中国仏教の基礎知識

30日の朝、わたしは北九州空港に向かいました。
スターフライヤーに乗って東京に行くためです。
昨夜の濃霧の影響で飛行機の出発時間が遅れましたが、なんとか羽田空港に到着しました。すると、なんと気温が20度もありました。4月並みの温かさです。コートが不要です。
空港に着くと、すぐ昼食用のカレーライスを食べました。


今朝の北九州空港前で

昼食は羽田カレーでした



それから、羽田空港からモノレールで浜松町へ、浜松町からはタクシーで西新橋に向かいました。行き先は、ブログ「『COMS虎ノ門』完成!」で紹介した新しいビルです。
オフィス街である西新橋の中でも堂々たる偉容を示しています。


COMS虎ノ門の偉容

冠婚葬祭総合研究所(CORI)を訪れました


今日は、この「COMS虎ノ門」に入っている(株)冠婚葬祭総合研究所が主宰する「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の平成28年度第3回研究会に出席したのです。
東洋大学文学部東洋思想文化学科の伊吹敦教授より、「中国仏教の基礎知識」の講話をいただきました。講話は以下のように9つのパートから成っていました。
1.中国仏教の歴史(1)漢から唐まで
2.隋・唐時代成立の各宗派の概要
3.中国仏教の独自性
4.日本仏教の母体としての中国の宗派
5.中国仏教の歴史(2)宋から清末まで
6.禅宗の変化:看話禅と禅浄双修
7.仏教の衰退と中華民国(1912−)における復興運動
8.中華人民共和国(1949―)における仏教の位置づけ


研究会で講話される伊吹教授

本日のレジュメ



約100分にわたる講話は濃密な内容で、非常に勉強になりました。
講話語の質疑応答では、わたしは「日本では『般若心経』の人気が高いが、中国ではどうなのか?」「日本では、仏教の開祖であるブッダの他、空海親鸞道元日蓮などの各宗派の宗派を崇拝するが、中国ではどうなのか?」といった質問をさせていただきました。伊吹教授は、「『般若心経』のことはよくわかりませんが、中国でも各宗派の宗派は尊敬されています」と答えていただきました。


中国視察ミッションについて説明されました



その後は、4月20日からの中国視察ミッションの説明がありました。
中国は大気汚染がひどいそうなので、ちょっと不安です。
北九州でも中国からの光化学スモッグが問題になっています。
これはもう、中国行きまでに鼻毛を伸ばさないと!(苦笑)


図書室を訪れました

わたしの本が増えていました



研究会の終了後は、図書室を訪れました。
書棚には、わたしの本がさらに増えていて嬉しかったです。
それにしても真新しいビルは本当に気持ちが良いものです!


夕日に浮かび上がる富士山のシルエット



今夜は、日本経済新聞社の方々と打ち合わせの食事会です。
いま、日経本紙でコラムを連載する企画が上がっているのです。
COMS虎ノ門を後にしたわたしは、ホテルにチェックインしました。
すると、客室から夕日に浮かび上がる富士山のシルエットが見えました。
まるで西方浄土を思わせるような幻想的な光景でした。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年1月30日 佐久間庸和