新幹線と世界の高速鉄道

4月8日は「花まつり」の日です。「灌仏会」ともいいます。
お釈迦さまの誕生日であり、キリスト教のクリスマスに相当します。
全国の寺院では、さまざまな仏教儀式が執り行われていることでしょう。しかし、「花まつり」の日であるにもかかわらず、昨夜の雨で小倉の桜はほとんど散ってしまいました。


小倉の桜はほとんど散りました



今日は金曜日なので、わたしはリーガロイヤルホテル小倉で行われた小倉ロータリークラブの例会に参加しました。「花まつり」の日とあって、お二人いる僧侶の会員はお休みでした。


本日の例会のようす



坪根ソングリーダーの指揮に従って、国歌「君が代」、ロータリーソング「我等の生業」を歌った後、月初の「誕生日祝い」「結婚記念日祝い」の時間となりました。「誕生日祝い」では、(株)帝国データバンクの北九州支店の牧田支店長が挨拶をされました。牧田支店長とは、よく小倉の夜の街でお会いするのですが、礼儀正しいイケメンです。彼が「おかげさまで46歳になりました!」と挨拶すると、会場からは「若い!」という声がたくさん上がっていました。その後、「誕生日祝いの歌」と「結婚記念日祝いの歌」をみんなで合唱し、ウーロン茶で乾杯しました。


興味をそそられる旬なテーマでした

門司港駅の保存修理工事



本日の卓話は、九州旅客鉄道(株)常務取締役鉄道事業本部長の古賀会員による「新幹線と世界の高速鉄道――その歩みと将来――」でした。興味をそそられる旬なテーマです。
古賀会員は、最初に黒崎駅折尾駅といった北九州の駅のお話をされましたが、特に門司港駅の話が印象的でした。門司港駅は昭和63年に鉄道駅として初めて、国の重要文化財の認定を受けました。その後、東京駅と出雲大社駅しか認定を受けなかったそうですので、いかに凄いことかがわかります。しかし、保存修理工事に関しては、細かい点まで文化庁の許可を得ながら作業を進めなければならず、大変だとか。


新幹線のネットワーク

九州にしかないオンリーワンのデザイン



それから、日本全国の新幹線のネットワークが説明されました。3月26日に北海道新幹線が開通し、東北・上越新幹線北陸新幹線東海道新幹線山陽新幹線九州新幹線と合わせて、総延長距離2800kmのネットワークが完成しました。じつは、わたしは5月11日に函館で開催される全互連の東北・北海道ブロック会議に参加するのですが、翌12日に新函館北斗発の北海道新幹線はやぶさ24号」で東京まで行く予定です。楽しみです!
なんでも、函館から鹿児島まで、すべての新幹線を乗り継ぐと2015kmとなり、所要時間は約11時間だそうです。体力に自信のある方は、チャレンジしてみるといいですね。


世界の高速鉄道

高速新線建設の歴史

高速鉄道の主な整備計画

新幹線の世界に誇るべき数々の実績



それから、古賀会員は「世界の高速鉄道」「高速鉄道建設の歴史」「中国高速鉄道の実力」「中国中社の設立」「高速鉄道の主な整備計画」「新幹線の世界に誇るべき数々の実績」などについて説明して下さいました。こうやってお話を聴くと、日本の新幹線の素晴らしさがよく理解できました。何よりも、古賀会員ご自身が鉄道マンとして、日本の新幹線に心からの誇りを抱いておられることが言葉の端々から伝わってきました。
古賀会員、興味深い卓話をありがとうございました!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年4月8日 佐久間庸和