう、4月13日から17日までがミャンマーでは正月に当るのです。スーチーさんが来日した13日は、ミャンマーでは元旦というわけです。水祭りというのも、正月行事なのでした。
わたしちは、スーレーパゴダの前を通って、市役所前のイベント広場に行きました。
広場には、もう大勢の人が集まっていました。


市役所前広場のようす

朝から、大変な熱狂ぶりでした



わたしが観覧席と思っていたものは水をかける場所でした。
チケット代を払った客が水かけ台に上がり、上から下を通る車や通行人に向けてホースで散水するのです。街のあちらこちらでも、水をかけ合っていました。ただし、僧侶・警察官・郵便配達人・妊婦にかけることは禁じられているそうです。
水かけ台も市内各所に設けられており、想像以上に大掛かりでした。
これを「パゴダ祭り」として門司港で行うには、少しアレンジが必要かもしれません。
詳しくは、ブログ「ミャンマー水祭り」をお読み下さい。


「北関東第一興商」と書かれたトラック

ライオンズマークの「近江鉄道」バスが!!



それから、今日は珍しいものを見ました。
ミャンマーには日本の中古車が大量に入ってきているのですが、以前の日本車に描かれていたマークや文字がそのまま残されていることがあります。そのことは乃南アサさんの『ミャンマー』という本を読んで知っていましたが、実際にそれを目撃したのです。最初に、わたしたちの車の隣を走っていたトラックに「北関東第一興商」と書かれているのを石田部長が発見しました。その後、石田部長はさらなる大物を発見します。なんと西武ライオンズのマークが入った「近江鉄道」と書かれたバスでした。日本語のサインを消さないのは、ミャンマー人には意味がわからないので、なんとなくカッコいいからだそうです。それにしても、昔と同じ姿でミャンマーで活躍している車両のことを知ったら、前の持ち主は驚くでしょうね。でも、自分たちの乗っていた車が異国の地を元気に走っていると知り、きっと嬉しく思うはずです。


昼食に汁そばを食べました



お昼になったので、ヤンゴン市内の中華料理店で昼食を取りました。朝が焼きそばだったので、わたしは汁そばが食べたいと思い、ステッキー・ヌードル(チキン)という料理を注文しました。皿うどんの細麺のようなフライ麺が使われていましたが、キクラゲやモヤシがたくさん入っていて旨かったです。まあ、中華というよりはミャンマー風中華ですね。


空港へ向かう車に向かって放水する子ども

美女だって、ぶっかけてきます!



祭りを視察した後は、ホテルをチェックアウト。
車で空港に向かいましたが、祭りの関係で封鎖している道が多く、かなりの遠回りになりました。当然ながら渋滞に巻き込まれましたが、路上から車に向かって水を掛ける人が後を絶ちません。中には子どもや美女もいました。
渋滞の中を、また放水の中をヤンゴン空港に向かい、19時40分発のTG306便でバンコクスワンナプーム空港へ。
約1時間半のフライトで、21時35分にはスワンナプーム空港に到着する予定です。
短い滞在でしたが、非常に有意義な旅となりました。





モン・モンさん、トォウさんと

気持ち良い接客のホテルマンと

ヤンゴン空港の壁画。さて、わたしはどこでしょう?



ヤンゴン空港には巨大な壁画があったので、写真を撮りました。でも、ただ普通に写したのでは面白くないので、『ウォーリーをさがせ!』のイメージで写りました。
空港で別れたガイド兼通訳のモン・モン・ミィンさん、運転手兼カメラマンのウ・トォウさんには大変お世話になりました。最後に、一緒に記念撮影をしました。毎日、気持ちの良い接客でお世話をしてくれた若いホテルマンとも記念撮影しました。ミャンマーの人は本当に人間性が素晴らしくて、大好きです。上座部仏教への信仰心からくる笑顔が最高ですね。ミャンマーは「アジアの良心」と言えるかもしれません。
さらば、ミャンマー! 近いうちに、また来るぜ!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年4月13日 佐久間庸和