加賀紫雲閣竣工式 - 佐久間庸和の天下布礼日記

９日の１１時より、ブログ「加賀紫雲閣起工式」で紹介した今年６月１８日に新築起工神事を行った加賀紫雲閣の竣工式が行われました。場所は、石川県加賀市中代町リ４０番５です。

オープンした加賀紫雲閣の外観

全国で６３番目の紫雲閣です

山形支配人と

「禮鐘」の前で

あ、あれは！！

加賀大観音ではないか！

加賀紫雲閣は、サンレーグループとして、北陸で１１番目、全国では６３番目（いずれも完成分）の紫雲閣となります。設計管理は梅田建築工房さん、施工は松井建設さんです。

ロビーにて

多くのお花が届きました

多くのお酒も届きました

控室のようす

ホテルのような休憩室

神事の進行は、サンレー北陸総務課の橋谷幸男課長が担当しました。
神事は地元を代表する、由緒ある服部神社の野尻宗仁宮司にお願いしました。

「おもてなし」の源流である神撰

神事のようす

開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。
それから、玉串奉奠です。最初にサンレーグループの佐久間進会長が、続いて、株式会社サンレーの社長であるわたしが玉串を奉奠しました。

一同礼！

清祓之儀のようす

柏手を打つ佐久間会長

玉串を奉奠しました

それから、地主である株式会社九谷宗山の坂ノ下社長、梅田建築工房の梅田社長、松井建設株式会社の村田取締役常務執行役員北陸支店長、サンレー北陸の東常務が次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。

梅田建築工房様へ感謝状を贈りました

松井建設様へ感謝状を贈りました

それから、感謝状贈呈式を行いました。梅田建築工房の梅田社長、松井建設株式会社の村田取締役常務執行役員北陸支店長に感謝状をお渡ししました。
わたしは、金一封を添えて、お二人に心よりの感謝を込めてお渡ししました。

主催者挨拶をしました

そして、主催者挨拶です。わたしは施主として次のように挨拶しました。
「このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています」

北陸の雪について語りました

それから、わたしは次のように話しました。
「もう師走です。いつ雪が降ってもおかしくありませんが、わたしは金沢をはじめとした北陸の雪ほど美しいものはないと思います。北陸の雪は滞空時間が長く、まるで雪のかけらが空中でダンスを舞っているようです。ひらひら舞う姿は人生のはかなさを思わせます。
『雪は天から送られた手紙である』という詩情あふれる言葉を残した中谷宇吉郎博士は加賀市の出身です。雪の美しさに魅せられ、北海道大学において世界で初めて人工的に雪の結晶を作り出した科学者として知られます。雪や氷に関する科学の分野を次々に開拓し、その活躍の場はグリーンランドなど世界各地に広がりました」

雪は天から送られた手紙である！

天からの手紙降りくる加賀の地に天へと送る雲ぞあらはる

中谷博士の多面的な業績を中心に、雪氷学のその後の発展も含めて、実験・観察装置も使ってわかりやすく展示公開する「中谷宇吉郎雪の科学館」が１９９４年に開館しています。ブログ「雪の科学館」で紹介したように、ちょうど５年前の２０１０年１２月９日、わたしは同館を訪れています。わたしは「雪が天から降ってくるものならば、葬儀とは故人の霊を天に上げるもの。ベクトルの上下の差こそあれ、その本質は似ているかもしれません。いずれも、天地間のコミュニケーションですね」と述べた後、わたしは以下の歌を詠みました。

天からの手紙降りくる加賀の地に
　　　　　　　天へと送る雲ぞあらはる（庸軒）

その後、山形栄治支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。
決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。

直会のようす

挨拶する佐久間会長