鎮魂広告

8月9日になりました。今日は「長崎原爆の日」です。
わたしにとって、この日は1年の中でも最も重要な日です。
わたしは小倉に生まれ、今も小倉に住んでいます。
小倉とは、世界史上最も奇跡的な街です。なぜなら、広島に続いて長崎に落とされた原爆は、本当は小倉に落とされるはずだったからです。


「毎日」「朝日」「読売」「西日本」新聞8月9日朝刊広告



今朝、新聞各紙にわが社の意見広告が掲載されました。
「長崎原爆の日」にあわせた「鎮魂」の広告です。
もう、わが社はこの広告を10年ぐらい続けています。
今日は日曜日で会社が休みですが、毎年、サンレー本社の朝礼ではわたしが小倉原爆についての話をします。その後、社員全員で長崎原爆の犠牲者に対して黙祷を捧げるのです。
9日の10時40分から、わたしは小倉の勝山公園で行われる「北九州市原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参列し、特別献花を行います。



新聞広告には満月のイラストをバックに「終戦70周年」「鎮魂」と大きく書かれ、「昭和20年8月9日−−小倉に落ちるはずだった原爆。」と続きます。
そして「平和への願いを込めて、長崎に祈りを。」として、次のように書かれています。
「それは70年前のこと。昭和20年8月9日、長崎に第2の原子爆弾が投下されました。広島に人類最初の爆弾が落とされた3日後のことです。
長崎型原爆・ファットマンは8月6日にテニアン島で組み立てられました。そして、8月8日にアメリカ陸軍在グアム第20航空軍司令部野戦命令17号において、小倉を第1目標に、長崎を第2目標にして、8月9日に投下する指令がなされました。8月9日に、ソ連が日本に宣戦布告。この日の小倉上空は前日の八幡爆撃による煙やモヤがたち込めていたため投下を断念。第2目標であった長崎に、同日の午前11時2分、原爆が投下されました。
小倉の軍需工場が爆弾投下の第1目標であったことを、皆さんはご存知でしたか。長崎ではこの原爆によって74000人もの尊い生命が奪われ75000人にも及ぶ人々が傷つき、現在でも多くの被爆者の方々が苦しんでいます。もし、この原爆が小倉に投下されていたら、あなたの家族や知りあいの方々が命を失い、あるいは大きな痛手を受けたことでしょう。もしかすると、この文章を読んでいるあなたは、この世に存在していなかったかもしれません。
絶対に戦争の悲惨さを風化させないためにも、私共は原爆の犠牲になられた方々へのご冥福を祈るとともに、恒久平和への祈りを捧げていきたいと思います。
古来、世界各地で月はあの世に見立てられていました。夜空に浮ぶ月を見上げて手を合わせ、亡くなられた方々を想ってみてはいかがでしょうか。
私たちは、「人間の尊厳」を見つめながら、全国各地で真心を込めて、鎮魂と慰 霊のお手伝いをさせていただきたいと願っております。
株式会社サンレー代表取締役社長 佐久間庸和



また、以下の書籍プレゼントの案内をしました。
一条真也の最新刊

◆『唯葬論
 定価:1,800円(税別) 三五館
人類の文明も文化も、その発展の根拠には「死者への想い」があった――終戦から70年を経て、途方もない思想がここに誕生。日本の思想史上の系譜、「唯幻論」「唯脳論」は、この「唯葬論」によって極まる!18のキーワードから死と葬儀の真実が明らかになる。


唯葬論

唯葬論

◆『永遠葬
 定価:1,200円(税別) 現代書林
葬儀はなんのために行なうのか――その明確な答えが書かれた葬儀本の決定版。老いや葬儀が軽んじられるなかで、葬儀という「儀式」の重要性を説き、変わりつつある死の迎え方、人生の修め方の現実を豊富なデータや実例で紹介。


永遠葬

永遠葬

唯葬論』『永遠葬』を抽選で各々5名様に進呈します。
ハガキでご応募ください。
<応募方法>
郵便ハガキに郵便番号・住所・氏名・電話番号・ご希望の書籍名をご記入の上、下記宛へお送りください。尚、当選は商品の発送をもって代えさせていただきます。
〒802−0022北九州市小倉北区上富野3−2−8
サンレー「鎮魂」書籍プレゼント係
2015年8月20日(木)消印有効



月を見上げれば、あの人に会える。
月への送魂」御霊をレーザー(霊座)の光にのせて、月へ送るセレモニー。
平成27年9月26日(土)18:00〜(予定)
会場 サンレーグランドホテル
北九州市八幡西区大膳1丁目2番1号 TEL093−601−1000



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年8月9日 佐久間庸和