日田紫雲閣田島館起工式

4月5日は大安です。九州各地では桜が咲き誇っています。
この日の11時から、大分県日田市田島3丁目で新しい紫雲閣の新築工事起工式が行われました。大分県で6番目、全国で68番目の紫雲閣の名前は「日田紫雲閣 田島館」です。


起工式のテントの前で

完成時のイメージパース

完成時のイメージパース

本日の神饌

起工式の式次第

一同礼!

新築工事起工式のようす



この日は、地元を代表する神社である大原八幡宮の橋本頼房権禰宜をお招きしました。
起工式の中心は、いわゆる地鎮祭です。地鎮祭は、「安全祈願祭」「鎮地祭」「土祭り」「地祭り」「地祝い」などとも呼ばれます。地鎮祭では、土地の四隅に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場とします。祭場の中には木の台(八脚台という)を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ)を立てて祭壇とします。神籬とは、大榊に御幣・木綿を付けた物です。これに神を呼ぶのです。さらに祭壇には、酒・水・米・塩・野菜・魚といった「供え物」を供えます。起工式では「地鎮之儀」が行われます。


佐久間会長による「刈初の儀」のようす

わたしは「鍬入之儀」をしました



今日は、サンレーグループの佐久間進会長が「刈初の儀」、社長であるわたしが「鍬入之儀」、設計を担当するEH設計の深見社長が「鋤入之儀」、施工を担当する松井建設株式会社九州支店の取締役執行役員である盆子原支店長が「杭打の儀」を行いました。


最初に玉串奉奠する佐久間会長

続いて、わたしが玉串奉奠しました



その後、玉串奉奠では、最初に佐久間会長が行いました。
続いて、わたしが二礼二拍手一礼し、EH設計の深見社長、松井建設の盆子原支店長、このたびサンレー大分の事業部長となった祐徳取締役が玉串奉奠しました。


乾杯の挨拶をする橋本権禰宜



大原八幡宮の橋本権禰宜の乾杯の音頭で、みんなで神酒を頂きました。
さて、 紫雲閣で行われる葬儀は、いわゆる「仏式葬儀」と呼ばれるものがほとんどですが、これは純粋な仏教儀礼ではありません。
日本の「仏式葬儀」には儒教の要素が大きく入り込んでおり、いわば「仏・儒合同儀礼」ともいえるハイブリッド・セレモニーなのです。しかし、その舞台であるセレモニーホールを建設する際には、神道による「地鎮祭」が執り行われるというのが面白いですね。
やはり、仏教や儒教に関わる儀式の舞台を作る上でも、その土地の神様(氏神)に土地を使わせていただくことの許しを得なければならないのです。ここに、わたしは日本人の「こころ」が神道・仏教・儒教の三本柱によって支えられていることを痛感します。


施主挨拶をしました



最後はわたしが施主挨拶をしました。
わたしは、まず「みなさま、今日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。桜の花が咲くこの季節に、日田紫雲閣田島館の起工式が滞りなく終了し、安堵しております。今日は大原八幡宮の神官様も桜色の装束で若々しく、素晴らしい春の儀式となりました」と述べました。


儀式についてお話しました



それから、わたしは以下のように述べました。
やはり儀式というものは人間の魂を活性化させてくれます。
わたしは最近、「儀式力」のすごさをつくづく痛感します。というのも、冠婚葬祭がなかったら、人類はとうの昔に滅亡していたのではないかと思うのです。わが社の社名である「サンレー」には「産霊(むすび)」という意味があります。神道の言葉ですが、新郎新婦という二つの「いのち」の結びつきによって、子どもという新しい「いのち」を産むということですね。「むすび」によって生まれるものこそ、「むすこ」であり、「むすめ」です。結婚式の存在によって、人類は綿々と続いてきたと言ってよいでしょう。


安全第一でお願いします!



さらに、わたしは次のようにも言いました。
最期のセレモニーである葬儀においても、故人の御魂をお送りさせていただくことはもちろんですが、残された人々の魂にエネルギーを与えてくれると思います。この地域では、サンレー会員様が多いということもあり、大きな期待が寄せられています。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています。
最後に、「何は置いても、工事は安全第一でお願いします!」と述べました。


マリエールオークパイン日田の前で

昼食会で挨拶する佐久間会長

いただきます!

マリエールオークパイン日田のお弁当

昼食会のようす



それから、マリエールオークパイン日田に移動して、昼食会が行われました。
冒頭、佐久間会長が挨拶しましたが、「念願の新施設を作ることができて嬉しく思います。大分事業部のみなさんは、大いに頑張っていただきたい」と述べました。
それから、全員で美味しいお弁当をいただきました。館内レストランも綺麗になっていました。今度ここで、大人気のローストビーフ丼が食べたいです。



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2017年月日 佐久間庸和