それでも結婚式は必要だ!

31日になりました。今日で、5月も終わりですね。
時の流れの速さに呆然とするばかりであります。
サンデー毎日」2016年6月5日号が出ました。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第33回目のタイトルは「それでも結婚式は必要だ!」です。


サンデー毎日」6月12日号



入籍をしたものの、結婚式はあげないカップルを「ナシ婚派」といいます。増加する一方だとされますが、ここに興味深いデータがあります。
ナシ婚派の人々にアンケートを行ったところ、じつは「身内だけのお食事会をした」「結婚指輪を購入した」が、いずれも60%を超え、「婚礼衣裳で写真撮影をした」が約26%にも及んでいるのです(みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査2015)。



決して「何にもナシ婚」というわけではないようです。
このデータを見て、各地でホテル・結婚式場を運営しているわたしの会社では、3つのスタイルのウェディングを新たに提案しています。



1つ目は「フォト・ウェディング」。いわゆる「写真だけの結婚式」です。わが社では衣裳・スタジオを直営しているため、質の高いサービスをリーズナブルに提供することができます。日本庭園での和装姿や、ガーデンでのロケーション撮影が特に人気です。



続いては「顔合わせのお食事会」。すでにナシ婚派の6割以上が行っているわけですから、潜在需要が最も高い商品でしょう。フォト・ウェディングと合わせた「ハイブリット婚」も今後は増えていくと思われます。



そして発表後、最も注目されているのが「エンジェル・ウェディング」。これは子どものお披露目も兼ねた新たなウェディングのカタチです。「子どもができたからしない」ではなく、「子どもがいるからこそする」、非常にポジティブな発想から生まれたセレモニーです。新郎新婦が赤ちゃんを抱いて入場するシーンはとても微笑ましいもの。まさにエンジェルの笑顔で会場は一気にアットホームなムードに包まれていきます。



結婚式とは親族や友人へ「感謝のココロを届けるカタチ」です。
「感謝もまったくナシ婚」ではいただけません。今後もわたしたちは多様なカタチのセレモニーを提案しながら、新郎新婦の魂を結ぶ「結魂」のお手伝いをし、かつ両家の御縁も結ぶ「きっかけ作り」をしたいと考えています。結婚式は必要です!


サンデー毎日」6月12日号の表紙



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年5月31日 佐久間庸和