日向北紫雲閣起工式

5月14日の11時から宮崎県日向市で、新しい紫雲閣の起工式が行われました。
宮崎で5番目、全国で58番目となる紫雲閣の名前は「日向北紫雲閣」です。


起工式のようす

本日の式次第



起工式を主催されたのは、川口建設株式会社さんです。
神事は、地元を代表する神社である大御神社の新名光明宮司にお願いしました。
君が代」のさざれ石があるという由緒ある神社の宮司さんの祝詞は素晴らしかったです。


宮司による清祓の儀のようす



地鎮祭では、土地の四隅に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場とします。祭場の中には木の台(八脚台という)を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ)を立てて祭壇とします。神籬とは、大榊に御幣・木綿を付けた物です。これに神を呼ぶのです。


わたしが刈初の儀を行いました



さらに祭壇には、酒・水・米・塩・野菜・魚といった「供え物」を供えます。
そして、「地鎮の儀」が行われます。今日は、わたしが「刈初の儀(カマ)」を行いました。「エイ、エイ、エーイ!」と大きな声で刈りました。それから、サンレー宮崎の尾崎文俊事業部長が「穿初の儀(クワ)」を、川口建設の土居洋祐社長が「斎鋤の儀(スキ)」を行いました。


玉串奉奠を行いました

厳粛な神事でした


続いて、玉串奉奠です。わたし、尾崎事業部長、地主関係代表として和光産業の児玉雄二社長、川口建設の土居社長の順で行いました。
地鎮祭は、「安全祈願祭」「鎮地祭」「土祭り」「地祭り」「地祝い」などとも呼ばれます。


儀式は魂を活性化させます

神酒を拝戴しました


いつも思うのですが、紫雲閣で行われる葬儀は、いわゆる「仏式葬儀」と呼ばれるものがほとんどですが、これは純粋な仏教儀礼ではありません。日本の「仏式葬儀」には儒教の要素が大きく入り込んでおり、いわば「仏・儒合同儀礼」ともいえるハイブリッド・セレモニーなのです。しかし、その舞台であるセレモニーホールを建設する際には、神道による「地鎮祭」が執り行われるというのが面白いですね。やはり、仏教や儒教に関わる儀式の舞台を作る上でも、その土地の神様(氏神)に土地を使わせていただくことの許しを得なければならないのです。ここに、わたしは日本人の「こころ」が神道・仏教・儒教の三本柱によって支えられていることを痛感します。


施主挨拶をしました



その後、大御神社の新名宮司の発声で神酒拝戴しました。
みんなで神酒を頂いてから、最後はわたしが施主挨拶をしました。
わたしは、「やはり儀式というものは人間の魂を活性化させてくれます。最期のセレモニーである葬儀においても、故人の御魂をお送りさせていただくことはもちろんですが、残された人々の魂にエネルギーを与えてくれると思います。


葬儀によって皆様を幸せにさせていただきたい!



また、わたしはブログ「親と子、死者で生者」に書いた大久保選手のサプライズと韓国沈没船犠牲者の遺族の自殺が続いているという話題に触れ、「葬儀がなかったら、人類は自殺の連鎖で滅亡していたのではないでしょうか。生者は死者から支えられて生きています。わたしどもは、葬儀によって皆様を幸せにさせていただきたいと本気で願っております」と述べました。


日向北紫雲閣のイメージパース



さらに、わたしは「今年は全国で8つの紫雲閣をオープンする予定ですが、この地に建設することは長年の念願でした。環境の良い素晴らしい土地柄ですし、何よりも弊社の会員様が多くいらっしゃる地域だからです。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています。最後に、何は置いても、工事は安全第一でお願いします」と述べました。
日向北紫雲閣は、9月中旬にオープン予定です。


起工式の後、直会を行いました

みんなでお弁当をいただきました



起工式の終了後は、マリエールオークパイン延岡に場所を移して、直会を行いました。
みんなで、たくさんの御馳走が入ったお弁当をいただきました。
今度は、日向北紫雲閣の竣工式に延岡を訪れる予定です。



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2014年5月14日 佐久間庸和