全互連新年行事

東京に来ています。ブログ「焼肉を食べながら、SMAPについて考えた」で紹介したように、18日の夜、六本木で焼肉を食べました。そのせいか、風邪が良くなったように思います。19日、わたしは前日に引き続いて亀戸へ向かいました。会長を務める全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の新年行事が結婚式場「アンフェリシオン」で開催されるからです。


アンフェリシオンの入口

全互連新年行事のスケジュール



まずは13時から正副会長会議、14時から理事会が開かれました。
理事会冒頭の会長挨拶では、ブログ「有終の美を飾らないということ」ブログ「北九州市成人式」の内容などについて話しました。
理事会終了後、15時15分からは「経営者経営研究会」が開催されました。
講師はNPO法人ベースボールスピリッツ理事長の奥村幸治氏で、テーマは「プロ野球チームにみる強い組織の作り方〜職場で活かすチームワークとマネジメント〜」です。奥村氏はオリックスブルーウエーブ、阪神タイガース西武ライオンズなどで打撃投手を務められた方で、イチロー選手が210安打の大記録を達成したときのバッティング・ピッチャーでした。


経営者研究会のようす



奥村氏のお話は興味深い内容でしたが、イチロー選手や「マー君」こと田中将大投手のエピソードよく出てきました。それを聴いて、わたしは
ブログ「ヤンキース観戦」で紹介した試合を思い出しました。2014年9月、わたしは全互連の仲間たちと一緒にニューヨーク視察に行きましたが、21日の日曜日にヤンキースタジアムを訪れました。その日、右肘じん帯の部分断裂で故障者リスト(DL)入りしていた「マー君」ことがブルージェイズ戦で75日ぶりに復帰登板し、イチロー選手も2本のヒットを放ったのです。


素晴らしい講演をされた奥村氏



イチロー選手がヒットを打ったときは試合後に階段を上るとき必ず右足から上り、下りるときは必ず左足から下りる習慣があるというのも非常に興味深い話でした。
それを聴いてわたしは、その習慣はイチロー選手にとっての「ジンクス」というよりも「セレモニー」であると思いました。儀式には「かたち」によって「こころ」を安定させるという機能がありますが、まさにそれだと思いました。自分なりに編み出したマイ儀式によって、イチロー選手はメンタル・コントロールをしているのではないでしょうか?



奥村氏の講演では、イチロー選手の偉大すぎる逸話がたくさん披露されました。
数え切れないほどのイチローの偉業の中でも、わたしが最も感銘を受けたのは、毎晩のように晩酌しながら、イチローは必ずビール1杯、ワイン1杯で止めておいたという事実でした。
講演後の質問コーナーで、わたしは「イチローさんはあまりお酒が飲めないのでしょうか? それとも、飲もうと思えばいくらでも飲める、本当はお酒が好きなのに、あえて1杯で止めておいたということですか?」と質問しました。下らない質問でしたが、奥村氏の答えは後者でした。恐るべきイチロー選手の意志の力に驚嘆しました。わたしも、ぜひ見習いたい!(苦笑)


新年賀詞交換会のようす

冒頭に会長挨拶をしました



17時からは新年賀詞交歓会でした。冒頭、わたしが会長挨拶をしました。
登壇したわたしは、「新年明けましておめでとうございます。全互連会長の佐久間でございます。皆様方には、すがすがしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。本日は、ご多忙の中を、全国冠婚葬祭互助会連盟の新年賀詞交歓会に、多数のご臨席を賜りました。誠に有難うございます。また、日頃から経済産業省をはじめ互助会保証株式会社、全日本冠婚葬祭互助協会など関係機関の皆様方にはご指導を賜り、改めて厚く御礼申し上げます。年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます」と述べました。


明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願い申し上げます!



また、業界を取り巻くさまざまな問題に言及した後、「全互連加盟互助会の皆様におかれましては、業界発展のためにも『消費者ファースト』の対応をしっかりお願いいたします。会長としての任期中は、皆様方と一致団結してこの難局を乗り越え、業界発展のために努めてまいりたいと考えておりますので、皆様方におかれましては、今後ともご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。最後に、全互連加盟互助会各社の皆様方の益々のご発展と関係者各位のご健勝をお祈り申し上げ、わたしの新年の挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました」と申し上げました。


ステーキが絶品でした



その後、互助会保証の藤島社長、全互協の井辺専務理事の来賓挨拶を頂戴し、新道前会長の音頭で乾杯しました。乾杯後は楽しい歓談の時間となりました。アンフェリシオンの美味しい料理も堪能しました。特に、ステーキが絶品でした。
賀詞交歓会の途中で全互連のヤング・リーダー9人が登壇し、自己紹介を行いました。
いずれも素晴らしい青年ばかりで、わたしは「彼らがいれば、全互連はこの先、何十年も安泰だな」と思いました。未来に光があることほど幸せなことはありません!



最後は山下副会長の中締めの挨拶があり、一本締めでフィナーレを迎えました。
そして、お開きの後、小泉相談役(日冠会長)の提案により、全員で記念撮影しました。
全互連は、冠婚葬祭互助会業界の保守本流であります。今年は6月に、互助会発祥の地である横須賀で総会を開催しますが、「縁」や「絆」の重要性が叫ばれている今こそ、地域社会に深く根差した全互連各社の役割は大きいと思います。素晴らしい仲間たちのいるわたしは本当に幸せです!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年1月19日 佐久間庸和