客員研究員会議

15日の朝、スターフライヤーに乗って久々に東京に来ました。赤坂見附のホテルにチェックインしてから、西新橋の「COMS虎ノ門」に向かいました。ここで、14時からアジア冠婚葬祭業国際交流研究会の第5回研究会が開かれ、副座長として参加したのです。


アジア冠婚葬祭業国際交流研究会のレジュメ

婚姻・離婚件数の推移



4月末の中国ミッションから戻って最初の研究会ということで、小谷みどり、山田慎也両氏による報告がありました。小谷氏の話からは、中国が離婚大国であること、その原因は夫婦がダブル不倫をすることなどが報告されました。わたしは、小谷氏に「離婚の慰謝料、子どもへの養育費などは払うのですか?」などを質問しました。


「中国の葬送儀礼と死者の記念化」

中国の葬送儀礼について学ぶ



また、山田氏からは「中国の葬送儀礼と死者の記念化」というテーマで興味深いお話をいただき、特に「死者の表彰」のメディアが遺灰から遺影へ変わったこと、さらには中国国民を「永遠化」する主体が宗教(神)から国家に変わったことなどが説明されました。山田氏は、多くの画像をパワーポイントに映して説明してくれました。わたしは、「人間を永遠化するのには、宗教的空間の問題が重要ではないか? 東京で直葬が普及したのには、ひとつは東京の土地不足が原因ではないか?」などと質問しました。


CORI客員研究員の名札

客員研究員会議の議事次第



続いて16時過ぎからは、同書で「冠婚葬祭総合研究所」の客員研究員会議が開催されました。わたしは、この会議には九州国際大学客員教授 一条真也」として参加しました。冒頭、双日総合研究所の吉崎チーフ・エコノミストから「『サザエさん』の波平は54歳で、フネは52歳です」という話があり、54歳になったばかりのわたしは非常に動揺しました。
それから、わたしは上智大学グリーフケア研究所との連携、日中韓の冠婚葬祭レポートの作成、そして2025年の大阪万博での「万博婚」および「天国の塔」のコンセプト立案を提案させていただきました。


懇親会で板前さんが魚を・・・



客員研究員会議の終了後は、西新橋の割烹へ場所を移し、懇親会が開かれました。
美味しい和食のお店でしたが、途中で板前さんが新鮮な魚をたくさん盛った器を持ってきて、「みなさんは、どの魚がいいですか?」と注文を聞かれたのには驚きました。
わたしは金目鯛の煮付家をお願いしましたが、とても美味しかったです。
白ワインや冷酒も美味しく、ちょっと飲み過ぎてしましました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年5月15日 佐久間庸和