神社の扉と焼カレー

ブログ「神弓奉納祭」に書いたように、11月4日、皇産霊神社弓道家の高城久恵先生がご自身の“命”でもある弓を奉納して下さる神事が行われました。わが社の社員もたくさん参列しましたが、高城先生ご一同様をお見送りした後、あるハプニングがありました。


外した扉が、なかなか収まりませんでした



神事のあいだ、神社の社殿の扉を外してあったのですが、それを戻そうとしたところ、どうしてもうまく入らないのです。何人もの社員が集まって力を合わせても、うまくいきません。首藤哲哉課長、國行昭年課長という東西の両横綱、祐徳秀信部長に石田恭一部長という東西の両大関が揃っても、ビクともしません。時間だけが、虚しく何十分も経過していきました。



このまま扉なしで帰るわけにもいきません。必ず、泥棒に入られます。
わたしは、「平成建設を呼ぼう!」とか「建て付けに詳しい橋本常務に電話で相談してみては?」とか「怪力無双の上信君を霧ヶ丘から呼んでみては?」、果ては「スマホで、ヤフー知恵袋を利用してみては?」・・・・・ことごとく的外れな提案をしましたが、みんなからは完全に無視され、ロンリーでした。もちろん、すべて冗談です。(笑)



そのうち、わたしの脳裏には「この扉は入れば、わが社は今年の予算を達成できるのではないか」という根拠のない考えが浮かんできました。逆に言えば、「扉が入らなければ、今年の予算は達成できない」ということになります。その考えは、時間を経るごとに、確信に近いものになってきました。わたしは、「どんなことがあっても、みんなで協力すれば出来ないことはない」と言って、「さあ、いくぞ。おりやぁぁぁぁぁぁぁ!!」と雄叫びを上げました。


これが門司港名物の「海峡焼カレー」だ!!



すると、扉は見事に収まり、喝采と大きな拍手が巻き起こりました。
首藤・國行の両横綱も、祐徳・石田の両大関も、東の関脇の片峯支配人も、西の小結の鳥丸課長も、西の前頭二枚目の松下君も、呼び出しの小林忠典さんも、ついでに着替えを済ませた行事の瀬津神職も、みんな汗びっしょりで、心なしか瞳は濡れていました。
総監督として見守り、激励し続けていたわたしも、ぐったり疲れました。
それを見ていた佐久間会長が、優しい笑顔で「みんな、よく頑張ったね。腹が減っただろう。帰りに、門司港名物の焼カレーを昼食に御馳走してあげよう」と言いました。



それから片付けを済ませて、一同は門司港の海峡プラザに向いました。
ブログ「仏教文化交流シンポジウム」で紹介した「旧大連航路上屋」の向かいの建物です。わたしたちは海峡プラザの展望レストランで、「海峡焼カレー」を食しました。
なんとフグのフライ付きで、贅沢で美味しい焼カレーでした。
それにしても、扉が閉まって本当に良かった!
これで、今年のサンレーグループは有終の美を飾れることでしょう。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年11月4日 佐久間庸和