九州ブロック総会

15日、一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助会協会(全互協)の九州ブロックの第97回総会に参加するため、博多へ向かいました。ブログ「大陥没事故現場へ!」で紹介したように、JR博多駅前の大陥没事故で通行止めになっていた道路が、15日午前5時に通行再開していましたので、現地を視察してきました。野次馬ではありませんよ!


大陥没事故の現場にて

RITZ5の前で



会場の結婚式場「RITZ5」には正午前に到着。12時から、昼食を取りながら九州ブロックの拡大理事会を開催しました。今回から、わたしは6年ぶりにブロック長を拝命しています。事務局長はわが社の松田哲男取締役です。


儀式論

儀式論

この日は、全互協の齋藤斎会長も参加して下さいました。
齋藤会長が社長を務められているベルコさんからは拙著『儀式論』(弘文堂)に大量のご注文をいただきましたので、心からの御礼を申し上げました。業界随一の読書家として知られる柴山文夫社長率いるラックさん、互助会政治連盟会長である吉田茂視社長率いるメモリードさんをはじめ、九州ブロック加盟の複数の互助会からも注文が入りました。さらには版元である弘文堂から、日本セレモニーさんや日冠さんより大量注文が入ったとの連絡が入りました。嗚呼、徳は弧ならず必ず隣あり! みなさん、本当にありがとうございます!


司会を務めた松田事務局長

サンレー勢も多数参加!



続いて、13時半からは九州ブロック総会を開催しました。メモリード、セルモ、ラック、日本フェニックス、サニーライフ、ユウベルをはじめとする九州の有力互助会のオーナーや社員の方々が一堂に会しました。もちろん、わが社、サンレーも多数で参加しました。冒頭、セルモの安田会長が「開会宣言」を行い、続いて熊本地震の支援への感謝の辞を述べました。同じく熊本で被災したユウベルの上田副社長も感謝の辞を述べました。思えば、前回の九州ブロック総会は今年の4月13日に開催されました。そこで災害支援機構システムについても話し合われたのですが、皮肉にもその翌日、熊本地震が発生したのでした。


ブロック長挨拶のようす



それから、わたしが登壇し、ブロック長の挨拶を行いました。
わたしは、「全互協九州ブロック長の佐久間でございます。本日は、お忙しい中を、九州ブロック総会にこのように多数ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。また、九州経済産業局の橋本課長様をはじめ、ご来賓のみなさまにおかれましては、ご公務多忙中にもかかわりませず、わざわざご臨席賜りまして誠にありがとうございます」


世の中、何が起こるかわかりません!



それから、わたしは以下のように述べました。
「世の中、何が起こるかわかりません。アメリカ大統領選ではまさかの結果が出ましたし、博多駅前には大きな穴が開きました。10年後には、今ある約半数の仕事が消えると言われていますが、仕事がなくなるのは、その仕事の価値が大きく下がるからです。そして、その原因としては3つあります。(1)供給過剰、(2)技術革新、(3)消費者の行動の変化です。
人口が減少し、寺院も神社もどんどん消えていくと言われています。互助会も消えるのでしょうか。もちろん、業界の再編成は必ずあるでしょう。しかし、わたしは冠婚葬祭互助会業界は絶対に消えないと考えています。なぜなら、儀式を行うことは人間の本能に根ざしているからです。儀式とは人類の行為の中でも最古のものです。ネアンデルタール人も、現生人類(ホモ・サピエンス)も埋葬をはじめとした葬送儀礼を行っていました。人類最古の営みといえば、他にもあります。石器を作るとか、洞窟に壁画を描くとか、雨乞いの祈りをするとか。しかし現在、そんなことをしている民族はいません。儀式だけが現在も続けられているのです。最古にして現在進行形ということは、儀式という営みには普遍性があるのではないでしょうか。ならば、人類は未来永劫にわたって儀式を続けるはずです。そして、日本人が儀式を行う受け皿が冠婚葬祭互助会ではないでしょうか?」


本日のテーマについて説明しました



さらに、わたしは以下のように述べました。
「本日の総会では、全互協の新しい取り組みである、2つのテーマについて説明会がございます。1つは「オーダーメイド型契約約款」、もう1つは『独居者等支援協定』についてです。それ以外の理事会報告でも、みなさま方1社1社に賛否アンケートの提出がある『新セーフティネット』、また、『自主規制団体化』、『情報公開』、『解約手数料裁判』などの重要テーマもございます。これらの案件が齋藤会長の強いリーダーシップのもとで進んでいるわけですが、後ほど齋藤会長ご自身からもお話があります。今日は、わたしもしっかりと勉強させていただきたいと思っております」


どうぞ、よろしくお願い申し上げます!



