三人会

15日の夜、2人の同級生と一緒に会食しました。
ブログ「中学の同窓会」で紹介したハローデイ社長の加治敬通君、ブログ「トップ保険サービス講演」で紹介した同社社長の野嶋康敬君です。野嶋君はブログ「人生の卒業式入門」で紹介したわたしの講演会にもわざわざ来てくれました。


野嶋君(左)、加治君(右)と



加治君は日新館中学の同級生で、野嶋君は小倉高校の同級生です。
そして、3人とも北九州予備校に通ったという縁もあります。
なんでも少し前に野島君が会長を務めている保険業界の団体が加治君を講師に招いたとか。その後、2人で飲む約束をしたところ、「そうだ、佐久間も誘おう!」ということになったそうです。そんな話を聞くと、かたじけなさに涙こぼるる思いですね。


このトラフグの白子を見よ!

海老御飯とお新香が絶品でした!

コースターには「感謝」の文字が・・・・・



お店は、野嶋君が愛用している「正菴」という日本料理店でした。
野嶋君からは「正菴の大将は年中料理のことばかり考えている人なので、きっと味にはご満足いただけると思います。当日は、どうかお昼を軽めにしてお腹を空かせて来て下さい」とのメールが事前に入っていました。グルメで知られる彼のこの言葉に「これは期待できるな」と思っていましたが、実際、見事な料理の数々でした。特に、焼餅と見誤るぐらい見事なトラフグの白子焼、それに海老御飯とゴマを大量にふりかけたお新香が絶品でした。



業種を超えたビジネスの情報交換をしようということで集まったのですが、そこは同級生、プライベートなことも含めて、さまざまな話題で大いに盛り上がりました。
もちろん、仕事論や人生論についても活発に意見交換しました。加治君は、スーパーのパート社員さんのモチベーションの上げ方について語ってくれました。これは、大変勉強になりました。わが社の互助会募集部門にも適用できると思うので、早速実践するつもりです。


地獄から這い上がってきた男たち



3人に共通していることは、「地獄から這い上がってきた」というか、最悪の時期に社長に就任し、そこから必死に会社を立て直してきたということです。もちろん、社長1人の力では会社は良くなりませんので、それぞれの会社の社員のみなさんの血の滲むような努力があったわけですが、それでも社長が「もうダメだ」と諦めてしまっては終わりです。
加治君にも野嶋君には「男としての自信」のようなものが溢れていると思います。



「絆」が時代のキーワードになっていますが、「きずな」という言葉の中には「きず」が入っています。これは、やはり同い年である「隣人愛の実践者」こと奥田知志さんからの受け売りですが、真の「絆」とは「傷」を共有している者同士にしか生まれません。最も「絆」のある人とは、戦友や被災者仲間ではないでしょうか。単なる遊び仲間には「絆」は生まれないのです。
その意味で、同じ苦労をしたわたしたち3人には「絆」があるのかもしれません。



ところで、2人とも大変な読書家です。つねに多くの本を読み、さらには人間学の総合誌致知」をテキストに自社で勉強会を開いているそうです。
野嶋君のトップ保険サービスなどは、なんと6時45分から『論語』や『孟子』を学ぶ勉強会を開いているというから頭が下がります。同年代の経営者の中には「ゴルフと彼女の話しかしない」馬鹿社長もいるようですが、真面目に前向きに学び続けている真摯な姿勢の経営者との会話は何ものにも代え難い至福の時間です。


二次会は「大田」でカラオケ♪



「正菴」を後にしたわたしたちは、二次会で「大田」というお店に向かい、そこのカラオケルームに入りました。「大田」のママさんは太田ゆう子さんといって、わたしたち3人が若い頃からよく知っているので、3人一緒に来店したことを非常に喜んでくれました。
ママさんは、また昼間の講演会にも来て下さったのですが、「今日の講演、素晴らしかったですよ。なんか感動して、涙が出ました」と言ってくれました。ありがたいことです。




「大田」のカラオケルームで、わたしたちは歌いまくりました。
最初に野嶋君が「一番野郎」(近藤真彦)、次にわたしが「蛍」(サザンオールスターズ)、続いて加治君が「ギンギラギンにさりげなく」(近藤真彦)を歌いました。2人と同じように、わたしもマッチを歌ってもよかったのですが、野嶋君が映画「永遠の0」を観て感動したので、ぜひ主題歌の「蛍」を歌ってくれとリクエストしてきたのです。
その後、わたしたちは主にサザンのナンバーを交互に歌いました。
時代を共有している同級生というのはカラオケの歌の好みなども似ているわけで、その意味でも、心から自然に楽しむことができます。やっぱり、同級生はいいもんです。


「大田」のママさんを囲んで



加治君から「マジンガーZ」や「ジングルベル」の抱腹絶倒の替え歌を教わった後、深夜にまで及んだわたしたちの「三人会」はお開きとなりました。
とても楽しかったので、今後も継続して「三人会」を続けていこうという話になりました。
次回は加治君が幹事になって、評判のお寿司屋さんを紹介してくれるそうです。
楽しみにしています。それにしても正月以来、ずっとスケジュールが立て込んでバタバタしていましたが、この夜は心からリラックスすることができました。
いやあ、やっぱり、同級生はいいもんですね!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年2月16日 佐久間庸和