小倉5ロータリー合同例会

23日、小倉5ロータリー合同例会が開かれました。
国際ロータリー創立112周年記念の合同例会です。
ホストクラブは小倉東ロータリークラブ。場所はステーションホテル小倉の5F「飛翔」で、人数は約220名でした。わたしは、所属する小倉ロータリークラブの席に座りました。


小倉5ロータリー合同例会の受付のようす

小倉5ロータリー合同例会のようす

5つのクラブの旗が勢揃い!

わが社の東常務・松田取締役と



かつて所属していた小倉南ロータリークラブのみなさんとも久々にお会いし、会話に花が咲きました。その他のクラブのメンバーも、ほとんど知っている人ばかりです。「みんな、同じロータリアン」という仲間意識が強く湧いてきました。わが社の東常務(小倉南)、松田取締役(小倉西)にも会場で会い、記念にスリーショットを撮影しました。


国歌斉唱のようす

ロータリーソングは「奉仕の理想」でした



合同例会は「点鐘」にはじまりました。
それから、「国歌斉唱」、ロータリーソング「奉仕の理想」斉唱、来賓およびゲスト紹介、会長の時間、幹事報告、出席報告、ニコニコBOX報告、来賓挨拶、IMのお願いなどが続きました。


記念卓話のようす



それから、記念卓話です。卓話者は九州大学医学研究麻酔・蘇生学の外須美夫教授で、テーマは「痛みと文化」でした。非常に専門的なテーマかなと思いましたが、そうではありませんでした。外教授は、「痛みには、体の痛みだけでなく、心の痛み、スピリチュアルな痛みがあります。スピリチュアルな痛みとは、霊的な痛みということです」と言われ、わたしは「スピリチュアル」とか「霊的」といった言葉に驚きました。大学の医学部の教授がこのような言葉を使うとは、時代も変わったものですね。


斎藤史の短歌を紹介

宮柊二・馬場あき子の短歌を紹介



外教授は「慢性的な痛みには、文化の力で向き合うことが必要です」と述べられました。文化の力とは、たとえば短歌や俳句の力だそうです。外教授は最初に、「心つくして うたを憎めよ その傷の痛み すなわち花となるまで」(斎藤史)や「単純に単純に歌を作(な)さんとし どろどろとさせる心を編む」(宮柊二)などの短歌を紹介しました。


正木ゆう子の俳句を紹介

正木浩の俳句を紹介



また外教授は、「鈍痛に貼る一枚の紫雲英田(れんげそう)」(正木ゆう子)、「鵙(もず)鳴くや 痛みを神の声と聞き」(正木浩)といった俳句も紹介されました。この正木浩と正木ゆう子は兄妹だそうです。わたしは、この二人の俳句を初めて知りました。


漱石の『草枕』を紹介

子規の『病床六尺』を紹介



さらに外教授は、夏目漱石の『草枕』、正岡子規の『病床六尺』などから「痛み」の思想を説き、ガンの痛みに代表される慢性的な痛みに対する文化的な対処法について述べられました。ブログ「辞世の歌・辞世の句のすすめ」で紹介したように、わたしは「死の不安」と向き合うために短歌や俳句の力を借りることを提唱していますが、短歌や俳句には「痛み」に向き合う力もあることを知りました。理系と文系のツボを両方押さえた素晴らしい卓話でした。



今日は、17時から全国冠婚・衣装責任者会議で社長訓話を行います。
その後は、懇親会が開かれます。また、「ウコンの力 レバープラス」を飲まないと!
明日からは東京出張です。明後日は、互助会保証の役員会に参加します。
インフルエンザが流行しているので、気をつけなければなりません。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年2月22日 佐久間庸和