佐久間進(9)


八美道




言葉は、人生をも変えうる力を持っています。
今回の名言は、サンレーグループ佐久間進会長の言葉です。
佐久間会長はブッダの「八正道」ならぬ「八美道」という言葉を提唱しています。

わが人生の「八美道」

わが人生の「八美道」



佐久間会長は、著書『わが人生の「八美道」』(現代書林)の「まえがき」に書いています。
「八正道とは、みなさまもよくご存知のように、お釈迦様の言葉です。
お釈迦様が、人間の生き方として『八』の正しい道を示されました。
私は、自らの人生を振り返り、自分の人生をどう表現したらいいだろうか、と考えることがあります。果たしてお釈迦様が示された『八つの正しい道』を歩めただろうか? 精進努力を惜しんだつもりはありませんが、『八正道にはほど遠いなあ』と反省するばかりです。
では、自分の人生で何を目指してきたのか。人として、男として、夫として、父として、経営者として、業界のリーダーとして、自分は何を追い求めてきたのか。
美――『美しさだったかな』という思いに至りました。
礼法を学び、おじぎを極め、会社を興し、すべてが『美』を追い求めてきた気がします。
『正しいか、正しくないか』――私にはわかりません。
『美しいか、美しくないか』――これはわかりません。
『美』を唯一無二の基準にして、生きてきたような気が致します。
自然の美しさに学び、心の美しさに涙し、無理のない美しい流れを大切にしながら生きてきました。ささやかではありますが、その行いのすべてが、今日ある私の姿です。良し悪しは他人様に評価して頂きたいと存じます。
私は自分の生き方を『八美道』と名づけてみました。
まだ発展途上の私です。自らの道、『八美道』を今しばらく追い求めていくつもりです」


喜寿の祝い」の挨拶をする佐久間会長



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年7月26日 佐久間庸和