久々の例会出席


今日の小倉は大変暖かく、車の中の気温は27度もありました。暑いので、カー・クーラーを入れました。今日は金曜日なので、わたしは、小倉ロータリークラブの例会に参加しました。
心なしか出席者が少なかったですが、わたし自身も久々の例会出席です。


本日の例会のようす



ブログ「小倉5ロータリー合同例会」ブログ「観桜会」で紹介した行事には参加しましたが、通常例会ではブログ「真のリーダーとは?」で紹介した2月10日の例会以来、じつに2か月以上のブランクです。この日は、会報・雑誌委員会の委員長として写真撮影担当の日でしたので、万難を排して参加しました。



敬愛する二村ソングリーダーの名指揮で、ロータリーソング「奉仕の理想」を歌うと、なんだか心が安らかになる感じがしました。また、仲良しの合馬会員が「地区研修・協議会報告」の進行役を務めましたが、素晴らしい名進行でした。
合馬会員の顔を見ると、幸せな気分になります。



ニコニコでは、原田ポストガバナーが「佐久間さん、『人生の修め方』を読み終えました。大いに感心いたしました」というメッセージを寄せて下さいました。感激です。週報を見ると、合馬会員からも先週のニコニコで、「佐久間さん、『人生の修め方』のご出版、おめでとうございます」とのメッセージをいただいていました。みなさん、本当にありがとうございました。
「地区研修・協議会報告」では、対外広報の問題が取り上げられ、「ネットなどを活用して対外広報に励んでほしい」という要望が紹介されました。わたしの周囲にいた数人の方から、「うちのクラブは、佐久間さんのブログがあるからバッチリだね!」と言われ、大いに恐縮しました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年4月14日 佐久間庸和

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 

連載100回達成記念に、過去の「ハートフル・ブックス」をご紹介しています。
第52回目は、「サンデー新聞」2012年6月2日号に掲載されました。
わたしは、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾著(角川書店)を紹介しました。


「サンデー新聞」2012年6月2日号



数々のベストセラーを生んだ東野圭吾のファンタジーです。
本書は、あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店の物語です。そこには驚くべき正体がありました。ラストでは、人知を超えた真実が明らかになります。



「回答は牛乳箱に」「夜更けにハーモニカを」「シビックで朝まで」「黙祷はビートルズで」「空の上から祈りを」という5つの作品からなる短編集としても読めますが、 実際は長編として全ての話が最後には繋がっていきます。ラストに向かって各エピソードが収束されていくスピード感はかなりのものです。



タイトルの「ナミヤ雑貨店」は、郊外の寂れた住宅地にあるシャッターが下りたままの古びた雑貨店です。でも、その雑貨店は時間を超える不思議な場所なのです。その店に入ると、過去のある時代にタイムスリップしますが、過去の空間は家の中だけで、外に出た瞬間に現在に戻ってしまいます。



そうです、なかなか、ややこしい構造なのです。すでに閉店してから年数が経っている雑貨店のシャッターが閉まっていますが、なぜか悩みの相談が書かれた手紙が、小窓に投函されます。たまたまその店には、泥棒三人組が忍び込んでいました。彼らは現代人なのですが、タイムスリップしているために過去の人からすると未来人となります。



この三人組は、さまざまな相談者からの手紙を受け取り、それなりに真剣に答えます。そして時空を越えるもう一つの空間である牛乳箱に手紙を入れることで、過去の人々とつながりを持つのでした。 ちなみに、主人公の3人組も含めて、あらゆる登場人物が「丸光園」という児童養護施設と繋がっていきます



本書には、ナミヤ雑貨店のおじさんが相談の返事として書いた手紙の数々の名言が出てきます。親が商売に行き詰まり、家族で夜逃げしなければならなくなった中学生に宛てた手紙の最後には、「どうか信じていてください。今がどんなにやるせなくても、明日は今日より素晴らしいのだ、と」の文字が・・・・・・。



あれ、この言葉って、どこかで聞いた気が? そう、桑田佳祐の名曲「月光の聖者達〜ミスター・ムーンライト」の歌詞の一節ですね。この言葉は本書全体を貫くメッセージにもなっています。なんでも、著者は桑田サンの大ファンで、お二人の間には親交があるそうです。
今日よりも素晴らしい明日を求めるすべての人に、本書をおススメします。



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2017年4月14日 佐久間庸和