ミャンマー3日目

15日、バガンの「オーリュウムパレス」のコテージで目ざめました。
ホテルの庭園を散策し、朝食を済ませてコーヒーを飲んでいたら、空に気球が飛んでいました。気球の上から仏教遺跡群を見下ろしたら、どんなに素晴らしいことでしょうか!


早朝のホテル庭園からパゴダが見えました

モーニング・コーヒーを飲む

空に気球が飛んでいました

いつか気球に乗ってみたいです

わたしたちは、午前7時20分にホテルを出発し、ニャンウー空港へ向かいました。
8時25分発のヤンゴン航空(YH)910便で再びヤンゴン国際空港へ。


オーリュウムパレスのロビーで

ニャンウー空港にて



昨日同様に小さな飛行機でしたが、飛行中、ガタガタ音がするので少し怖かったです。
あと、上方の荷物入れの扉が開いたまま飛行したのには驚きました。
中に入れた荷物が頭上に落ちてきたりしたら危ないですね。


この飛行機に乗りました

なんと、荷物入れの扉が開いたままで飛行しました



ヤンゴンには9時45分に到着し、わたしたちは市内へ向かいました。
今日は、ヤンゴンの冠婚および現地事情視察の日です。
少し時間があったので、最初に現地のスーパー・マーケットに寄りました。


ヤンゴン市内のスーパーを訪れました

尼さんたちが買い物をしていました



コカ・コーラをはじめ、日本でも売られている商品の価格を見れば、この地の物価がよくわかります。店内は広く、ピンクの僧衣を着た尼さんも買い物をしていました。
非常にアヴァンギャルドなデザインのカップ麺も売られていました。わたしは、人気のあるミャンマーお菓子(雷おこし風の味)とミャンマーウイスキーをお土産に求めました。


道が非常に混んでいました

ヤンゴン市内を走る車



その後、わたしたちはレクチャー会場となるシャングリラホテルへと向かいました。
ところが、道が非常に混んでいて、バスがなかなか前に進みませんでした。
わたしは、この「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の第1回ミッションである韓国視察のときを思い出しました。あのときは超過密スケジュールに加えて、渋滞による遅刻の連続で肝が冷やしたものでした。この日、ヤンゴン市内を走る車の荷台には、多くの人が乗っていました。


ミャンマー冠婚レクチャーのようす

ミャンマーの披露宴のイメージ



12時から、シャングリラホテルの会議室でロマンティック社のウェディングプランナーから現地冠婚事情についてレクチャーを受けました。2011年の民政化以来、ウェディング企画会社が8社ほど生まれたそうです。わたしたちは、ミャンマーの結婚式披露宴の流れや価格などについて詳しく聴きました。その後は、シャングリラホテル内のレストランで昼食を取りました。


ミャンマー日本国大使館を訪れました



昼食後、14時から在ミャンマー日本国大使館を表敬訪問しました。
丸山市郎公使参事官、森井一成一等書記官が対応していただき、現在のミャンマーの概況についてレクチャーして下さいました。
わたしが「世界平和パゴダの支援をしています」と言うと、丸山公使はよくご存知でした。わたしたちは、バガンの仏教遺跡の壁画の修復プロジェクトについて意見交換し、互助会業界で何かお役に立てることはないかを話し合いました。


ミングンティピタカ僧院

三蔵法師たちの肖像写真が飾られていました

いざ、ミャンマーの披露宴会場へ!

ミャンマーの結婚披露宴

これがミャンマーの披露宴料理だ!



16時からは、ミングンティピタカ僧院を訪れました。
ここにはミャンマー仏教界の最高峰である三蔵法師の人々の肖像写真が飾られており、わたしもよく存じ上げているエンパラ大僧正の写真もありました。このミングンティピタカ僧院で、わたしたちは実際の結婚披露宴を視察しました。医師である新郎と看護師である新婦をお祝いし、最後は一緒に記念撮影に収まりました。



18時30分からは、チャトリウムホテル内のレストランにて日本貿易振興機構ジェトロ)との交流夕食会が開かれました。ジェトロヤンゴン事務所の高原所長がミャンマー経済についてレクチャーして下さいました。高原所長も、世界平和パゴダのことをよくご存知でした。高原所長いわく、ミャンマーの日本企業は2年半前には53社だったが、現在では195社になっている、2年半で約4倍に増えているそうです。ミャンマーの人々は人間性が素晴らしく、「人間の良さの世界ランキングを作ったら、おそらく1位だと思う」と言われていました。これまでニューヨークや上海の所長も歴任されたという高原所長は、「ミャンマーの人は最高です!」と断言されました。それを聴いて、わたしは心から嬉しかったです。明日はミャンマー滞在最終日です。たっぷり一日かけて視察をしてから、夜の便で日本に帰ります。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年10月16日 佐久間庸和