52歳になりました

今日は、5月10日。わたしの52回目の誕生日です。
一昨年は「自分が50歳になったなんて!」と思ったものでございます。
ばってん、もう今年は51歳になったからといって別に驚きゃしませんね。
わしは、50代にすっかり慣れてしまったようでごわす。(笑)


52歳になりました(サンレー社長室の「庸軒ごよみ2015」)


長女から届いたバースデーカードとプレゼント

長女から手作りのパイや洋菓子も届きました



ありがたいことに、すでに多くのお祝いメールが届いています。
会社にもプレゼントや花などが届いていました。感謝!!
東京に住んでいる長女からは、誕生日プレゼントの品(名刺入れ)とともに手作りのストロベリー・パイが届きました。いやあ、嬉しいなあ!


会社から今治タオルが贈られました



誕生日を祝うということは、「あなたがこの世に生まれたことは正しいですよ」と、その人の存在を全面的に肯定すること。人間関係を良くするうえで、これほど大切なことはありません。「人間尊重」をミッションとするわが社では、毎月の社内報に全社員の誕生日情報を掲載(年齢は秘密)し、「おめでとう」の声をかけ合うように呼びかけています。誕生日当日には、社員のみなさんにバースデーカードを添えて、ささやかなプレゼントをお渡しします。
今年は「天下布礼」と書かれた今治タオルで、社長のわたしも貰いました。



さて、今年の「庸軒ごよみ2015」の5月の道歌は「見えぬもの見えるかたちにする人は まこと不思議な魔法使いよ」というものです。この歌のベースには、ブログ『星の王子さま』で紹介した本に一貫して流れている「本当に大切なものは目に見えない」というテーマがあります。まさに、わが社のようなサービス業の価値はここにあります。思いやり、感謝、感動、癒し、夢、希望など、この世には目には見えないけれども存在する大切なものがたくさんある。逆に本当に大切なものは目に見えない。その本当に大切なものを売る仕事がサービス業なのです。



最も大事なことは、見えないものを形にして目に見えるようにすることです。
そんなことが可能なのかと思うかもしれませんが、もちろん可能です。
見えないものを形にするとは、茶道、華道、能、日本舞踊などの芸道がそうですし、剣道や弓道などの武道もそうです。ヨガや気功なども含めて、一般に身体技法というものは見えないものを見えるようにする技術なのです。広い意味での芸術や芸能もそうです。
それらは、「こころ」を「かたち」にするテクノロジーだと言えます。



そして、サービス業において見えないものを形にする技術とは何か。
それは、挨拶、お辞儀、しぐさ、笑顔、愛語、といったものです。
わたしたちが普段から心がけているこれらのものこそ、本当に大切なものを目に見える形でお客様に提供することができるのです。挨拶にしてもお辞儀にしても、もちろんマニュアルがあります。マニュアルに書かれた、また上司や先輩から指導された基本は、繰り返し行い、徹底してゆくことが必要です。それらが無意識に行えるレベルにまで高まったとき、やっと一流のプロのサービスマンと呼べるでしょう。


これからも頑張ります!



目には「見えない」大切なものを、わたしたちは「見える」形にできるのです。そして、それを何度も繰り返すことによって、なんと「美」まで生み出してしまうのです。まるで、魔法使いではありませんか! 52歳になったわたしも、さらに精進して、魔術師を目指したいと思います。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年5月10日 佐久間庸和