天下布礼日記1000本!

東京に来ています。雨がしとしと降っていて、けっこう寒いです。
14日は、朝から全互連の監事監査、正副会長会議、理事会などが行われます。
さて、ブログ「新ハートフル・ブログ1000本!」で紹介したように、「一条真也の新ハートフル・ブログ」が先日1000本を達成しました。そして本日、この記事をもって当ブログの1000本目の記事となります。ささやかなカウントダウンを行っていたのでご存知の方もいることでしょう。


佐久間庸和の天下布礼日記」の最初の記事



2010年のバレンタインデーに「一条真也のハートフル・ブログ」がスタートしました。以来、930日間、1日も休まずに続けてきました非常に長文の記事も多く、文章量はかなりのボリュームになりました。しかしながら、思うところあって、2012年8月31日に休止しました。ちょうど2000本目の記事を書き上げた日でした。



その後、やむにやまれぬ事情があって番外編の記事をいくつかUPしました。
しかし、「本格的にブログを再開してほしい」との声が多く寄せられました。そして、2013年のバレンタインデーの日、「一条真也の新ハートフル・ブログ」と「佐久間庸和の天下布礼日記」の2つのブログを同時に開始しました。いわば、ブログの二刀流ですね。



一条真也のハートフル・ブログでは、さまざまなテーマで多くの記事を書いてきましたが、ちょっと、なんというか一条真也佐久間庸和が混在した部分がありました。
自分では使い分けているつもりでしたが、気づかないうちに難しくなっていたようです。
それで、これからは一条真也佐久間庸和の色分けをきちんと区別して書き分けることを決意し、ブログの二刀流を開始したのです。




2本の「へっぽこ二刀流」ブログは、のんびりと書いていくつもりでした。
しかしながら、気づくと、1年半以上も毎日更新を続けていました。ブログ「ブログのペースを落とします」に書いたように、旧ブログの休止日から2年目となる昨年の8月31日に意図的に更新を中断したこともあります。まあ、その後も、ほぼ毎日更新していますけど・・・・・・。
一条真也の新ハートフル・ブログ」をスタートしてから、今日で786日目です。前回の「一条真也のハートフル・ブログ」では、なんと401日目での1000本達成でした。しかしながら、「一条真也の新ハートフル・ブログ」が今月5日にすでに1000本を達成していますので、結局、わたしはブログ再開から2000本以上の記事を書いたことになるわけですね。



アクセス数が増えるにしたがって、影響力も出てきたようで、今ではさまざまなキーワードで検索すると上位にわたしのブログ記事が紹介されています。本や映画の場合でも同じで、タイトル名で検索すると、わたしのブログ記事が最上位で驚いたことが何度もあります。
ブログは、だいたい1000本を超えると、シナジー効果が生まれるそうです。
そのことは、すでに旧ハートフル・ブログで経験済みです。
この「佐久間庸和の天下布礼日記」も、さらに多くの方々に読まれるかもしれません。



以前、わたしはブログというものが苦手でした。正直に言うと、今でも違和感があります。
特に、「匿名ブログ」というものには根本的に不信感を抱いています。自分の名前や立場を隠して他人を誹謗中傷する「匿名ブログ」について、哲学者の故池田昌子氏は、著書『私とは何か』(講談社)で「憎悪や嫉妬、揶揄や中傷、すなわち人間の感情の低劣な部分ばかりが、まるで汚物をこそ好んで群がる蝿の群のように、そこに集まってくる」と述べています。
なんでも、日本には異常に匿名ブログが多いそうです。
しかし、欧米では実名で自分の意見を表明するというのがブログの目的です。
わたしも、きちんと自分の正体を明かして、意見を表明してみたいと思ったのです。



