婚と葬の桜


ブログ「わが家の桜が・・・・・・」に書いたように、昨日の朝、わが家の庭の桜の老木が花を咲かせていました。今朝、出社するために車で自宅周辺を走ると、そこでも桜が咲き誇っていました。このへんの地名は「桜ヶ丘」と呼ばれるくらい、桜の木が多い場所なのです。わたし通った小学校も近くにあり、「桜ヶ丘小学校」といいます。


松柏園ホテルの桜



サンレー本社に向かう途中、松柏園ホテルに寄りました。ここでも桜が見事に咲いていました。これから「観桜会」などの宴会が連日開かれます。また、春の婚礼シーズンに入り、花嫁さんや花婿さんを本物の花が彩ってくれることでしょう。


小倉紫雲閣の桜



小倉紫雲閣の入口の桜も綺麗でした。車から降りた後、しばし眺めてしまいました。
ブログ「小倉紫雲閣リニュアール完成!」で紹介したように、小倉紫雲閣は昨年末に「月の建築」として生まれ変わりましたが、さらに桜がよく似合うようになりました。
言うまでもなく、「月」と「桜」は日本人の美意識のシンボルです。この桜が散る頃には、花びらが月の広場に降り注ぐことでしょう。


花は咲きやがて散りぬる 人もまた婚と葬にて咲いて散りぬる(庸軒)



もうすぐ、わが社には新入社員たちが入ってきます。わたしはかつて、人の一生を桜に例えて、結婚式は満開のとき、葬儀は散るときとして、以下のような歌を詠みました。
「花は咲きやがて散りぬる 人もまた婚と葬にて咲いて散りぬる」
また、冠婚葬祭業とは魂のお世話業です。これから冠婚葬祭という「結魂」と「送魂」のお世話をする新入社員たちの前で以下の歌を詠んだことがあります。
「日の本の善き人々の魂を結んで送れ若き桜よ」
4月1日、わたしは今年の若き桜たちのために新しい歌を詠むつもりです。


新入社員のみんなに会うのが楽しみです!



日本人がいかに桜が好きか。それは、福山雅治「桜坂」、宇多田ヒカル「SAKURAドロップス」、森山直太朗さくら(独唱)」、河口恭吾「桜」中島美嘉「桜色舞うころ」、ケツメイシ「さくら」、コブクロ「桜」アンジェラ・アキ「サクラ色」、いきものがかり「花は桜 君は美し」、エレファントカシマシ「桜の花、舞い上がる道を」、レミオロメン「Sakura」、FUNKY MONKEY BABYS「桜」Every Little Thing「サクラビト」などのJポップのヒット曲のタイトルを見ただけでよくわかります。本当はもっと新しい桜の歌もあるのでしょうが、最新のヒットチャートに疎いわたしにはわかりません。ほんなこつ、すまん。
それにしても、毎年のように桜に関する歌が発表されて、それがヒットするのは凄いこと。
万葉集』の時代から、日本人はずっと桜を歌い続けてきているのです!


*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年3月30日 佐久間庸和