同窓会に行こう!

今日の「毎日新聞」朝刊に第9回目の「北九州発 ハートフル通信」が掲載されました。
今回のタイトルは、「同窓会に行こう!」です。



毎日新聞」5月31日朝刊



先日、わが母校である小倉高校の同窓会総会が開催されました。会場は高校の体育館ですが、わが社の松柏園ホテルが料理を、同じくわが社のハートピアが司会とコンパニオンを担当しています。それもあって、わたしは上座部仏教の祭典「パターン祭」の終了を待って、世界平和パゴダのある門司港から小倉高校のある日明へと直行したのです。



体育館に足を踏み入れると、1000人近くの同窓生の熱気に圧倒されます。卒業期の席に着くと、なつかしい顔が揃っていました。同級生たちと昔の思い出話をしたり、近況を報告したりしていると、あっという間に時間が過ぎます。
いつも思うのは、高校の同級生ほど気の合う存在はないということ。
なぜなら、出身地が同じ、年齢が同じ、加えて学力もしくはⅠQが同じくらい(?)ということで、三拍子が揃っているからではないかと思います。



当日は先輩や後輩、そして同級生たちが一堂に集まりました。
職業もさまざまで、会社の経営者もいれば、お医者さんも弁護士さんもいます。お坊さんや芸術家の先生だっています。日頃からお世話になっている顔見知りの方にばったり会って、母校が同じだと初めて知ることもしばしば。多くの方々とお話ししていると、「ああ、良いご縁に恵まれたなあ」としみじみ思います。



特に、今年は大きな話題がありました。
福嶋一雄先輩が「2013年野球殿堂入り」を果たされ、同窓生全員でそのお祝いをしたのです。伝説の投手・福嶋先輩の大活躍で、小倉中学・小倉高校は昭和22年春から6季連続で甲子園に出場、史上2人目の5試合連続完封で夏の大会を連覇しました。
甲子園の土を初めて持ち帰ったのも福嶋先輩ですし、PL学園の桑田真澄が登場するまでは甲子園での最多勝記録の保持者でした。わたしたちは、万雷の拍手で福嶋先輩の殿堂入りを祝しました。福嶋先輩は、総会後に開かれた懇親会で乾杯の音頭を取られました。わたしは直接、「誠におめでとうございます」と先輩に申し上げました。



同窓会総会の最後は、校歌を全員で合唱します。校歌を歌うと全員の心が一つになったようで、いつも胸が熱くなります。中には、涙を流している大先輩もおられます。
母校の校歌を歌うとき、わたしは「学縁」というものを強く感じます。
そういえば、わたしが当番幹事長を務めた17年前のテーマは「縁」でした。
みなさんも、ご自分の母校の同窓会の案内が来たら、ぜひ参加されて下さい。
きっと、普段は忘れている大切な何かを思い出されることと思います。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年5月31日 佐久間庸和