日向北紫雲閣竣工式

ブログ「空海との再会」に書いたように、昨夜、延岡にある今山大師を訪れたのですが、暗くて弘法大師像がよく見えませんでした。そこで、今朝は早起きして再び今山大師に向かい、改めて「お大師さま」に本日竣工式を迎える日向北紫雲閣の成功を祈願いたしました。
わたしは、何度も「南無大師遍照金剛」と唱えました。


朝一番で今山大師を参拝しました

日向北紫雲閣の成功を祈願しました



日向北紫雲閣の竣工神事は、11時から行われました。
場所は、宮崎県日向市亀崎西1丁目34番地です。 サンレーグループとしては、宮崎県内で5番目、全国で58番目(いずれも完成分)の紫雲閣です。ありがたいことです。


完成した日向北紫雲閣の外観

竣工神事のようす

大御神社の新名宮司が執り行って下さいました

玉串奉奠する佐久間会長

柏手を打つ佐久間会長

わたしも玉串奉奠しました

わたしも柏手を打ちました



神事では、由緒ある大御神社から新名光明宮司にお越しいただきました。
君が代」のさざれ石があるという由緒ある神社の宮司さんの祝詞は素晴らしかったです。
開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。
それから、玉串奉奠です。最初にサンレーグループ佐久間進会長、続いて、株式会社サンレーの社長であるわたしが玉串を奉奠しました。



それから川口建設株式会社の土居社長、サンレーの沖縄本部兼宮崎本部の高橋相談役、紫雲閣推進本部の東常務取締役本部長、宮崎事業部の尾粼事業部長が次々に玉串を奉奠しました。玉串奉奠が終ると、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。それから感謝状贈呈式を行いました。
川口建設の土居社長に感謝状をお渡ししました。安全第一で素晴らしい施設を作っていただいたことに対して、心より感謝を込めてお渡ししました。


主催者挨拶をしました



そして、主催者挨拶です。わたしは施主として次のように挨拶しました。
このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しい。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができる。日向は「ひゅうが」と読むが、これは「ひむか」という読み方が転音したものだという。『日本書記』において「日向」の語源説話として、景行天皇日本武尊の征西説話において、「是の国は直く日の出づる方に向けり」と言ったので、「日向国」と名付けたと記述されている。もともと「日向国」とは南九州一帯をさす言葉だったそうだが、「太陽の光」を表す「サンレー」の社名とも縁の深い地名である。


神話の国について語りました



それから、わたしは次のようにも述べました。
「本日は、日向を代表する大御神社宮司様にお越しいただき、無事に神事を終えることができました。まるで謡を聴いているような祝詞の素晴らしさには感動しました。
大御神社の境内には、国登録有形文化財でもある日本一のさざれ石群が存在します。
さざれ石は『君が代』で有名です。この宮崎は神話の国です。
先日、高円宮典子さまと千家國麿さんがご結婚されましたが、わたしは『神話の世界が生きている!』と感動しました。神話といえば、神武天皇が東征に向けて出港したのが日向市内の美々津であり、そこが日本海軍発祥の地と言われております。
このような由緒正しき地に日向北紫雲閣をオープンすることができ、喜びにたえません」


いにしへに神武天皇(みかど)船出しさざれ石 ひむかの人の旅立つ港


神武天皇は、この日向から出港されたといいます。
セレモニーホールというのも、あの世に旅立つ港です。
そこで、わたしは短冊を手に取って、以下の歌を詠みました。
なお、「神武天皇」は「みかど」とお読みしました。



いにしへに神武天皇(みかど)船出しさざれ石
       ひむかの人の旅立つ港(庸軒)




決意表明を受け取りました



その後、福田義昭支配人より「この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざします」との力強い決意表明を受け取りました。
決意表明が終わると、みんなでロビーに移動して集合写真を撮影しました。


直会で挨拶する佐久間会長

「さざれ石」にかけてサンレーの未来を語りました



その後、直会が行われ、まずは佐久間会長が挨拶しました。
佐久間会長は「わたしもこの仕事をしてきて、いろんな祝詞を聴きましたが、今日の大御神社宮司さんの祝詞ほど素晴らしいものは聴いたことがありません。わたしも拝見しましたが、神社には、さざれ石があります。さざれ石は日本人の心の拠り所である皇室を象徴するものです。千代に八千代に・・・・・・今日の素晴らしい祝詞によって、わが サンレーも苔のむすまで続いていけるような気がしてきました」と述べました。


