6才と18才の写真

小倉昭和館」といえば、創業76周年の名画座で、かの松本清張も愛したことで知られる映画館です。洋画・邦画・そしてヨーロッパ・アジアのミニシアター系作品を2本立てで上映しています。ブログ『キネマの神様』で紹介した原田マハさんの小説に登場するような「これぞ、名画座!」といった感じの映画館です。詳しくはブログ「小倉昭和館」をお読み下さい。


その小倉昭和館で、今度、ブログ「 6才のボクが、大人になるまで。」で紹介した映画を上映するそうです。6才の少年が18才になるまでを同じ俳優で描いた作品で、ベルリン映画祭の銀熊賞(監督賞)を受賞しました。「NYタイムス」は、この映画について「21世紀に公開された作品の中でも並外れた傑作の1本」と評しています。米映画評集計サイトのRotten Tomatoesでは驚異の高評価100%を記録しているとか。「6才のボクが、大人になるまで。」の原題は「Boyhood(少年時代)」です。


6才のボクが、大人になるまで。」の映画パンフレット



さて、ブログ「旦過市場から昭和館へ」に書いたように、5月4日に小倉昭和館で日本映画「さよなら歌舞伎町」と「百円の恋」の二本立てを観たのですが、そのとき、館主である樋口智巳さんにお会いしました。数日後、樋口さんからお電話があり、「6才のボクが、大人になるまで。」の上映を記念して写真展を開催したいとのお話がありました。そこで「北九州の著名人の6才と18才の写真を展示したいので、ぜひ佐久間社長の写真もお借りできませんか?」との依頼を受けました。わたしなど著名人でも何でもありませんが、「愛する小倉昭和館のお役に少しでも立てるなら」と、実家の倉庫に入ってアルバムを探し、6才と18才のときの写真を選んでみました。恥ずかしながら紹介させていただきます。(#`ε´#ゞ 照れるぜっ!


6才のときのボクです

ボク、松柏園ホテルに住んでました!



6才の写真は、建て替える前の松柏園ホテルで撮影した写真です。その頃、わたしは松柏園の中に住んでいたのです。どうも誕生日祝いか何かの写真のようで、オシャレをしています。
うふふ、自分で言うのも何ですが、けっこう可愛い坊やでしょ?
この後、いろいろ苦労するとも知らずに無垢な笑顔を見せています。(苦笑)


18才のときのタキシード姿

18才のときの着物姿



また、18才の写真は高校の卒業パーティーか何かで生まれて初めてタキシードを着た写真と、もう一枚、父である佐久間進会長の大島を着た写真です。それにしても、ずいぶんとスリムなことに驚きます。もう35年も前ですから信じられない思いです。髪型は、近藤真彦か吉川晃司でも意識していたのでしょうか? 今となっては謎です。( ̄▽ ̄;)アハハ…



わたし以外の方では、北九州市北橋健治市長、お笑い芸人の芋洗坂係長、それにマラソン元オリンピック選手などが予定されているとか。とても楽しみですねぇ。
できれば、リリー・フランキーさんや平野啓一郎さんにも登場してほしいです!
また一般の方々からも写真を募集されるそうで、「“6才のボクが、大人になるまで。”上映記念写真展」というチラシには以下のように書かれていました。
「5月30日(土)より上映致します『6才のボクが、大人になるまで。』の上映を記念し写真展を当劇場で行います。『6才のボクが、大人になるまで。』は6才の少年とその家族の変遷の物語を、同じ主要キャストで12年に渡り撮り続け、第64回ベルリン国際映画祭で監督賞を受賞した画期的な作品です。同時上映『あと1センチの恋』は6才から幼なじみの男女の青春時代を描いたラブストーリーです。今回“6才のボクが、大人になるまで。”写真展を開催するにあたり、6才の頃の写真と18才頃の写真を募集致します。また北九州の著名な方々にも協力頂き、写真をご披露頂きます。映画で綴られる12年間、写真が語る12年間、それぞれの軌跡をお客様ご自身の思い出と共に楽しんで頂きたいと思います」



■期間
  2015年5月30日(土)〜6月19日(金) 3週間  ※上映期間中
■上映作品(2本立て)
 ●「6才のボクが、大人になるまで。
    (2014年/アメリカ/上映時間:2時間45分)
 ●「あと1センチの恋
    (2014年/ドイツ・イギリス/上映時間:1時間43分)
■展示会場
  小倉昭和館(1)号館ロビー
   北九州市小倉北区魚町4−2−9  TEL:093−551−4938


同時上映の「あと1センチの恋」も面白そうです。
わたしも、上映されたら早々に観に行くつもりです。
それにしても、いつもながらに同じテイストの作品をカップリングする樋口館主のセンスには脱帽です。見事な「6才」つながりになっているではありませんか!
北九州周辺にお住まいのみなさんは、ぜひ小倉昭和館に足をお運びいただき、わたしの思い出写真を御覧下さい。また、ご自身の6才、18才の写真をぜひ一緒に展示されませんか?



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年5月22日 佐久間庸和