50周年プロジェクト会議

小倉ロータリークラブの例会が開かれたリーガロイヤルホテル小倉からサンレー本社に戻ったわたしは、14時から開催された「50周年プロジェクト会議」に出席しました。
おかげさまで、来年の11月18日に株式会社サンレーは創立50周年を迎えます。そのために多くのプロジェクトが企画されており、そのキックオフ会議を開いたのです。


会議開始直前のようす

突然、ナタを持ったジェイソンが会議室に乱入!

ジェイソンの登場に仰天する人々

雄叫びをあげるサイコ野郎(撮影:鳥丸課長)

撮影していた鳥丸課長を捕えるジェイソン



会議にはさまざまな部署から一騎当千の精鋭が集められ、さながら会議室は「梁山泊」の雰囲気でした。全員が揃い、後は社長を待つだけとなりましたが、そのとき突然ドアが乱暴に開け放たれ、なんと奇怪な仮面をかぶった男が入ってきました。男は手に血だらけのナタを持っており、「悪い子いねがー?」とか「悪い子どこだー?」などと叫びながらナタを振りかざしました。会議室は騒然となり、パニック状態になりました。最後に、仮面男は写真撮影をしていた秘書室の鳥丸耕一課長を捕え、「なにを撮ってやがる!」と言いながらナタを突き刺しました。
あわれ、鳥丸課長の「ギャーッ!」という悲鳴が会議室中に轟きました。


そのままジェイソンが議長席に着席

ホッケーマスクを取ると、正体はわたしでした(笑)



仮面男はそのまま会議の議長席を着席し、ホッケーマスクを取りました。
中から出てきたのは世にも見目麗しい美男子でした、というのは冗談で(笑)、わたしが出てきました。今日が「13日の金曜日」であることから同名のホラー映画の主人公“ジェイソン”に扮してみたのです。ホッケーマスクとナタは事前にアマゾンで求めました。(苦笑)
もちろん、すべては冗談であり、会議参加者もみんな爆笑していましたので、どうか「サイコ野郎」とか「パワハラ社長」などと野暮なことは言わないでいただきたい!(笑)


50周年プロジェクトの意義を話しました



会議が正式に開始されて、わたしは次のように挨拶しました。
「なぜ、わたしがこんなジョークをブチかましたかというと、遊び心の大切さを知ってほしかったからです。今日は各部署から精鋭が集まっていますが、どうも表情に硬さを感じます。そんなにカンカン頭にならずに、会議では柔軟な発想で自由な発言を期待します。50周年記念イベントにおいても、どうか遊び心を忘れずに企画をお願いしたいと思います」


50周年プロジェクト会議のようす



それから、わたしは次のように言いました。
「おかげさまで、わが社も来年で50周年を迎えます。50といえば、『論語』では「知命」の年とされます。わが社には「人間尊重」というミッションがありますが、50周年という大きな節目にあたり、創業以来、サンレーが堅持してきた『人間尊重』という原点を再確認すると共に、これからのサンレーの果たすべき新たなミッションを探り、それを記念事業として形にすること。これらのことが何よりも大切です。すなわり、わが社の初期設定とアップデートの両立です」



そして、50周年の基本理念として「知命=ミッション・カンパニー」を掲げました。
また、その主要テーマは以下の3つです。
(1)創業理念を再認識し、社員全員の志気を高める
(2)お客様、地域社会への感謝をカタチにする
(3)これまでの実績、企業姿勢を効果的にPRする


ミッション・カンパニーを目指そう!



わたしは、50周年記念事業の意義を熱心に語り続けました。
しかし、冒頭で大きなジェイソン・インパクトを受けた参加者たちは、最後まで放心状態のような印象を受けました。ちなみに、ジェイソンの襲来で一番怖がっていたのは事業開発課の首藤哲哉課長で、一番笑っていたのは北九州紫雲閣の青木博総支配人でした。
なお、もし会議に佐久間進会長か橋本洋介常務が出席していたとしたら、今日のパフォーマンスは多分やらなかったでしょう。(苦笑)ともかく、ブログ「戦国武将会議」で紹介した会議以来の、サンレー半世紀の歴史に残る珍会議となりました。(笑)



じつは、このブログ記事をアップすることには迷いがありました。
ペンネームで書いている「一条真也の新ハートフル・ブログ」ならば、すべてはシャレで済むでしょうが、当ブログは本名で書いている社長ブログだからです。
もうすぐ4月になって大量の内定者が入社してきますが、この記事を読んだ内定者が「なんという怖ろしい会社なんだ!」とか「こんな、ふざけた会社なんて!」とショックを受けたり、さらには入社を辞退するような事態になることを懸念したのです。



そのことを秘書室の織田祐子さんに語ったところ、彼女は「そんなユーモアがわからないような人は入社しなくてもいいじゃありませんか!」と毅然と言い放ちました。さらには、「わが社に内定した学生さんなら、きっと社長のユーモアを理解できるはずです!」とも言いました。
いやあ、さすがは織田さん! 剣道の有段者だけあって、いいことを言いますな。
その一言で、わたしはこの記事をアップする決心がついたのでした。はい。
しかしながら、この記事を東京に住んでいる長女が読んだようです。
翌日、長女から「何遊んでんの?」というメールが来ました。ぎゃふん!




*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年3月13日 佐久間庸和