挨拶する大御神社の新名宮司



その後、大御神社の新名光明宮司が乾杯の音頭を取られました。
乾杯に先立って新名宮司は、「この会社には驚きました。会長様も社長様もなんと教養豊かなご立派な方なのでしょうか。先程の社長様が和歌を詠まれたときには、本当にビックリしました。竣工式で和歌を詠まれる方を初めて見ました。わたしには歌心がないものですから、恥ずかしいかぎりです。また、國學院の大先輩でもある会長様のご挨拶の素晴らしさには感銘を受けました」と言われました。会長もわたしも、大いに恐縮したことは言うまでもありません。


新名宮司のお話に仰天しました



それから新名宮司は、「わたしどもの大御神社は、さざれ石で有名になりましたが、平成15年の拡張工事の時に地中から姿を現して大騒ぎになりました。また、注連縄を巻いた状態で巨大な『神座』も出現しました。さざれ石や神座の他にも、『龍の玉』と呼ばれる石も出てきて、今では『ドラゴンボール神社』の名で有名になっております。その他、思いもよらぬものが続々と出土しています。じつは、大御神社は明治以前までは『天照皇大神宮』という名で、非常に古い由来があります。じつは、伊勢神宮の元社ではないかという研究者の方も多く、大御神社の御祭神である天照皇大御神が伊勢にお移りになったのではないかという説もあるのです。もうすぐ、大変な出来事が起こって、歴史が変わりますよ!」
と言われました。その発言のあまりの衝撃度に、一同仰天しました。わたしも呆然としながら、「この話、Tonyさんに伝えなければ!」と思いました。


新名宮司が乾杯の発声をされました



さらに新名宮司は、「社長様が宮崎は神話の国であると言って下さいました。まさに、宮崎県の日向は神話のふるさとです。この神話を今の子どもたちは知りません。ぜひ、子どもたちに日本神話を教える教育をしてほしいと宮崎県知事にもお願いしております」と言われました。まったく同感です。宮司の乾杯の音頭は、15分を超える異例の長さでしたが、驚くべき話が次々に飛び出して、時間の経つのも忘れました。最後は「おっと、話が長くなってしまいました。本日は日向北紫雲閣の竣工、まことにおめでとうございました。株式会社サンレー様の益々の弥栄をご祈念申し上げます。それでは、乾杯!」と、乾杯の発声をして下さいました。


直会のようす

直会のようす

尾崎事業部長が締めました



直会では、美味しいお弁当をいただきながら、楽しい時間を過ごしました。
みんな新名宮司のお話しに度肝を抜かれたようで、直会でもその話で持ちきりでした。
新名宮司は、ペトログラフ研究の第一人者である吉田信啓氏とも懇意とか。吉田氏といえば、かつて小倉高校の教師を務められ、古代史研究家となってからは小倉ロータリークラブの会員にもなられていました。その縁で佐久間会長とも親しく、松柏園ホテルの庭園にある聖七枝樹のペトログラフを発見されたのも吉田氏です。吉田氏は大御神社の重要性に非常に注目しており、調査に来られたそうです。いや、思いもかけぬ方のお名前まで登場して驚きました。
最後は、尾崎事業部長の音頭でサンレー名物「末広がりの五本締め」を行いました。


「夕刊デイリー」10月27日号



なお、昨日の「夕刊デイリー」および本日の「宮崎日日新聞」に広告が掲載されました。
広告に協賛いただいた協力会社の皆様には心より感謝いたします。



この日向北紫雲閣の見学会が以下の日時で行われます。
【日時】 10月29日(水)、30日(木)、31日(金) 10:00〜17:00
また、イベントとして、式場見学、親族控室見学、祭壇の展示、返礼品の展示、葬儀・仏事相談、サンレー互助会相談などが行われます。さらに、特別イベントとして、野菜販売コーナー、抹茶カステラプレゼント(※3日間毎日先着300名様プレゼント)、にがおえコーナー、花・鉢販売、お茶の即売、落花生つかみどりなどが行われます。
そして、お楽しみ大抽選会では、空気清浄器、布団クリーナー、血圧計、体脂肪計などの豪華景品が3日間毎日当たります。空くじはありません!
ぜひ、多くの方のご来場をお待ちしております!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年10月28日 佐久間庸和