50周年記念旅行祝賀会 in 台湾(2班)

8日、サンレー創立50周年記念旅行の2班で、再び台湾に来ました。
夜は、アンバサダーホテルのバンケットで「50周年記念旅行祝賀会」が盛大に開催。じつに200名以上の社員が参加しました。参加者全員、この夜をずっと楽しみに待っていました。


記念祝賀会のようす

冒頭で、わたしが挨拶しました



祝賀会の司会はサンレー北九州の総務部人事課の甲木課長が務めました。19時に司会者より「開会の辞」があり、それから、社長であるわたしが挨拶をしました。
わたしは、まずは「無事に50周年記念の台湾旅行にみなさんと一緒に来ることができました。感無量です。本当にありがとうございます」と述べました。
わが社が誕生した1966年はイギリスで音楽革命を起こしたビートルズが来日して、空前の大ブームを巻き起こしました。彼らの影響で日本には多くのグループサウンズが生まれ、若者たちの間では長髪が流行しました。 アメリカでは大衆文化の革命を起こしたウォルト・ディズニーが亡くなり、中国では毛沢東が「文化大革命」を起こしました。


社長として挨拶しました

「礼」の思想について語りました



文化大革命のとき、「批林批孔」運動が盛んになり、孔子の思想は徹底的に弾圧されました。世界から「礼」の思想が消えようとしていたのです。まさに、そのとき日本でサンレーが誕生したわけですが、台湾では「礼」の火が燃えさかっていました。明後日、台北孔子廟を訪れる予定ですが、台湾には多くの孔子廟があります。
30周年には韓国に、40周年には中国を訪れました。
しかし、このたびの50周年には台湾に来れて本当に良かったです。


台湾の素晴らしさを語りました



日本を除けば、東アジアの中で、わたしの最も好きな国が台湾です。
台湾の英語名は「Formosa」ですが、これは「美しい島」という意味です。
台湾料理も旨いし、人々の人柄も良い。何よりも、「一番好きな国は日本」という大の親日国です。わたしは、ウエディングドレスの仕入れや東アジア冠婚葬祭業国際交流研究会のミッションなどでこれまで何度も訪れていますが、行く度に好きになる国、それが台湾です。


テレサテンと社歌の話をしました

熱心に聴く人びと



明日、みなさんは「テレサテン紀念墓園」を訪れますね。
アジアの歌姫テレサテンは、日本でも大変な人気でした。特に1984年の「つぐない」、85年の「愛人」、86年の「時の流れに身をまかせ」は、なんと3年連続で日本有線大賞の大賞受賞曲となっています。こころに残る名曲の数々は、いまも多くの日本人によってカラオケで歌われていますね。そして、「つぐない」、「愛人」、「時の流れに身をまかせ」の三大名曲は、荒木とよひさ氏が作詞しました。なんと、この荒木氏、サンレーの第一社歌である「愛の輪」の作者でもあるのです! これは凄い! 佐久間会長に聞くと、「当時、電通に頼んで社歌を作った」そうです。一体いくらかかったんでしょうね?(笑) 


美しき礼の島にて開きたるわれらの宴 美酒を交わさん(庸軒)



もともと好きだった台湾への思いは、ここ数年さらに募っていました。
なぜなら、東日本大震災で、台湾からの義援金総額が「世界最高額」だったからです。
日本が大震災で本当に困っているとき、周辺諸国は何をしたか。尖閣諸島竹島という日本の領土を露骨に狙ってきました。まったく、隣国といっても油断のならない連中ばかりです。その中で、台湾のみが純粋な親愛の情を日本国民に届けてくれました。日本人は、台湾の人々が示してくれた「まごころ」を決して忘れてはなりません。これこそ「礼」そのものです。
まさに台湾は、その姿も人の心も美しい島なのです。
最後に、わたしは「今夜はこの美しき『礼の島』で大いに美酒に酔いましょう!」と述べました。そして、最後に次の道歌を披露して、檀上から降りました。


美しき礼の島にて開きたる  
     われらの宴 美酒を交わさん(庸軒)


カンパ〜イ!



それから、サンレー北陸の小久保取締役が乾杯の音頭を取りました。小久保取締役は「50周年の記念に、こんな大人数で台湾に来ることができて本当に感無量です。今どき、こんな会社がどこにあるでしょうか? 社長、ありがとうございました!」と述べ、わたしの胸は熱くなりました。そして、「カンパ〜イ!」の発声で宴は盛大に始まりました。しばらくは、美味しい台湾料理と台湾ビールと紹興酒を楽しみながら、各地の事業部のみなさんと歓談しました。
やはり、一同に会すると壮観ですね。わたしは、みなさん全員と記念撮影をしました。


泰雅族のダンス

参加型ダンスは飛び入り歓迎!

みんな、いいぞ!

