宇宙葬の仕掛人

今朝、北九州空港からスターフライヤーに乗って東京に来ました。
ブログ「第3回『孔子文化賞』の受賞者決定!」で紹介したように、29日17時半から板橋のホテルグランドパレスで第3回「孔子文化賞」授賞式が開催されますが、わたしも参列するためです。それに先立って15時から、紀尾井町ホテルニューオータニの「ガーデンラウンジ」で、ある方とお会いしました。


金本成生さん

タブレットを使って宇宙葬を説明



ブログ「宇宙葬」で紹介したエリジウムスペース社の事業開発担当役員で(株)スペースシフト社長の金本成生さんです。金本さんとお会いしたのは、26日に届いたメルボルン在住の死生学者である鈴木光さんからのメールがきっかけです。
「Dear President Sakuma」で始まった英文のメールは「Hello! I hope you are well.」の後、以下のような内容が書かれていました。
「今回、私が社長様に手紙をお書きしましたのは、アメリカのエリジウムスペース社の日本担当責任者であるカネモト・ナルオさんを紹介するためです。トマ・シベ氏は、昨年のはじめ、日本の葬儀業界に携わる人々とエリジウムスペース社との橋渡しをした方です。トマ・シベ氏は、社長の書かれた『ロマンティック・デス』にとても感動したようです。(私が書いた『死の価値』という本の中であなたの文章を引用しました)と同時に『ロマンティック・デス』を読んだ折に、月面聖塔は非常に興味深い葬儀のコンセプトであると感じました。
トマ・シベ氏も月面墓地に大変共感していることに私は本当に驚いています。
佐久間社長もおそらく同様に思われていることと存じます。もしよろしければ、カネモト・ナルオ氏にお会いになっていただけないでしょうか?」


エリジウムスペースの宇宙葬のチラシ(表)

エリジウムスペースの宇宙葬のチラシ(裏)



初めてお会いする金本さんは、まず想像していたよりもずっと若いので驚きました。なんでも39歳だそうです。鳥取生まれで、神戸大学在学中にIT関連企業を起業し経営していましたが、その後、宇宙ビジネスを手掛ける(株)スペースシフトを新たに立ち上げたとのこと。わたしは、金本さんからエリジウムスペースの宇宙葬の方法について詳しく説明を受けました。彼も大の宇宙好きだそうですが、聞くとウサギ年でした。やっぱり!


テレビでも大きく紹介された金本さん

新聞でも宇宙葬が紹介されました

エリジウムスペースの宇宙葬キット



金本さんは、エリジウムスペース社の日本の総責任者です。
昨年、同社の宇宙葬が日本上陸を果たしたときは、マスコミの取材も多く受け、テレビ出演などもされたそうです。そして、彼はエリジウムスペースの創業者であり、宇宙ビジネスのカリスマでもあるトマ・シベ氏がわたしに会いたがっておられると伝えられました。


金本さんと



そして、6月25日にパシフィコ横浜で開催される「フューネラルビジネスフェア2014」のセミナーで、わたしが講演させていただくことになっているのですが、なんとトマ・シベ氏本人がわざわざ来日して聴講される予定だそうです。その日、わたしたちは月面聖塔の実現をはじめとした様々な案件を話し合うつもりです。これは、楽しみになってきました。わたしたちの対話は専門誌の特集対談となり、さらには単行本化されるかもしれません。トマ・シベ氏は「月への送魂」を見学したいそうですし、わたしはエリジウムスペースの次回のロケット打ち上げには立ち会いたいと思っています。縁が縁を呼び、人が人を繋ぎ、いま壮大な物語が幕を開けようとしている予感があります。鈴木光さん、素敵なキューピッドになってくれて、ありがとう!



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2014年5月29日 佐久間庸和