合同厄除け祝い


ブログ「節分祭」で紹介した神事に続いて、松柏園ホテルで「合同厄除け祝い」が開催されました。ずっとわが社の恒例行事として定着していた行事です。
7年前からは、「隣人祭り」として、わが社の社員以外の方々も参加されています。


祝辞を述べました



もう御存知の方も多いでしょうが、わが社は「隣人祭り」をはじめとした隣人交流イベントに力を入れています。2008年から本格的にスタートしましたが、2015年は600回以上開催しました。おそらく、わが社は日本でもっとも地域の隣人が集う「隣人交流イベント」あるいは「地縁再生イベント」の開催をサポートしている組織だと思います。
本家のフランスをはじめ、欧米諸国の「隣人祭り」は地域住民がパンやワインなどを持ち寄る食事会ですが、そのままでは日本に定着させるのは難しいと考え、わが社がサポートするイベントでは、季節の年中行事や通過儀礼などを取り入れています。たとえば、花見を取り入れた「隣人さくら祭り」とか、雛祭りを取り入れた「隣人ひな祭り」、七夕を取り入れた「隣人たなばた祭り」、秋の月見を取り入れた「隣人祭り 秋の観月会」、クリスマスを取り入れた「クリスマス隣人祭り」といった具合です。そして、節分を取り入れた「隣人祭り 合同厄除け祝」も同じです。これは、日本発のオリジナル隣人祭りのひとつなのです。




今回の「合同厄除け祝」には、9名の厄除け者が参加しました。
司会者による「開会の辞」の後は、厄除け者入場、そして、厄除け者紹介が行われます。厄除け発起人代表挨拶は前年の厄除け者が務めますが、今年は小倉紫雲閣の福冨裕副支配人が立派に務めました。それから、日本舞踊の名取であるサンレー営業推進部の倉尾とも子ブロック長による「ご祝儀舞」がありました。


「呪い」と「祝い」について話しました



それから、わたしが登壇して、サンレー社長として祝辞を述べました。
ブログ「節分に厄を祓う理由」ブログ「なぜ節分に厄を祓うのか」などで紹介したように、前日の2日は節分の意義を全国に発信しました。わたしは、なぜ「厄除け」と「祝い」が結びつくのかということを話しました。「祝い」の反対語は「呪い」です。「呪い」も「祝い」ももともと言葉が「告(の)る」つまり「言葉を使う」という意味であり、心の負のエネルギーが「呪い」であり、心の正のエネルギーが「祝い」ということです。「呪い」を解く最高の方法とは、このような「厄除け祝い」をはじめとする祝い事なのだと述べました。


記念品と恵方巻きを贈りました



挨拶の後で、厄除け者に記念品を贈呈しました。
いつも記念品は男性がベルト、女性が傘で、男女ともに松柏園特製の恵方巻きも贈られます。今回は男性のみだったので、みなさんに超高級ベルトをお贈りしました。


厄除け者の幸福を祈ってカンパイ!



それから厄除け者による「大盃の儀」が行われ、次々と酒を飲み干す姿に会場が大いに沸きました。その後、株式会社スズキ設計の鈴木崇正社長による乾杯の音頭を合図として、今夜の祝宴が華やかにスタートしました。



わたしは、いろんな方々とお酒をついだりつがれたりしながら、大いに語り合いました。
今夜はけっこう寒い夜でしたが、参加者の熱気で会場がヒートアップしました。
その後はカラオケタイムで、さまざまなアトラクションが登場しました。
最初に丸島園の丸嶋三兄弟が槇原敬之の「どんなときも」を歌いました♪
三人の息がピッタリ合って、だんご三兄弟みたいでした。
それから、サンレーの営業所軍団が歌って、最後は「祝!厄除」の横断幕が飛び出しました。そして、紫雲閣チームが見事なハーモニーでSMAPの「世界で一つだけの花」を歌いました♪ 


渋々とステージに上がる

怪しい奴が「天下布礼」ビーチタオルを届けてくれた!

観念して仕方なく歌いだす♪

歌っているうちに盛り上がってきました

どや、かかってこんかい!

ああ、また歌い上げてしまった・・・・・・



最後は、わたしのカラオケでした。わたしは怪しい奴が届けてくれた「天下布礼」ビーチタオルを羽織って、ブログ「祭りのあと」で紹介した桑田佳祐のナンバーを歌いました。
数多くの名曲を誇る桑田ナンバーの中では「通好み」の歌といった感じですが、しみじみとした味わいのある名曲です。よく考えたら、サザンや桑田のバラードにはどれも「祭りのあと」のような切ない哀愁が漂っているように思います。「祭りのあと」の歌詞は、冒頭の「情けない男でごめんよ♪」から「愚にもつかない俺だけど♪」、「夜汽車に揺れながら♪」、「眠れない街に愛する人がいる♪」、「お前だけが死ぬほど好きさ♪」といったように、正直言ってダサいフレーズのオンパレードなのですが、そのダサさが最高にカッコいいのです。



厄除け者のカラオケ大会の後は、お礼の挨拶です。
今回は、株式会社丸島園の丸嶋宗紀社長が厄除け者一同を代表して挨拶しました。
男三人兄弟の長男である丸嶋社長は、見事な挨拶をしました。


厄除け者による御礼の挨拶

中締めの挨拶をする橋本常務

最後は、「末広がりの五本締め」で

送賓のようす

上機嫌の佐久間会長



最後は、サンレー名物「末広がりの五本締め」です。
この「人間関係を良くする魔法」は、全国的にもすっかり有名になりました。
今夜は、サンレー北九州本部の橋本洋介常務がしっかりと締めてくれました。
厄除け者のみなさん、今夜は誠におめでとうございます。
これからの活躍に大いに期待していますよ!



終了後、わたしは鍛治町にある料亭「和楽」へと向かいました。
ここで、人間国宝である今泉今右衛門さんを囲む会が開かれていたのです。
月の織姫」こと染織家の築城則子さんから連絡を受けていたので、わたしも遅れて参加させていただきました。カウンターで今右衛門さんのお隣りに座り、いろいろとお話(仕事の話も含む)をさせていただきました。二次会のスナックでは、例によってサザン縛りのカラオケ対決。まことに楽しい夜でした。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年2月3日 佐久間庸和