そして最後に、わたしは以下のように述べました。
「本日のブロック総会がみなさまのご協力によりまして、滞りなく終了いたしますように、また、九州ブロックがさらなる発展に向けて邁進できますように、ご期待申し上げまして、わたくしの挨拶とさせていただきます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます!」


挨拶を拝聴する理事の人びと



その後、「全互協会長挨拶」として齋藤会長の挨拶、「ご来賓挨拶」として経済産業省 九州経済産業局 産業部消費経済課の橋本課長、互助会保証株式会社の藤島社長、日本割賦保証株式会社の知久多社長より御挨拶がありました。


柴山前ブロック長に感謝状を贈呈

牧山前事務局長へ感謝状を贈呈

3人で記念撮影しました



それから、感謝状贈呈です。わたしは、ブロック長として、前ブロック長の柴山文夫様、前事務局長の牧野昭広様に感謝状をお渡ししました。


議長として議事を進行しました

議案が滞りなく採決されていきました



そして、いよいよ議題に入りました。わたしが議長に選出され、登壇して議事を進行しました。九州ブロック平成27年度決算報告・28年度計画、および全互協理事会報告、その他についての議案が滞りなく採決しました。


全互協事務局による「説明会」のようす

二大テーマについて詳しく説明しました

積極的に質問するサンレー

「閉会の辞」を述べる守屋社長


15時40分からは全互協事務局による「説明会」です。全互協の二大テーマである「オーダーメイド型契約約款について」、「独居者等支援協定について」の説明が2時間にわたって詳しく行われました。参加者一同、真剣に耳を傾けていました。学ぼうとしない企業、向上心のない企業に未来はありません。わがサンレー勢も積極的に質問していました。最後は、日本フェニックスの守屋社長による「閉会の辞」がありました。


懇親会の冒頭にも挨拶しました

50周年を目前にした心境を述べました



18時からは、九州ブロック懇親会が開催されました。
わたしはブロック長として冒頭に挨拶し、以下のように述べました。
「6年ぶりにブロック長を拝命し、無事に最初の総会を終えることができて安心いたしました。じつは、あと3日、今月18日に弊社は創立50周年を迎えます。わたしも社長に就任して15年が過ぎました。弊社は15年前にこの業界から退場するかもしれませんでしたが、なんとか今日までやってこれました。なんとか、50周年を迎えられそうです。それもこれも、ひとえに業界のみなさま、特に九州ブロックのみなさまの温かい励ましがあったからだと心より感謝いたしております。本当に、ありがとうございました。全互協には多くのブロックがありますが、九州ブロックは最高だと思います。ぜひ、これからも西から風を吹かせて、業界全体を活性化させましょう!」


カンパ〜イ!

懇親会のようす

佐久間室長とともに藤島社長を囲む


その後、懇親会では業界の大先輩方とお話しさせていただきました。
大いに情報交換、意見交換をさせていただきました。
とても有意義な時間を過ごすことができました。


山根会長の中締めに挨拶で檀上へ呼ばれる

藤島社長と50周年祝いの握手を交わす



中締めは、西生活互助センターの山根会長にお願いしました。
山根会長はステージに上がるなり、「明るく楽しい山根です!」と言い放ち、会場の人々の度肝を抜きました。
それから、「あと3日で50周年を迎えられるサンレーさん、上がってきて下さい」と言い、わたしがステージに呼び込まれました。
さらに「保証会社の社長さん、いろいろ苦労された末に50周年を迎えられるサンレーさんに対して一言お願いします」と言われました。
藤島社長は「50周年、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。本当に良く頑張られましたね、素晴らしい!」と言って下さいました。それを聴いたとたん、わたしは全校生徒の前で校長先生から褒められた小学生のような幸せな気分になりました。そして、檀上で藤島社長と固い握手を交わし、胸がいっぱいになりました。
最後は、山根社長による「一本締め」で終了しました。
九州ブロックのみなさま、今夜は本当にありがとうございました!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年11月16日 佐久間庸和