宇宙に行ってみたい!

11日、「サンデー毎日」2017年4月23日号が発売されました。
表紙は「くまモン」で、「熊本地震から1年」を特集。がんばれ、熊本!!
わたしは同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第76回目のタイトルは、「宇宙に行ってみたい!」です。


サンデー毎日」2017年4月23日号



4月12日は「世界宇宙飛行の日」です。ソ連が世界初の人を乗せた人工衛星ヴォストーク1号を打ち上げたのが1961年の4月12日で、これを記念する記念日です。このとき、ユーリ・ガガーリンが人類で初めて宇宙に行き、「地球は青かった」との名言を残しています。その20年後の81年4月12日には、NASAスペースシャトル「コロンビア」が初めて打ち上げられています。これはヴォストーク1号の偉業を意識したわけではなく、当初の打ち上げ予定から2日延期された偶然の結果だそうです。



大のSF好きのわたしは、宇宙飛行のロマンに憧れてやみません。
かつて、地球の重力圏から脱出することなど絶対に不可能だとされていました。
すなわち、学識のある物理学者の教授たちが、57年にソ連スプートニク1号が軌道に乗る1年ほど前までは、こんなことは問題外だと断言し続けてきたのです。
しかし、その4年後の61年には、ガガーリンの乗った有人宇宙船ヴォストーク1号が打ち上げられ、人類最初の宇宙飛行に成功しました。



さらに69年にはアポロ11号のアームストロングとオルドリンが初めて月面に着陸したのです。ここに、古来あらゆる民族が夢に見続け、シラノ・ド・ヴェルジュラック、ヴェルヌ、ウェルズといったSF作家たちがその実現方法を提案してきた月世界旅行は、ドラマティックに実現したのです。気の遠くなるほど長いあいだ夢に見た結果、人類はついに月に立ったのです!



最近、わたしは「宇宙葬」を紹介するテレビ番組に出演し、宇宙への想いを大いに語りました。拙著『ロマンティック・デス〜月を見よ、死を想え』(幻冬舎文庫)がアメリカの宇宙葬関係者のバイブルになっているというので、インタビュー取材を受けたのです。そこで、わが社が提案する「天空葬」や「月面葬」についての説明を行い、さらには宇宙への熱い想いを語りました。宇宙葬もいいですど、できれば生きたまま宇宙に行ってみたいです!


サンデー毎日」2017年4月23日号の表紙



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年4月11日 佐久間庸和