冠婚・衣装責任者会議

27日、サンレーグループ「冠婚・衣装責任者会議」が開催されました。
会場は、松柏園ホテルバンケットフェリーチェ」でした。
各地から、わが社の誇る“むすびびと”たちが集結しました。


冠婚・衣装責任者会議が開かれました



わたしは、17時から訓話をしましたが、まず、ドラッカーの話をしました。ドラッカーが説いたマーケティングイノベーションについて説明しながら、これからのブライダルやドレスの世界で何が起こっていくか、わたしたちは何をしなければならないのか、そんな話をしました。


最初にドラッカーの話をしました



それから、「おもてなし」についても話しました。
「おもてなし」こそは、礼業としてのわが社の本業です。
ブログ「おもてなしセミナー」で紹介した下関商工会議所での講演内容をベースとしながら、ホスピタリティ・サービス業のプロたちを前にして、さらに具体的で深い話をしました。


「おもてなし」について話しました



「おもてなし」という言葉には2つの意味があるとされています。
基本的には茶事や懐石料理における「おもてなし」ですが、次の2つです。
1.モノを持って成し遂げる → お客様を待遇すること
2.表裏なし → 表裏のないココロでお客様をお迎えすること
この場合のモノとは、季節感のある生花、お客様に合わせた掛け軸、絵、茶器などです。
ココロとは、言葉や表情や仕草に表れます。
「おもてなし」とは、相手を思いやり、相手を喜ばそうという気持ちの表現なのです。



また、「おもてなし」には三位一体としての「もてなし」「しつらい」「ふるまい」があります。
「もてなし」とは、わざわざ足を運んでいただいたお客様に、できるだけ満足して帰っていただくための迎える側の心構えです。
「しつらい」とは。季節や趣向に合わせて、部屋を調度や花などの飾り付けで整えることで、「室礼」とも書きます。
「ふるまい」とは、TPOや趣向にふさわしい身のこなしをすることです。
それらの考えを踏まえながら、現実のサービスにどう反映させていくか。
どのように理想的な「おもてなし」を提供するか。
それらについてのわたしの考えを述べてみました。



その後は、総勢60名での懇親会を開催し、親睦を深めました。最初に佐久間進会長が挨拶し、「みなさん、毎日御苦労さまです。厳しい時代ですが、前向きに工夫をしましょう」と言いました。続いて、わたしも挨拶し、「冠婚葬祭ほど、素晴らしい仕事はありません。今夜は、大いに懇親を図って下さい」と言いました。
それから橋本常務の乾杯の音頭で懇親会がスタートし、宴は大いに盛り上がりました。



最後は、サンレー・オリジナルの「末広がりの五本締め」で締めました。
わが社のオリジナル文化は色々とありますが、この「末広がりの五本締め」もそのひとつです。やはり、「かたち」には「ちから」があるのだと実感させてくれます。
懇親会の後は、松柏園のラウンジで二次会も開かれ、大いに交流の輪を広げた夜となりました。明日は、朝からグループの衣装共同仕入れ会です。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年2月28日 佐久間庸和