孔健講演会


26日(月)の朝、北九州空港からスターフライヤーで東京に飛びました。この日は、わたしが会長を務める全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の今年最初の理事会および経営者研究会が開催されるのです。場所は、亀戸にある結婚式場「アンフェリシオン」です。


講師控室で孔健会長と



まずは13時半より、正副会長会議が開催され、理事会に先立って事前に打ち合わせをしました。それから、14時から理事会です。今年初めての開催とあって議題が多くかったです。わたしは「あけましておめでとうございます。昨年6月に会長に就任しまして、正直まだ実感が湧きませんが、今年もどうぞよろしくお願いいたします」と挨拶した後、業界をめぐる諸問題について会議を進行しました。


講師は孔子の子孫でした!



理事会の終了後、15時30分から「経営者経営研究会」が開催されました。
この日の講師は、「孔子の子孫」こと世界孔子協会の孔健会長です。
演題は、「経営に役立つ論語の人間学について」でした。


経営者経営研究会のようす

孔子について語る孔健会長



孔健会長は、孔子直系の第五家系藤陽戸75代当主として生を受けました。
孔子家では物心がつくと同時に学問を叩き込まれるそうで、孔健会長も4歳のときから祖父より『論語』をはじめとした「四書五経」を学んだといいます。


「礼」について語る



孔健会長は「礼」についても大いに語られました。
「中国では礼は軽んじられているが、日本では重んじられている」「日本は世界で最も礼を大切にする国である」、さらには「冠婚葬祭業に従事されているみなさんは儒者である!」と言って下さいました。わたしをはじめ、参加者全員が深い感銘を受けました。


仁義礼智信」を語る





「人間の幸福とは、いったい何か」と問う孔健会長は、儒教の五大徳目である「仁義礼智信」について語られました。いくらお金があっても、高い地位や権力を持っていても、それらは本来の人間の幸福とは無縁です。他人に受け入れられず、自己中心的な世界でしか生きられない人間は不幸です。人間の幸福とは、物質面でも精神面でも、自分自身が「素晴らしい」と心から感じるものを追い求めることです。そして、そのことが世のため人のために役立つならば、こんなに素晴らしい人生はありません。孔健会長は、は、「孔子は、こんな人生を理想とし、そのために正しい自分観、人間観、世界観を育むことの意味を教えたのです」と述べまられました。経営者として、人間として、大切なことを教えていただいた講演会でした。
孔健会長、素晴らしいお話をどうもありがとうございました。



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2015年1月26日 佐久間庸和