禅のよろこび

今日は金曜日なので、ロータリーのある日です。
小倉ロータリークラブの会員であるわたしは、風邪のためマスクをして例会に参加しました。ショボくれたわたしのマスク姿を見ると、松本篤幹事(司法書士ロイヤー合同事務所代表司法書士)が「ありゃ、わたしの風邪が佐久間さんに伝染りましたか」と言いました。


本日の例会のようす



ブログ「テーブル炉辺会」に書いた9日の宴会でご一緒したとき、松本さんは大風邪を引かれていたとか。同じく炉辺会に参加していた二村会長も、翌日から体調を崩されました。
そういえば、わたしも炉辺会の翌日から喉が猛烈に痛くなりました。
なるほど、原因は松本さんだったんですね・・・・・。これで謎が解けました。



さて、親睦委員であるわたしが「FELLOWSHIP」のタスキを身につけて受付前に立っていると、NHK北九州放送局の村益局長が「佐久間さんに折り入ってお願いがあるのですが・・・」と声をかけてこられました。NHK局長からの思わぬアプローチに、わたしは「もしかして、紅白歌合戦の審査員になってほしいとの依頼では?」という考えが脳裏に浮かんで身構えましたが、実際はまったく違う話でした。(苦笑)



なんと、12月12日(木)に行われる小倉クラブの「年忘れ・年末家族夜間例会」において、村益局長が自慢のギターを披露されるので、ぜひわたしにボーカルを務めてほしいとの依頼でした。その曲は、桑田佳祐の「祭りのあと」! 以前、わたしが新会員歓迎会の二次会でカラオケで歌っているのを聴かれ、「この人となら、やれるかも」と思われたとのこと。



村益局長のお誘いを、わたしは「望むところです!」と快諾しました。NHK局長のギターを伴奏に歌えるなんて得難い機会ですし、ここで満足のゆくパフォーマンスができれば、将来の紅白出演にもつながるかもしれません。いや、やっぱり、つながらないか?(笑)
いずれにしても、来月12日までに喉の調子を整えておかなければ!


昼食はカツカレーでした



それはそうと、今日の昼食はリーガロイヤルホテル小倉特製のカツカレーでした。
わたしは、例によって「負けてもカツか・・・」とつぶやきながら食べました。(苦笑)
例会がスタートして、「会長の時間」も「幹事報告」が行われました。
二村会長も松本幹事も体調が優れないということで元気がなく、時間も短めでした。
急激に寒くなって世間一般としても風邪が流行しているのでしょう。
わたしのEテーブルも参加者が少なかったですが、今日は入会されたばかりの小倉競馬場の重松裕之場長の向いに座って、色々お話しました。重松場長は明治大学の柔道部出身で、ボランティアで明大柔道部監督を6年間も務められたそうです。なんと、あの小川直也を指導したこともあり、小川選手と一緒にオリンピックにも行かれたとか。
重松場長の後任の明大柔道部監督が、なんと吉田秀彦だそうです。
重松場長ご自身は柔道七段だそうで、52歳の若さで驚異的な高段位ですね。
ちなみに、わが社の佐久間進会長も七段教士ですが、佐久間会長は78歳ですから。
今日は、重松場長とたっぷり柔道の話ができて、楽しかったです。


卓話は「禅のよろこび・居士禅入門」でした



さて、今日の卓話は、ムクノ歯科医院の向野明甫院長による「禅のよろこび・居士禅入門」でした。小倉東ロータリークラブの会長も務められた向野院長とは、わたしも以前から面識があり、「佐久間さん、ぜひ北九州の人たちに『論語』を教えてあげて下さいよ」などと言われています。向野院長ご自身も大変な読書家で求道的な方ですが、「向野実道」のお名前で宗教法人人間禅:鎮西坐禅道場の道場長も務めておられます。
同道場の公式HPには、次のような向野道場長からの挨拶があります。
「鎮西坐禅道場の歴史は古く、私たちの道場は、創立以来、本年で86年にもなります。人間禅は、禅の修業を目指した方が、僧籍に入ることなく自由に禅に親しみ、修行することによって、人間性を高めよりよい人生を送ることを目的とした団体です。お蔭様で、大変素晴らしい環境に恵まれ、禅の正しい法脈を嗣いだ老師のご指導を頂きながら、臨済宗系の坐禅道場として、会員一同「正しく、楽しく、仲のよい」人生と社会を目指して研鑽を積んでおります」



それでは、「人間禅」とは何でしょうか。
公式HPの「人間禅とは」には、「人間禅は、明治のはじめに山岡鉄舟中江兆民高橋泥舟らの先駆者が、白隠禅師よりつづく正しい法脈を継いだ鎌倉円覚寺管長の今北洪川老師を東京に拝請し、人材育成の為に一般社会人を対象(居士禅)として始めた修禅の会『両忘会』に源を発しています。この両忘会は、一時期中断を余儀なくされましたが、第二次世界大戦後に円覚寺の釈宗活老師の法嗣の耕雲庵立田英山老大師によって、男性も女性も区別無く修行出来る一般社会人の為の禅、人間形成の禅として、その名を『人間禅』と改め、再興されました。これが人間禅の歴史です」と書かれています。


禅から学んだこと



向野院長のお父上は小倉ロータリークラブのメンバーだったそうで、最初はその思い出の写真が紹介されました。それから本題に入り、「禅とは何か?」という禅僧の問いに対する老師の答えをもとに「禅」の真髄が説明されました。
「禅とは何か?」の問いに対して、老師たちは何と答えたか。「何にもならん」「当たり前」「馬鹿になれる」「悟るところではなく、捨てに来るところだ」などの答えを述べたそうです。


ゲノムの説明もあり、わかりやすかったです

坐禅の仕方」が勉強になりました



向野院長は、ゲノムやスティーブ・ジョブズの話なども織り込みながら、とてもわかりやすく禅について解説して下さいました。特に、「坐禅の仕方」についてのお話が勉強になりました。
最後は、歯科医でもある向野院長は「健康は、貴方が自分におくる最高の贈り物」という言葉を教えて下さいました。風邪を引いている今、わたしには、この言葉が骨身に沁みます。
おそらく、二村会長、松本幹事のお二人も同じでしょう。
ロータリーの卓話は、さまざまな分野の方のお話が聴けて、勉強になります。
向野院長、今日は、ためになるお話をありがとうございました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年11月15日 佐久間庸和