全互連総会 in福島

6月4日、福島県いわき市で全互連の総会が開催されました。
全互連は互助会の全国団体ですが、わたしは副会長を務めています。
前日の3日から東京入りしていたわたしは、朝、赤坂見附のホテルから上野駅に直行。
午前10時発の“スーパーひたち15号”に乗りました。


JR上野駅にて

スーパーひたち15号に乗りました



12時過ぎに、いわき市に到着し、そのまま会場の「グランパルティいわき」に向かいます。
13時からの理事会の後、14時30分から第55回定時総会が開催されました。
全互連は、冠婚葬祭互助会の保守本流です。


会場の「グランパルティいわき」の前で

理事会が開催されたイタリア館



冠婚葬祭互助会とは、その名通りに「相互扶助」をコンセプトとした会員制組織です。
終戦直後の1948年に、西村熊彦という方の手によって、日本最初の互助会である「横須賀冠婚葬祭互助会」が横須賀市で生まれました。
そして、横須賀から名古屋へ、さらには静岡へと、全国に広まっていきました。
いわゆる「平安閣グループ」と言われている互助会集団が全互連なのです。


全互連・第55回定時総会のようす



全互連には「互助会訓」という5つの理念があります。以下の通りです。
1.全互連の責任ある一員という連帯の心
1.会員の手となり足になるという親切の心
1.幸せの輪をひろめようという努力の心
1.常に笑顔で応対するという感謝の心
1.互の幸せのためにという互助の心



東日本大震災後の日本には、相互扶助の精神が求められています。
冠婚葬祭互助会の根本精神は、まさに「相互扶助」にあります。
そして、互助会のルーツはきわめて日本的文化に根ざした「結」や「講」にさかのぼります。
「結」は、奈良時代からみられる共同労働の時代的形態で、特に農村に多くみられ、地域によっては今日でもその形態を保っているところがあります。
一方、「講」は、「無尽講」や「頼母子講」のように経済的「講」集団を構成し、それらの人々が相寄って少しずつ「金子」や「穀物」を出し合い、これを講中の困窮者に融通し合うことをその源流としています。このような「結」と「講」の2つの特徴を合体させ、近代の事業として確立させたものこそ、冠婚葬祭互助会というシステムなのです。
日本的伝統と風習文化を継承し、「結」と「講」の相互扶助システムが人生の二大セレモニーである結婚式と葬儀に導入され、互助会は飛躍的に発展してきました。
昨年の総会では、「通じ合う互助の心が日本を救う!」という言葉をスローガンとしました。まさに、互助会の精神である「相互扶助」が日本再生の鍵となっています。


懇親会のようす



総会後の懇親会では、全互連の仲間と大いに語り合い、大いに飲みました。
全互連の前会長である日本セレモニーの神田会長の音頭で乾杯しました。
あいプラン社長で「北海道の冠婚葬祭王」である新道・全互連会長をはじめ、「広島の冠婚葬祭王」であるユーアイ・ベルモニーの上田社長、「名古屋の冠婚葬祭王」である名古屋冠婚葬祭互助会の土、田社長、そして「姫路の冠婚葬祭王」である117の山下社長とも酌み交わしました。また、「静岡の冠婚葬祭王」である全互協の杉山会長とも、今後の業界のための話をさせていただきました。
このように、全国の「冠婚葬祭王」たちが福島に集結していました。
まさに、リアル「戦国武将会議」といった観があります。


ブロガーの中日映像・岸会長と



ブロガーとして活躍されている中日映像の岸邦晴会長にもお会いしました。
岸会長は早速、自身のブログである「岸邦晴のつれづれブログ」の「第55回全国互助会連盟(全互連)定時総会懇親会 イン いわき 2013」という記事をアップされ、トップにわたしとのツーショット写真を掲せて下さいました。岸会長といえば、わたしがブログを休止したときの記事「惜別 一条真也のハートフル・ブログ」、それからブログを再開したときの記事「お帰りなさい!一条真也の新ハートフル・ブログ」を書いて下さったときは心に沁みました。


サプライズ・ゲストとして登場したでケーシー高峰さん



また、懇親会ではサプライズ・ゲストとしてDr.ケーシー高峰さんが登場しました。
ケーシー高峰さんといえば、わたしが子どもの頃に一世を風靡した方です。
現在は、いわき市在住で自らも被災されたにもかかわらず、復興のためのさまざまな活動をされているそうです。今では相当の年齢になられていると推察されますが、相変わらずのちょっとエッチなギャクに会場は笑いの渦に包まれました。


宿泊先のホテルハワイアンズにて

カメハメハ大王の像の前で

魅惑のフラガールショー

フラガールは福島の希望そのものです



懇親会の後は二次会が開催されました。
二次会終了後は、宿泊先の「ホテルハワイアンズ」に向かいました。
チェックインをしてから、名物のフラダンス・ショーを楽しみました。
そう、映画「フラガール」で有名になった福島フラガールズたちのショーです。
彼女たちは、東日本大震災後の福島の希望そのものです。福島フラガールズの笑顔をながめながら、わたしは福島の人々に1日も早く平和な日常が訪れることを心より祈りました。
詳しくは、ブログ「フラガールショー」を御覧下さい。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。
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2013年6月5日 佐久間庸和