ちなみに匿名ブロガーというのは、アクセス数が増えると色気や欲が出てくるようで、ブログの単行本化やコメンテーターとしてメディアへの登場を夢見る者もいるようです。しかし、そこが大きな落とし穴で、ほとんどの匿名ブロガーはそこで正体がばれるようですね。わたしは「それなら、最初から本名で書けばいいのに!」などと思ってしまうのですが・・・・・・。
いずれにしろ、今は相手が匿名ブロガーだろうが、2ちゃんねらーだろうが、名誉棄損で告訴することが可能な時代です。「非道を知らず存ぜず」という上杉謙信公の名言のように、いたずらに他人を誹謗中傷することは慎んだほうがよろしいでしょうね。



さて、この「佐久間庸和の天下布礼日記」は、いわゆる社長ブログです。
ですから、わたしが経営する株式会社サンレーの理念や活動についても大いに書いてきました。天下、つまり社会に広く人間尊重思想を広めることがサンレーの使命です。
わたしたちは、この世で最も大切な仕事をさせていただいていると思っています。これからも冠婚葬祭を通じて、良い人間関係づくりのお手伝いをしていきたいものです。また、わたしが大学で教壇に立つのも、講演活動を行うのも、本を書くのも、さらには庸軒として道歌を詠むのも、すべては「天下布礼」の一環であると考えています。


本名で上梓した『ホスピタリティ・カンパニー』(三五館)



そして、「礼業」および「ホスピタリティ・カンパニー」をめざすサンレーの本業は冠婚葬祭互助会。いま、冠婚葬祭互助会の社会的役割と使命が問われています。
わたしは、互助会の役割とは「良い人間関係づくりのお手伝いをすること」、そして使命とは「冠婚葬祭サービスの提供によって、たくさんの見えない縁を可視化すること」だと思います。そして、「縁っていいなあ。家族っていいなあ」と思っていただくには、わたしたち冠婚葬祭業者が本当に参列者に感動を与えられる素晴らしい結婚式やお葬儀を1件、1件お世話させていただくことが大切だと思います。


隣人祭り・秋の観月会」にて



その上で、互助会が「隣人祭り」や「高齢者介護」や「グリーフケア」などの新しい社会的価値を創造するイノベーションに取り組めば、無縁社会を克服することができるのではないでしょうか。「豊かな人間関係」こそは冠婚葬祭業のインフラであり、互助会は「有縁社会」を再構築する力を持っています。わたしたち日本人が心豊かになるためには互助会の存在は不可欠であると、わたしは心の底から信じています。
互助会のサンレーの社長としても、このブログでは発言していきたいと考えています。


創立記念式典での社長訓示のようす



このブログでは、サンレーという会社の雰囲気も伝えていければと考えてきました。
旧ハートフル・ブログを開始して以来、思わぬ効果がありました。わが社の社員のみなさんが、社長であるわたしの考え方をよく理解してくれるようになったのです。
これまでも、社長訓示であるとか、社内報でのメッセージなどにおいて、ずいぶん社内向けのメッセージは発してきたつもりです。でも、それらとは比べ物にならないほど、ブログの効果は絶大でした。みんな、わたしのブログを読んで、わたしの考えや想いを知り、理解し、あるいは共有してくれるようになりました。


本社社員旅行の宴会で



まあ、わたしの居場所が明らかになってしまうのと、私生活が少々知られてしまうデメリット(笑)を除けば、ブログというのは本当に社長と社員のコミュニケーション手段として優れていると思います。また、各種の朝礼、責任者会議、進発式、懇親会、忘年会、新年会、社員旅行などの社内行事についても、ブログに思い出の写真を掲載すれば、みんなの「こころ」がひとつになります。


新年祝賀会で甲冑姿になる



もちろんブログを書くことだけがわたしの仕事ではありません。
わたしは、ブログ中毒でもネット中毒でもありません。
来るサンレー創立50周年のさまざまなプロジェクトに向けてますます忙しくなっています。
あくまでも無理のないペースで、このブログを続けていくつもりです。
というわけで、今後とも、「天下布礼日記」をよろしくお願いいたします!


これからも、よろしくお願いいたします!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年4月14日 佐久間庸和