異様な熱気に包まれました



そのうち、アトラクションタイムとなりました。
台湾の原住民である泰雅族(タイヤル族)による台湾民俗舞踊が披露されました。
見事なダンスショーに歌、それから参加型ダンスで大いに盛り上がりました。
最後は異様な熱気を放って、みんなで奇声をあげていました。


北九州勢の「錯覚ダンス」

大分勢の「Ki・mi・ni・mu・chu」

宮崎勢の「妖怪体操第一」

北陸勢の「金沢YOSAKOI」

沖縄勢の「オジー自慢のオリオンビール

最後は、みんなでカチャーシー



続いては、お待ちかねの芸能大会です。
各事業部の余興ということで、各事業部のみなさんがエンターテイナーになって、楽しませてくれました。北九州は「錯覚ダンス」(曲は「恋人たちのクリスマス」)、大分はEXILEの「Ki・mi・ni・mu・chu」、宮崎は妖怪ウオッチの「妖怪体操第一」、北陸は「金沢YOSAKOI サンレー50周年台湾旅行バージョン」(曲は牛若丸三郎太「勇気のしるし」)、そして沖縄はBEGINの「オジー自慢のオリオンビール」で、最後は事業部が入り乱れてのカチャ―シー総踊りとなりました。こうして見ると、わが社には本当に芸達者が多いです。


芸能大会の大トリの入場です

2本の幟に続いて入場しました



最後は、社長であるわたしの番が来ました。何の芸もない「芸ノー人」のわたしは2本の幟に続いて入場し、「ほんとは歌うつもりじゃなかったんだよ!」と言いながら、しぶしぶステージに上がりました。みなさんからのリクエストで、ブログ「まつり」で紹介したサブちゃんの名曲を歌うことになりました♪


ポロシャツ1枚でステージに上がりました

QRコードにスマホをかざす人びと



わたしは紫色のジャケットを着て登場したのですが、ステージに上がる前に脱ぎました。その下から現れたのは、ブログ「『天下布礼日記』BLOGシャツ完成!」で紹介したオリジナル・ポロシャツです。このポロシャツの背面には「NO CEREMONY NO LIFE(儀式なくして人生なし!)」とプリントされています。この言葉、流行語にしたいですね。そして、「天下布礼日記」の文字とともにQRコード(二次元バーコード)がプリントされています。
QRコードにスマホをかざすと、即座にBLOGにジャンプします!
その場ですぐに「佐久間庸和の天下布礼日記」をご覧いただけます! この日も、北陸の西宏課長をはじめ、多くの人々が群がってスマホをかざしたことは言うまでもありません。


やはりロングガウンと法被を着ることに・・・

梅林課長が着せてくれました


でも、やはりポロシャツ1枚では寒かったです。そこで、わたしが「なんか、スース―するのう・・・」と言うと、遠くから「社長! これを着て下さい!」の声がしました。見ると、流通事業課の梅林研課長がいつものロングガウンと背中に「祭」の文字が入った黄金の法被を持っていました。わたしは、それを梅林課長に着せてもらいました。さあ、スタンバイはOK牧場!


イントロの口上で、つかみはOK牧場!

男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪



イントロの部分で、「年がら年じゅう、お祭り騒ぎ。初宮祝に七五三、成人式に結婚式、長寿祝に葬儀を経て法事法要・・・人生は祭りの連続でございます。冠婚葬祭のサンレーが50周年を迎えたよ。さらに今日はみんなで台湾に来たとあっちゃ、こりゃ〜めでたいなあ〜。今日は祭りだ! 祭りだ!」と言うと、早くも会場が熱狂の坩堝と化しました。
よし、つかみはOK牧場! いっちょ、やってやるか!
わたしが「男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪」と歌い始めると、会場の熱気は最高潮!


歌いながら客席に降りました

観客と一体となって歌いました♪

再びポロシャツ1枚に!

魂を込めて、ど熱唱しました♪

こんなに盛り上がって大丈夫か?!



1番の途中でステージを降りて客席に向かうと、握手攻めに遭いました。
2番では法被とロングガウンを脱ぎ捨てて、再びポロシャツ姿になりました。
その途端、多くの人々が群がってきて、スマホをかざしたのは言うまでもありません。


これがサンレーの祭り〜だ〜よ〜♪

俺たちがサンレーだ!! 



最後の「これが日本の祭り〜だ〜よ〜♪」の歌詞を「これがサンレーの祭り〜だ〜よ〜♪」に替えて歌い上げると、興奮が最高潮に達しました。最後は割れんばかりの盛大な拍手が起こり、感激しました。フィニッシュでは、わたしが「俺たちがサンレーだ!!」と雄叫びを上げると、涙を流して感動している社員もいました。一方で、JTBやホテルのスタッフは度胆を抜かれた様子で、呆然としていました。JTBの方いわく、「こんな凄い会社、日本中を探してもないですよ!」とのことです。まことに光栄であります。


歌い終わって席に戻った後も・・・

スマホをかざして下さいな!



歌い終わって、わたしが席に戻った後も、たくさんスマホをかざされました。
みなさん、とても喜んでくれたようで、本当に良かったです。
翌朝、1班に参加した秘書の織田さんから、「ブログを拝見すると、1班の時以上にすごい盛り上がりだったのでは! みなさん生き生きとしたお顔で、楽しさが伝わってきます! QRコードがプリントされたポロシャツの演出も1班の時とは違う演出方法で驚きました! 1班、2班の方々を違う演出で楽しませようという社長のお考えに感動しました」というメールが届きました。
いやあ織田さん、嬉しいメールをありがとう。おかげで2班は盛り上がりましたよ。



最後は、玉中取締役が中締めの音頭を取りました。玉中取締役は、「みなさんのパフォーマンスは素晴らしかったです。そして、佐久間社長の『まつり』で全員の心が1つになりました。本当に、素晴らしい50周年記念祝賀会となりました。みなさん、これからも力を合わせて頑張りましょう!」と述べて、サンレー名物の「末広がりの五本締め」で宴を閉じました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年2月8日 佐久間庸和