霧ヶ丘紫雲閣起工式


2月26日は、満月にして大安でありました。
11時から北九州市小倉北区の霧ヶ丘で、新しい紫雲閣の起工式が行われました。
その名も、霧ヶ丘紫雲閣です。設計管理はスズキ設計さん、施工は大同建設さんです。
スズキ設計さんには、昨年オープンした飯塚紫雲閣も設計・管理をお願いしました。
おかげさまで、現在、飯塚紫雲閣は大変好評です。


地鎮祭のようす



神事は氏神様をおまつりする妙見神社の神主様にお願いしました。
地鎮祭では、土地の四隅に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場とします。祭場の中には木の台(八脚台という)を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ)を立てて祭壇とします。神籬とは、大榊に御幣・木綿を付けた物です。これに神を呼ぶのです。


儀式は人の魂を活性化します

わたしは「斎鍬之儀」をしました



さらに祭壇には、酒・水・米・塩・野菜・魚といった「供え物」を供えます。
そして地鎮祭では、「鍬入れ之儀」が行われます。今日は佐久間進会長が「斎鎌之儀」を、わたしが「斎鍬之儀」を、スズキ設計の鈴木社長が「斎鋤之儀」を、大同建設の山本社長が「杭打之儀」を行いました。
玉串奉奠では、佐久間会長に続いて、わたしも二礼二拍手一礼しました。
その後、妙見神社の磐梨神職の乾杯発声で神酒拝戴しました。


最初に佐久間会長が玉串奉奠しました

玉串奉奠で二礼二拍手一礼しました



地鎮祭は、「安全祈願祭」「鎮地祭」「土祭り」「地祭り」「地祝い」などとも呼ばれます。
いつも思うのですが、紫雲閣で行われる葬儀は、いわゆる「仏式葬儀」と呼ばれるものがほとんどですが、これは純粋な仏教儀礼ではありません。
日本の「仏式葬儀」には儒教の要素が大きく入り込んでおり、いわば「仏・儒合同儀礼」ともいえるハイブリッド・セレモニーなのです。しかし、その舞台であるセレモニーホールを建設する際には、神道による「地鎮祭」が執り行われるというのが面白いですね。
やはり、仏教や儒教に関わる儀式の舞台を作る上でも、その土地の神様(氏神)に土地を使わせていただくことの許しを得なければならないのです。ここに、わたしは日本人の「こころ」が神道・仏教・儒教の三本柱によって支えられていることを痛感します。


施主挨拶をしました



みんなで神酒を頂いてから、最後はわたしが施主挨拶をしました。
わたしは、「やはり儀式というものは人間の魂を活性化させてくれます。最期のセレモニーである葬儀においても、故人の御魂をお送りさせていただくことはもちろんですが、残された人々の魂にエネルギーを与えてくれると思います。
昨年は北九州市およびその周辺だけで9つの紫雲閣をオープンいたしましたが、この霧ヶ丘の地に建設することは長年の念願でした。環境の良い素晴らしい土地柄ですし、何よりも弊社の会員様が多くいらっしゃる地域だからです。
ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています。最後に、何は置いても、工事は安全第一でお願いします」と述べました。


素晴らしい環境の土地です



また、このたび、とても嬉しいことがありました。
わが社の場合はほとんど経験がないのですが、昔はセレモニーホールを建設するというと、周辺の住民の方々が困惑されることも珍しくありませんでした。他の会社の事例ですが、全国各地でそのような声をよく聞きました。でも、昨今は「わたしたちの近所にも、ぜひセレモニーホールを作ってほしい」という要望をいただくようになりました。しかも、この霧ヶ丘においては、住民のみなさんから講演の依頼がわたしのもとに届いたのです。
まさに昨日決定したのですが、9月25日(水)の10時〜11時半に講演させていただくことになりました。9月25日といえば、ほぼ新施設のオープン時期です。
場所は「霧ヶ丘市民センター」で、テーマは「心豊かに生きる」です。
心を込めて、講演させていただきます。


9月オープン予定の「霧ヶ丘紫雲閣」イメージ



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年2月27日 佐久間庸和